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保護猫はロシアンブルー3【名前をつけたよ編】

ロシアンブルーの保護猫、ぐりの日常を写真と共にお伝えします。

保護されてから飼い猫になるまでのいきさつ、第3話目です。(1話目2話目)我が家へきてから、とりあえず警察へ拾得届を出し、動物病院で健康診断を済ませました。

今回は“ぐり”と名前をつけたときのお話を書こうと思います。

我が家のネーミングセンスについて

猫を保護して3日目。
そろそろ名前をつけようか、という話になる。
夫婦+息子3人(中学生2、大学生1)で意見を出し合った。

私はネーミングセンスがない。
この猫を迎える前にも小動物や昆虫は飼っていて、名付け親になったこともある。
飼ったのはハムスターやクワガタ、カブトムシなどなど。
ハムスターは3匹ほど飼った。

1代目のハムスターは「ミルク」、2代目は「プリン」。
これらは当時小学生だった子供たちが名付けた。
3代目は私が名付け親だったが、その名前はあろうことか「さばお」だった。

色合いが、スーパーで売っている切り身のサバに似ていたからだ。

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息子たちは「おもしろーい」と言ってその名前に決まったのだが、息子の友人たちは名前を聞いて明らかに失笑していた。
理由を聞いたところで失笑に変わりなし。

だから猫の名前は子供たちに任せようと思っていた。
飼うとなれば長い付き合いになるであろう猫の名前を、失笑されるようなものにしてはならない。(動物病院で名前を呼ばれるときになかなか恥ずかしいことは、さばおで経験していた)

でも息子が3人いるうちの、次男のカブトムシの名前は
「アレクサンドル」だった。
一抹の不安――。

飼育箱にマジックでデカデカと名前を書いて玄関先に置いていたから、恐らく来訪者は二度見していただろう。
遺伝だとしたら申し訳ないと思う。

猫はグレーの単色で、模様など身体的な特徴があまりなかったので色に絞って名前を考える。三男がわりと早い段階で、「フランス語で、グレーのこと“ぐり”って言うんだって」と発言。

この一言で、一発で決まった。
絵本の“ぐりとぐら”みたいでかわいいし、何よりマトモだし。
こうしてこの日から猫の名前は“ぐり”になった。

再び動物病院の門を叩く

ぐりが我が家へ来て一か月ほど経った。
だんだん家にも慣れてきた様子で一安心。
そんなある日、仰向けに寝転んでいるぐりを見て違和感を覚えた。
「左右の前脚の太さが違うような‥。左の方が太い??」

息子たちにも聞いてみたところ三男が、
「うちに来たときから、左前脚になんか小さいキズみたいのあったよ」
そういえば、そんなこと言ってたな…。

病院で聞き忘れてしまった。
明日になって腫れるようなら病院へ行こう。

そう思っていた次の日。

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もう100%病院行き決定です。

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尋常でない腫れ方‥。
野良時代の古傷だろうか?
もしくは家に来てから怪我した??
どこで??

ハテナマークだらけだったが、とりあえず病院の予約をする。
午後から予約が取れたので、午前中は待機することに。

もちろん、ぐりも気になるのでずっと腫れた部分を舐めている。
「舐めすぎるのも良くないって聞いたことある‥」

そこでぐりが手を舐め始めたらオモチャで遊んだり、オヤツをちょっとずつあげたりして気を逸らすが、気付くと前脚を舐めている。
「早く午後になれ‥!」

お昼前、すごい勢いで前脚を舐めているぐりを発見し、
「舐めたらダメだって!もうちょい我慢して…」と言いながら近寄ると、アレ?前脚がシュッとしてる‥。

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さっきまでグローブかメロンパンみたいだったのに!
膿が出てきて、それを舐めてたんだ。
それでも傷が心配だったので、念のため動物病院へ診察に。

先生曰く、
「あー、そうだね、膿は突然ドバっと出てきたりするから。ほとんど出てるみたいだけど一応、抗生物質の注射打ちましょうか?」
ということで、注射お願いしました。

傷の原因は結局今でもよくわからないけど、家の中から出していなかったし、恐らく野良時代に少しあった傷をどこかにぶつけて膿んでしまったのかな?と思う。

「あまりに舐めすぎるようならエリザベスカラーだね」と先生に言われたが、とりあえず様子見することにして帰宅した。

ここにきてトイレ問題

傷もなかなか良くなってきて、舐めていた部分は少し毛が抜けたけれど順調に回復してきていた。
ちょうどその頃、何故か今まで上手にできていたトイレができなくなってしまう。

粗相する場所は、主に旦那の布団…。
「なんで?なんでオレの布団だけ‥」と嘆く旦那。
カワイソウ。(でも自分の布団じゃなくて良かった)

思えばぐりがはじめて我が家へ来たとき、旦那は泊まりの出張でいなかった。ぐりから見たら、旦那は新入りなのかもしれない。

それにしても最初はトイレでしていたのに、なんでなんだろう?
猫飼いの先輩である高校時代からの友人に相談した。

「猫、かわいいよ!絶対飼った方がいいよ!!」
と力説していた友人で、私が「猫飼ったよ!」と写真付きで報告したら、
「何なの‥何なのこの王子は!!!」
とLINEで絶叫した友人だ。

家に遊びに来てもらい、トイレチェックをしてもらう。
「なるほど。トイレが小さいね!ぐりちゃん、意外と胴長だから狭くて嫌なんだと思うよ。あと砂ね。砂がデカイ。トイレに流せるタイプの砂、人間は便利だけど猫は鉱物系の細かいのが好きな子が多いよ!」

さすがセンパイ‥。「大きいトイレに買い替えなきゃ?」と聞くと、
「衣装ケースの蓋とったやつで十分!うちの子はそうしてる。下にシート敷いてね」

なるほど!
ということで友人に言われるがまま、衣装ケースと鉱物系の砂、トイレ用シートを購入。そしたら粗相がほとんどなくなりました!
たまにしてましたけどね、旦那の布団に‥。

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最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は、警察からの知らせが来るまでの3か月間の思いなどを書いていこうと思います。

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