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私がここにいる理由 1

3年目のNY

早くも3年目のニューヨークです。

私は、2018年の8月にNYに引っ越してきました。

タイトルの、「私がここ(ニューヨーク)にいる理由」って、正直、いまだによく分かんなかったりします。
ふっと我に返って、私ここでいったい何しているんだろう?
って思ったり(いかんやつ 笑)

いや、ちゃんとそれらしい理由はあるんですが、そうとも思えば正直に答えると何となく、という思いでもあったりする。そしてその理由を事あるごとに見失いがちなのだけど、逆に、ニューヨークで私のやることはまだ終わっていない、という、これだけははっきりした思いがあって、それが私をここに留まらせているのだと思う。

よくこっちで日本人に聞かれる質問、
「なんでニューヨーク来たんですか?」

NY好きじゃない!?

 そもそもですが、私がアメリカ好きかとかニューヨーク好きかと言われると、当てはまりません。むしろ微妙。
アメリカの政治だとか医療システム崩壊だとか考えると正直行く国として選びたくなかったし、ニューヨーク怖いし物価高いし汚いし変な人多いし、とにかくしんどそう!、っていう思いがありました。(ちなみにその不安は大当たりですがね)

でも、私にとって縁がある場所でもあるんですね。

昔、父がニューヨークのマンハッタンにある日本の会社のNY支店に海外転勤で勤めていて、家族も5年間ニューヨークのWhite Plainsに暮らしていました。その間に私は生まれ、2歳で日本に行きました。残念ながら全く記憶もないし英語も喋れません(泣)

ただ事実としてNYで生まれて2年間育った、
という事がずっと私の中に残っていました。

それから私の名前は「美里」と書きますが、これは私の大好きな祖父がつけてくれました。
国学者で研究熱心なおじいちゃん、万葉集の中から言葉を選んで名前をつけてくれたそうです。そして母が後付けですが意味を与えてくれました。
美しい故郷、あなたの生まれた地ニューヨークですよ。と。

(NYのWhite Plains はCityから電車で約一時間ほど北に行ったところ、マンハッタンのゴチャゴチャした街と違い、自然豊かな住宅街です)

なんとなく、そのBeautiful hometown(美里 笑)に行って、過ごしてみたいなという思いが、心の中にずっとあったのかもしれません。

 ニューヨークを選んだ理由は、結構そんな、理由とも言えないような事だったりします。
もちろん、私はデザイナーですので、そういった仕事のチャンスが多い、またデザイナーとして新しいことに敏感で色々な情報や人が集まってくる場所、という点でもニューヨークは正しい場所であるとも言えます。
言語の面とか、色々メリットデメリット気にしなければ、ヨーロッパの方がなんかテンション上がって渡っていたかもしれないなぁ〜、なんて。笑

 さて、日本を離れる前は、東京でインハウスの照明デザイナーとして勤めていましたが、徐々に「日本に限らず海外でも活躍したい!」という思いが強くなり、以下のことを考え始めました。

ゴール⭐️ 世界で活躍する照明デザイナーになる!...ためには??

1. ツールとして必要な英語をどうにかする

2. 必要なことを勉強する / 海外で人脈を作る

3. 海外の照明デザイン事務所などで働いて経験を積む

???

という、まぁ超シンプルに考えました。

そしてご覧の通りその先は「???」です。
とりあえずその先よく分からないけど、動き始めたら見えてくるものもあるだろうと(笑)

東京での照明デザイナーとしての仕事はとても楽しく安定もしていたので、かなり迷ったんですけど、色々考えてたらめんどくさくなって(!)、まず一歩を踏み始めちゃえって。

前述しましたように、
ニューヨークやアメリカにビビっていた私、英語全然喋れないうちからアメリカ行くのはキツいと思い、語学留学はアメリカのお隣、カナダのトロントに行くことに決めました。
カナダ人優しいって聞いたし(どんなステレオタイプだ。)
カナダでの半年間の語学留学を経て、少しマシになった英語力を身につけ、いよいよアメリカNY行きを決行したのでした。

なんか長くなってきちゃったので、次の回で続きを書くこととしますね。

ダラダラとした身の上話に耳を傾けてくれてありがとうございます!

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