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今、ハマってる本

ここ数年、ワインに関する本をネット通販で読みきれないくらい買って読み漁ってます。中にはうちのお客さんからいただいた本もありますが。
ワイン入門みたいな本からワイン醸造に関する本まで様々な本を読み漁ってるんですが、傾向的にはやはり『自然派ワイン』モノが結構な割合を占めてます。

その中でも特に感銘を受けたのがこの一冊。

『アンリ・ジャイエのブドウ畑』

アンリ・ジャイエとは『ブルゴーニュの神様』と言われたフランス・ブルゴーニュ地方のワイン造りの第一人者。2006年にお亡くなりになってるんですが、一貫して自然派でワインを造られた醸造家のひとりです。ブルゴーニュワインが除草剤、農薬、化学肥料、添加物に頼った商業型に変わってしまう事を危惧して昔ながらの個性豊かな自然派ワインの造り方を提唱し実践してこられた素晴らしい醸造家。

現在のワイン醸造は化学と技術の進歩に伴って、ぶどう栽培から瓶詰めまでの間に色々なモノを使って安定して大量生産するようになって来ました。
この本では第2次世界大戦以前にまで溯りブルゴーニュワインが現在までにどのように変わっていったか、自然派ワインとはどういうものか、ぶどう畑はどうあるべきかを書いてます。


最近見たNHKの『プロフェッショナル・仕事の流儀』に出ていた仲田晃司さんもアンリ・ジャイエにワイン造りの教えを請いに行ったそうですが、やはり手間のかかる自然派でワインを造っている。

こういった人達の存在を知る事で、改めて自分のやってるぶどう栽培、ワイン造りの方向性が間違っていないんだと再認識できる。

日本ではまだまだ認知され辛い『自然派ワイン』。逆風を感じる事も多々ありますが、ぶどうとワインに真摯に向き合って妥協する事なく、個性溢れる自然派ワインを造って行きたいです。

どうしてもフランス、ブルゴーニュに行って仲田晃司さんに会いに行ってみたくなる今日この頃でした。

#ぶどう #ワイン #日本ワイン #自然派ワイン #ワイン醸造 #ブルゴーニュワイン #本 #アンリジャイエ

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