在日外国人の大切な居場所。 コロナ禍に生まれた美里町国際交流協会のコミュニティ「茶の間(CHANOMA)」。
こんにちは。宮城県美里町の地域おこし協力隊がお送りする『みさと新報』です。
1/21(土)、駅東地域交流センターにて日本在住外国人のコミュニティグループ「茶の間(CHANOMA)」の活動が行われました。
茶の間(CHANOMA)とは。
おもに美里および近隣地域の外国人同士の交流を目的とした活動を行っているコミュニティ。美里町国際交流協会(通称MIFA)のyouth(29歳以下)のメンバーが中心となり、2022年5月からスタートしました。
美里在住でMIFA youthの佐藤さんは「コロナ禍になって、ALT(外国人補助教員)が母国へ帰ってしまうことが目に付くようになりました。かつては地域イベントの開催を通じて交流する機会がありましたが、それらがなくなって心の孤独を感じていたようなんです。だから、外国人同士での繋がりや、それぞれの居場所を作りたいと思って企画しました」と話します。
開催日時は、基本的に毎月第3土曜日の14〜15時。美里町駅東交流センターを拠点に、茶の間にいるようにくつろぎながら、雑談や料理を通してお互いの文化を共有しています。
ところで、美里町国際交流協会(MIFA)って?
美里町は、アメリカ・ミネソタ州のウィノナ市と姉妹都市協定を結んでおり、コロナ禍を迎えるまでは毎年中高生の相互訪問を実施していました。
その中でMIFAは、幅広い国際交流活動の定着を図ることを目的とする有志の組織。国際性豊かなひとづくりを進めるため、相互訪問時の生徒のサポートや美里町内での外国人も交えたイベントの企画・運営などを担っています。
詳しくは、以下リンクのラジオ番組よりMIFAメンバーの声をお聞きください。
▼MIFAメンバーが登場したラジオはこちら▼
タイ料理を作って食べる!
さて、この日の茶の間(CHANOMA)の内容は、美里で研修生として農業を学んでいるタイ人のレイドさんが中心となったタイ料理作り。日本でもおなじみのスープ料理「トムヤムクン」や、米粉が入った焼きそば「パッタイ」、ココナッツミルクが香る甘い生地が特徴の焼き菓子「カノムクロック」などを、みんなで調理して味わいました。
今回は16人が集まり、そのうち外国人の方は5人。それぞれ日本語と英語を交えながら、楽しくコミュニケーションを取っていました。
もうとにかく、アットホーム。
取材してみて強く感じたのは、とにかくアットホームな雰囲気。中心メンバーが仲良しということも背景にあると思いますが、この日初めて訪れたという方でもすっかり馴染んで楽しんでいる様子でした。いっしょに作って食べることも、お互いの距離を縮めるにはぴったりの体験だったように思います。
MIFA youthの方によると、新しいメンバーはいつでも募集中だそうです。宮城で暮らす外国人や、国際的な視点を持つ日本人との交流に興味があるという方、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。
▼MIFA youthの活動はInstagramからチェック!▼
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?