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【告知】コロナ禍を経て今年で3回目。『DoTaBaTaライトマルシェ』がでんえん土田畑村で開催。【秋イベント】

どうも、こんにちは。宮城県美里町みさとまちの地域おこし協力隊がお送りする『みさと新報』です。

さあ今回も、前回・前々回に引き続き町内で行われる秋のイベントについてです。2022年10月1日(土)の11時から17時まで『DoTaBaTaライトマルシェ』というイベントが、南郷なんごう地域のでんえん土田畑村どたばたむらで開催されます。コロナ禍を経て、今年で3回目の開催となる同イベント。

ということで、いずれも町内在住の実行委員、渡辺晶わたなべあきさん、名雪祥代なゆきさちよさん、長瀬阿由未ながせあゆみさん(以下敬称略)のお三方に、またまた協力隊の武田と大村でインタビューしてきました。イベントの魅力をお話しいただきながら、とても賑やかでワクワクするインタビューとなったので、ぜひその雰囲気もお楽しみください。

(YouTube『DoTaBaTaライトマルシェ 2022年開催します!告知ムービーver.2』より)

▼ラジオverはこちら▼

──イベントの概要や内容について教えてください。

名雪:食べる(飲食)・聴く(音楽)・学ぶ(創作)という三本柱で企画をしております。実行委員は女性3人衆で行っているんですけれども、それぞれ担当が決まっておりまして、まずは「食べる」の主軸になっているのが、晶ちゃんです!お名前をどうぞ。
渡辺:はい。渡辺晶です!普段は、小牛田農林高校のすぐ近くにある「パン工房ラプラタ」でパンを焼いています。食べることが大好きなので、美味しい食べ物を活かしたイベントをしたいなあっていう思いから始まって。今回で3回目?
名雪:いやあ、3回目ですね。途中、コロナでできなかったこともありましたけれども。「食べる」も美里町の近隣のお店から集めている感じですもんね。
渡辺:そうですね。美味しいお店いっぱいです!

名雪:そして「聴く」の方は、音楽のステージを12時から17時までずっと続けて演奏します。美里町在住のサックス奏者の名雪祥代と申します。イベントの1回目から、ステージングの企画をやらせていただいております。出身も美里町で、普段はサックス奏者として全国各地、演奏活動をして廻っているという感じです。
そして「創る・学ぶ」は、ワークショップなどをしていただきつつということで、こちらの担当が阿由未さんです。

長瀬:はーい。長瀬阿由未です。私も美里出身・在住。普段は『Atelier BRINK』という名前で、絵を描いたり、子どもたちを対象とした「描き方を教えないお絵かき教室」っていうのをやっています。
名雪:“教えない”んですから。これが阿由未さんらしくて良いですよね。
長瀬:感性の時代なので、それを広げるためのものです。今回のイベントでもその教室を開きますし、さらに、ワークショップを出店してくださるTシャツ屋さんにご協力いただき、子どもが描いた絵をそのままTシャツやバッグに刷れるイベントもあります。あとはおしゃれなリースづくりなど、その場で終わらない、おうちに帰っても楽しいワークショップがあります。

(魅力がぎゅっと詰まったイベントのチラシ)

──3つの柱で、とても充実していますね。それでは次に、どうしてマルシェを立ち上げようと思ったのか、改めてきっかけをお聞きしたいです。

渡辺:はい。まず私がパン屋を始めたのは、8年前になるんですけど。
名雪:ほーそんなに(経つの)か。
渡辺:はい、8年になりまして、私もUターンで戻ってきてパン屋を始めました。すると、美里町出身で育ってきたんですが、パン屋を始めたことで新しく美里の魅力を知ることが多くて、そのひとつが名雪さんがいること。こんな目と鼻の先にね(笑)
名雪:ほんと、畦道あぜみち通ると3分。いや、2分かもしれない(笑)
渡辺:名雪さんちのニワトリの鳴き声が、毎朝聞こえるぐらいで。そんな素晴らしい人が近くにこんなにいるんだ、ってことを知ったのもパン屋を始めたからこそなんですよね。そういう人っていっぱいいるんじゃないかとか、おもしろいお店っていっぱいあるんじゃないかと思ったら、みんなにもっと知ってもらいたいし自分たちも楽しみたいっていうのもあって「マルシェやりませんか?」って名雪さんに声をかけたのが最初だったんですよね。
名雪:やっぱりUターンということもあって、都会でいろんなものを見てきた晶ちゃんの、美里町に「こんなに良いものがあるんだ」って発見する能力もそうなんですけど、完全に“脳内企画マシン”ですよね。おもしろいものを見つけると「これ何かやれないだろうか!」っていうパッションがすごくて、いつもそのアイデアに引っ張られてる。そんなにおもしろいこと考えつくの?っていう。もちろんそれを(パン工房)ラプラタでも発信しつつ、もっともっといろんな人に楽しんでもらうためのかたちとして、ライトマルシェ。そしてまた、土田畑村ってすごい良い場所だよね。
渡辺:そうですね。

