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現代美術のポジション 2021-2022 名古屋市美術館

名古屋市美術館で「現代美術のポジション 2021-2022」が開催されている。

概要
名古屋とその近隣地域が輩出しているすぐれた美術家を紹介する現代美術展「ポジション」を開催いたします。1994 年に始まった「ポジション」は、今回で6 回目となります。本展覧会では、洋画・日本画・彫刻・映像・インスタレーションの各分野を基盤としつつ、今後さらなる表現の深化や、枠を超える展開が期待される中堅・若手の美術家たちが、代表作や新作を出品します。既存の価値観や日々の閉塞感から離れて、いまを豊かに生きるための新たな観点と活力を与えてくれる、9 人の作品にご注目ください。

見所
出展作家はいずれも、新作の発表を予定しており、美術界で注目されている作家たちの最新の動向を見ることができます。出展作家の多くは、愛知、名古屋の美術系教育機関で学んでおり、当地の現代美術の傾向と水準の高さを概観することができます

名古屋市美術館プレスリリースより

作家選抜基準において今回は「地元を拠点に活躍している者」から「地元で育ち、他の地方でも活躍を続ける者」として作家の拠点を限定しないことにより、地元にゆかりありつつも東京(関東)や関西で活躍めざましく注目の高い若手、中堅作家を紹介する展示となっている。期日は来月上旬の2月6日まで。



展示風景
木村充伯


多田圭佑


鈴木孝幸


水野里奈


横野明日香


川角岳大


本山ゆかり

本山ゆかりに関するレビューとレポート過去記事

本山ゆかりインタビュー(1/2)|平間貴大 レビューとレポート 第5号 2019年10月
本山ゆかりインタビュー(2/2)|平間貴大 レビューとレポート 第6号 2019年11月
穴の誘惑  ーイメージ/私的記号/物が行交う<穴>ー 本山ゆかり個展「その出入り口(穴や崖)」 藤井雅実(芸術哲学研究、芸術・文化評論)|レビューとレポート第7号(2019年12月)


寺脇扶美


水野勝規




美術館やギャラリー、美大が集中し日本の美術の中心である東京(関東)で見る作品や、商業主義的でありつつも垢抜けたセンスでコレクターから注目される関西の作品とはずいぶん違うように見えるのは、絵画王国とよばれる愛知らしさかもしれず、関東や関西で現代美術を見る者にとって名古屋あるいは愛知という地方の特有さを感じることができる展示なのではないだろうか。





展示チラシ 名古屋市美術館プレスリリースより


撮影は許可を得て行っています




会期:2021年12月11日(土) - 2022年2月6日(日)
時間:9 :30 – 17:00(金曜日は20:00まで)いずれも入場は閉館30 分前まで
休館日:月曜日(1 月10 日(月・祝)は開館)、1 月11 日(火)、年末年始(12 月29 日(水)~1 月3 日(月))
会場:名古屋市美術館
名古屋市中区栄2-17-25 〔芸術と科学の杜・白川公園内〕
https://art-museum.city.nagoya.jp/position_2021-2022


レビューとレポート第32号(2022年1月)