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マイストーリー#5カルチャーショック

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マイストーリーは3部作で書こうと思っていましたが、書いていると色んなことが思い出され、ついつい長くなってしまっています。

それだけインドという国は私にとって非日常で、日本にいるときの感覚では過ごしていけない国でした。

🔸初めての電車

「電車は危ない」

と聞いていたので、安全志向の私は電車に乗ろうと考えたこともありませんでした。

インド滞在中はほぼ「リクシャー」と呼ばれる3輪自動車に乗っていたのでした。

なので初めて電車に乗るときはものすごくドキドキしました(笑)

実際、初めて駅のホームで車両を見たときは驚きました!!

だって電車にドアがついてないんですよ!!
信じられますか!?

乗客は座席だけじゃなく、床にもしゃがみ込む人、
まるで昼寝をするように寝ている人までいました!!
(電車の床に寝そべるなんて驚愕です!!
 寝ている人にはカメラを向けられず写真はありません。)

電車は時刻通りに到着しない!!
そしてそれを気にしている人は誰もいなさそうでした。
「時間の余裕を持って出かけたのに授業に間に合わない」とイライラしていたのは私だけだったかも。

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料金が近距離だったのですが10-20ルピー(約20-40円)
と日本の感覚では格安でした。
なのに「みんな払ってないから大丈夫!」と言われ、
料金を払わずにさぁ〜と改札口を通り過ぎました。。
こういうことは初めてで、
「こんなことしていいのかしら…」
金額は少ないものの、しばらく違和感というか罪悪感が残りました(笑)

電車に乗ったのもバックパッカーの経験もあるインドに慣れた友人が
「電車に乗る」と言ったので
絶対に一人で乗ることはないし、
このチャンスを逃したらもう二度と乗ることはないかもしれないと
今まで知らなかったインドを体験するために
一緒に連れて行ってもらったのでした。
インドに通って4年目のことでした。

と、こういうエピソードなら数知れず。

🔸人間力はコミュニケーション能力

インドではコミュニケーション能力が鍛えられました。

学校でも、ホテルでも、レストランでも、
何かあったら自分で発言したり、交渉したり。
品よく黙っていたら、
誰も助けてくれませんし、
自分の望むように事は運びません。

英語が下手とか、間違ったら恥ずかしい…
とかも言ってられません。

下手は下手なりに、
何とかして自分の思いを相手に伝えなければなりません。
そうすれば相手も人間。
なんとか意思疎通はできるものです。

そういうことをたくさん学んだインドでした。

それまで旅行で海外に行くこともほとんどなかった私が
Yogaやヴェーディック・チャンティング(マントラ)
を学びに世界中から集まる国籍も世代も様々な人たち
インドで出会うことになるのです。

誰も知り合いがいないところに飛び込んだのに、
日本にいるよりも私のことを理解してくれる
聡明で素敵な人達に囲まれ、
人生の豊かさと素晴らしさを知るのです。

この体験が私の世界観を大きく変えました。

つづく


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