名雪:今回のキャッチコピーがね、ま〜良いフレーズ考えましたね。ちょっと言っていいですか。「木の温もり感じる穏やかな空間 風が音を運んでくるよ♪」です。風っていうところもキーワードかなと思うんだけれども、野外のイベントならではの空気の澄んだ感じだったり、なんてったって土田畑村、1回目の時にはなかったステージをバーン!って造ってくれたんですよね。
渡辺:うんうん。改修してね。
名雪:ちょっと屋根があって多少雨が降っても大丈夫という、その気合の入り方を受け止め、ステージ班としては良いものにしなくちゃならんなということで。

名雪:じつは私たち、より仲を深めようということで合宿をしたんですよね。実行委員みんなで肉食って酒盛りして(笑)。でもそれを野外でできるから、密にもならないし、緑豊かでほんと良い時間で。ロッジなのでウッディな空間ですし、「ここは相当すてきだね」って企画している方としてはあんまり分かっていなかった喜びを感じ、ますますいろんな人に共有したいなっていうのもあったりしますよね。

名雪:あとは「食べる」「聴く」のほかに、やっぱりワークショップで「体験」して自分の経験になって初めて、喜びって増えるみたいなところもあるから。そういう意味で、(阿由未さんは)もともとはママ友だったんですけど、突然絵描きさんになったという(笑)。すごくないですか?もちろん人生の中でいろんな気づきがあってこそなんだろうけど、「わたし絵を描きます」って。始めてどれぐらい?
長瀬:2〜3年ですかね。
名雪:そこから、さっきも仰っていたけど「教えないお絵かき教室」。ああしなさいこうしなさいって言われて習うことはたくさんあるけど、“教えない”っていうことからの学びの深さったらさ。
長瀬:今は多様性って言われる時代。今の職の未来があるか分からないときに、発想とか自己表現が大切かなと。それを晶さんと名雪さんが立ち上げられたイベントでできるっていう嬉しさもありますね。
名雪:1回目のとき、阿由未さんは(参加者として)見にきてくださっていたんですよ。
長瀬:もう最高でした。美里町でこんなイベントがあるのかって、初めてで。そして(小牛田こごた駅から会場への)バスのピストンのおかげで、お酒も飲めて。
名雪:それを実際にやっぱり(参加者として)楽しんでいるからこそ、私たちみたいに企画した側の気持ちとはまた違う楽しみ方っていうのを、いろいろ私たちに教えてくれて。「これは一緒にやろうよ」と引きづりこんだという感じですね(笑)

(出店者の一覧とステージのスケジュール)

──実行委員のお三方が女性ということに、こだわりなどはありましたか?

渡辺:…いや、こだわっているつもりはないんですけど(笑)
名雪:でも話しやすいっていうのはありますよね。どんどん意見やアイデアを重ねていけるっていうか。それぞれ見てる視点が違うし専門分野も違うからこそ、なお「私はこうしたいんだよね」って言ったのに対して、時に「ノー」って言えることも良くて。何でもかんでも良いわけじゃなくてね。そこはやっぱり晶ちゃんがリーダーなので、彼女の“脳内企画マシン”に一緒に乗っかりつつ、無理なことは「無理でしょ」と言いながらも(笑)。でも大体のことは実現させちゃうね、私たち。
渡辺:そうですね。
名雪:できないことを並べるよりも、どうにかしてできないかなって。特にお二方(渡辺&長瀬)はお酒が強いっていうこともあるし、美味しいお酒を提供できるお店と繋がっているから、それをみんなで共有するためにも、さっきも言ってたけどシャトルバスを出しちゃうかと。土田畑村の山本さん(館長)とかが、私たちの熱意を買って実現まで協力してくださるので。私たちだけでやれないこともたくさんあるよね、そういう意味では。
渡辺:本当にみんなに協力してもらって、開催できますね。

──ちなみに晶さんの発想は、どこから来るんでしょうか。常にアンテナを張っている感じですか?

