同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)14.宣伝
さて、長年同人サークル活動をしている私ですが、こと宣伝については「宣伝は百兆回やってもいい」が持論です。
因みに今週末参加する文学フリマ東京38のサンプルはこちら↓です(宣伝)
今回は何で「宣伝は百兆回やってもいい」なのかと言う話を怖い実体験とともにお話します。
今日も楽しんで頂けますと幸いです。
因みに前回の話「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)13.中の人」はこちらです。
宣伝のお陰
十代前半から同人サークル活動をしていた私です。
宣伝は大事ですよね。
基本的に私は島中なサークルですが、おかげさまで出してきた本の在庫は自分用に手元においているもの以外配布できています。
しかしこれも日々の宣伝のお陰だという話をします。
それにまつわる個人的に怖かった話も、です。
同人誌の宣伝今昔物語
いにしえの時代は仲のいい人の口伝に雑誌の交流欄やペーパーを返信用封筒で送りつけたり、友人間のFAXリレー(感熱紙ロールが消える)をしたりしていましたが、近代になると自作のホームページやge〇cities、携帯サイトにメルマガ、SNSにPixiv、複数のSNSに登録したりして宣伝をしてきた訳です。
因みに私のしてきた経歴なので、他にもこれがある、あれも抜けてるたかあるかと思いますが、そこは割愛します。
本当に同人の宣伝というのは、自分の中でしたつもり程度だと全然駄目というか、全然足りないと思っています。
ここまでしたのにって思う前に、何でダメだったのかを毎回考えさせられます。
それはあるイベント前夜
私は基本半年前にはイベント参加を決めます。
その時から各SNSの名前に参加するイベント名を追記します。
各プロフィールや、ホーム画面の固定にはイベントに参加する旨を書きます。
一ヶ月前くらいには脱稿するので、サンプルやお品書きを投稿し、以後開催日まで定期的に再告知もします。
それぐらいします。
それぐらいしているんですが、あるイベント前夜の事、とても仲良しでよくSNSでリプライもする相互フォローさんと、翌日のイベントについて「乗り換えはどこが楽か?」とかそんな話をしていました。
一通り話が終わった後、相互さんは言いました。
相互さん「そう言えば聖龍。さんは明日のイベント参加されるんですか?」
個人的に空気が氷りましたが、本当に相互さんには悪気がないのがわかりました。
と言うか、嫌味など1㍉も言わないホワホワした女神のような相互さんなので、確実に素で私の参加を知らない状態です。
その時点で私は名前もイベント参加を追記しており、新刊も書き上げたので宣伝も再三しているというのに、こんなに仲が良い相互さんが、それを認知していなかったのです。
とりあえずギクシャクしつつ
私「参加します~新刊もあります~」
相互さん「わー!買いに行きますね~!」
とやり取りをして終わりました。
相手の立場に立とう
個人的に自分の宣伝が届いていない事がショックなのは仕方ないとして、ここで終わらせては何も産みません。
傾向と対策を立てることにしました。
冷静に考えれば相互さんもサークル参加者です。
私は自分が準備早い方なので忘れがちなんですが、基本的なサークル参加者の方は、イベント直前まで原稿に追われている事が多いです。
そして脱稿するまでほぼSNS断ちをされている方もいます。
相互さんはまさしくこのタイプの方でした。
そう、SNS断ちをされていると、私が一ヶ月前から毎日エンドレスで宣伝をしていても、そもそもご自分の事が忙しくてSNSをチェックできていないのです。
相互さんの立場に立って考えると、SNS断ちからようやく脱稿され、遅れていたご自分の宣伝や告知に事前準備が終わり、ようやく一息つけたのがイベント前夜なのです。
そこで明日のイベント会場の行き方が不安でSNSで確認していたくらいなので、話している私がイベント参加するかも把握できていないのです。
悪気がなく、本当に、私の宣伝はこの相互さんには届いていなかった訳です。
対策しよう
前述の通り「相互さんも参加知りませんでした」が平気でありえます。
私はその後から、通常の宣伝にプラスして、イベント直前に怒涛の再宣伝を行うようにしました。
相互さんから参加を確認される事はなくなりました。
何事もトライ・アンド・エラーが大事となりました。
お品書きも投稿した本文になければ見ない人もいらっしゃいます。
本文内に詳細はこちらと「URLリンク」を貼っていても、そこに詳細を書いているのですが、基本見ない人が大半と思いました。
なぜか。
因みに最近の話になりますが、私はある投稿に新刊サンプルと、詳細のURLリンクをつけて投稿しました。
URLリンク先には「新刊サンプル」と「通販の詳細」を書いていたのですが、そこは見ずに投稿に対して「通販しますか?」とリプライを下さる人もいました。
私「(リンク先を見て…押すだけで…必要なことは…全て書いてあるんです…)通販しますよー?「詳細はリンク先に」ってあるので、そちらクリックして貰えると詳しく書いていますよ?」
リプライ主「そうなんですね!ありがとうございます!」
と、言う事がありました。
というか先日正にありました。
その説はリプライありがとうございます!
でも私はかなり細かい女なので、ちょっと詳細見て頂ければ必要な情報は全部開示していますとは言わず、今後投稿する時は通販しますも追記する事になりました。
そうやって、如何にわかりやすくするかを、毎回毎回毎回試行錯誤トライ・アンド・エラーして宣伝をしています。
イベント当日での対策
字書きサークルですが、毎回ポスターを作ります。
サークル名とスペース名と新刊の表紙をデカデカと掲げます。
どう見ても馬鹿目立ちするサークル名(どや乳)なのでだいたいみなさんに見つけて貰えます。
それくらいして目に留めて頂けるよう毎回宣伝をしています。
「あの本、チラッとSNSで見かけて気になったけど、サークルスペースどこかわからんからいっか…」を未然に防げます。
流石に道行く人に声掛けはできませんが、目に触れて貰う努力は惜しまないようにしています。
「宣伝は百兆回やってもいい」
折角頑張って準備したのに人知れぬまま終わる悲しさ、ありますよね。
有り難い事に私は何とかかんとか目に触れて頂けていますが、どんな良本も知られなければ何も始まりません。
配布0だったとしても「私の本、人気ないのかな?」と悲しまずに、宣伝の仕方を見直してみるのも手かも知れません。
イベントで配布少なかったのに、通販に載せたら一日で在庫なくなったとかありますしね!
この本は対面より通販の方が向いていたって事もあります。
ちなみに私のSNSのフォロワーはみなさんもう訓練されているので、私の宣伝がうるせえ、迷惑だと感じたら、ミュートなさいます!
「フォロワーさんに迷惑かも…」と気にするだけ損です!
まあそんな私のたゆまぬ宣伝努力と、それを貫通するスルー力と、スルー力にもめげず更に対策する私の実話でした。
個人的に毎回ここまでやってやったぞ!となりながら、そこまでした宣伝が届いてない事が必ず見つかり、そんなホラーなことある?!ってなってしまう話でしたが、当事者以外は怖くはない話でした。
あ、何度も宣伝しますが、文学フリマ東京38で新刊とともにいかれた名刺持っていきます。
じゃれ本やいちごつみノートも持参しているので、何か面白そうって思ったら遊びに来てください。
いかれた名刺はこちら↓
次回の話「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)15.差し入れ事件」はこちら!
これはまさしく個人的に事件です。
笑うか怖がるかしてください。
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