渡辺:楽しいことを探しているんでしょうね。「人生を楽しむ」がモットーです。仕事でもすごい辛いことというか、たとえば朝早く起きるの嫌だなとかしょっちゅう思うんですけど、楽しいことを考えるとモチベーションに繋がる。だからその連鎖でこのイベントも、やっぱり企画する側になると大変ですけど、でも楽しいことはみんな巻き込んじゃえ、みたいな感じで始まったんですかね。
名雪:あとそれを誰かに伝えたいっていうのはあるよね。自分ひとりで楽しんで「あーよかったよかった」じゃなくて、こんなに楽しいことがあるんだったら、私の大好きなお友達みんなに伝えたい、みたいな。だから引きづりこまれるわけですね(笑)。おかげで楽しくしております。

──ありがとうございます。それでは、イベントのおすすめポイントを教えてください。

長瀬:ライトマルシェには、楽しむための4つのポイントがあります。
一同:お〜(拍手)
長瀬:一つ目、実はここでは現金を使わないんです。オリジナルの「DOTA紙幣」を受付で換金(1DOTA=300円)して、1日過ごすっていう。
渡辺:まるで夢の国!
名雪:夢の国ですね〜。だから(お金を)使っている感覚がちょっと鈍るっていう(笑)。まあたまには散財してもね!
長瀬:二つ目が、さっきも話に出たシャトルバスの運行。小牛田駅と土田畑村を繋ぐバスが出ます。こちらはInstagramで時間など発信していくので、ライトマルシェのインスタの方もフォローしていただいて。今回もビールとワインを思う存分飲めるのが、二つ目のポイント。しかも、無料で乗れます
名雪:町を動かしたね(笑)
長瀬:そして三つ目が、土田畑村に当日宿泊もできるので、予約してイベント終了時点から泊まって飲んじゃってもOK。
名雪:早めにチェックインして、イベントを眺めながら(過ごす)っていうこともできるんですよね。
長瀬:できますできます。贅沢ですね。
渡辺:早い者勝ちですよね。
長瀬:さらに四つ目が、お楽しみ抽選会。出店者の皆さんに協賛品を募って、何品か景品があります。中にはハム・ソーセージ3000円分のセットとか、季節のリース、あとはワインも。これは会場に最後までいないと参加できないんですよね。
渡辺:そうですね、ぜひ最後まで楽しんでほしいですよね。
長瀬:以上がライトマルシェを楽しむための4つのポイントです。
名雪:もっとあるけどね(笑)。まあまあ、まずは来ていただいて。

──ありがとうございます。では最後に、イベントへの意気込みや(ラジオを)聴いている皆さんへのメッセージをお願いします。

名雪:DoTaBaTaライトマルシェ第3回目ということなんですけれども、2回目はコロナ禍で飲食が伴わない音楽とアートのイベントというかたちにしました。そして今回はやっと、美里町の美味しい食べ物と空気を感じながら楽しめるようなイベントを開催できることになりました。
 音楽ステージも“田舎万歳”ということで、美里町や登米市、あとは秋田からのスペシャルゲストなんかも集まってもらって、田舎であることがステータスなんだというかね、それが楽しみのひとつであるっていうようなステージにしたいなと思っております。
 そういうのを全部ひっくるめて、さっき阿由未さんが言ってくれたみたいに「美里町でこんなイベントやってるの?」って、来てくださった方々が自信を持って「美里町って良い町だな」「こんなイベントやってる人たちがいるんだな」って思ってもらえるような、そんなイベントにできるようにと一生懸命に取り組んでいるので、ひとりでも多くの方にご来場いただきたいと思っております。
 入場には、事前申し込みだと1000円、当日券だと1100円というチケットが要ります。なので早めに事前予約をしていただいた方がお安くなりますし、どちらも1DOTA(=300円)が付いておりますので、そちらでお買い物も楽しんでいただきたいなと思います。

──ありがとうございました。

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DoTaBaTaライトマルシェ
日時:10月1日(土) 11:00〜17:00
開催会場:でんえん土田畑村(宮城県遠田郡美里町木間塚原田5)
駐車場:美里町南郷庁舎など
主催:DoTaBaTaライトマルシェ実行委員会
問い合わせ先:0229-58-2221(でんえん土田畑村内)

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