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地域おこし協力隊3年生になりました。

12月1日から、会津美里町 地域おこし協力隊としての3年目がはじまりました。
こうして日々を歩んでいると長く感じるのに、2年という月日を振り返ってみるとあっという間でびっくりします。


2022年のハイライト

今年のハイライトは、なんといっても瓦灯(がとう)の制作・展示イベント。

ワークショップに参加していただいた方の瓦灯
瓦灯とは、昔、照明器具として使われていた道具のこと。中に蝋燭を入れ、倒れたり、風で消えたりするのを防いでいました。

会津美里町の特産品である会津本郷焼を知ってもらいたい、地域の子どもたちが触れる機会を増やしたいという気持ちから瓦灯づくりを企画しました。
ある窯元さんのご協力があって実現したイベントです。

地域の子どもたち、ワークショップに参加してくださったみなさんと一緒につくり、会津本郷焼のせと市の時期に展示をしました。
展示会場は、コバコ(元小浅たばこ店)と近隣の水車公園。
夜間はライトアップも行いました。

夜に人が来るのかしら……という、私の心配に反して地元の方がたくさん足を運んでくださいました。なかには昼と夜、どちらも見にきてくれたお客さまも。
どうなるか不安でいっぱいだったのですが、たくさんの方の支えがあり、無事に乗り越えられました。
こちらは来春の展示を企画中ですので、おたのしみに!

水車公園での夜間ライトアップ


それからもうひとつ、精力的に活動をしていたのはミノムシ書店の出店です。
こちらは協力隊とは別に個人的な活動として取り組んでいる、まちを巡りイベントに出店する古本屋。
絵本や小説をメインに、エッセイや雑誌など子どもから大人までたのしめる本をそろえています。

ありがたいことに出店の機会が増え、10月以降はうれしい悲鳴を上げていました。
会津、中通りでのイベントが多く、これからは浜通りや県外でも出店してみたいなぁと淡い目標を掲げています。
また、会津若松市のすてきな古民家食堂の母家をお借りできることになり、こちらでも定期的に出店や催しをしていく予定です。
お近くの方、ご旅行の予定がある方はぜひ、遊びにいらしてくださいね。

紺と種さんでの出店


3年目の活動

2022年のハイライトで触れた、コバコという場所のイベント企画、管理のお手伝いをしていきます。
コバコは、レンタルスペース・キッチンやカフェ、アクセサリーショップなど、たくさんの要素が集まった場所。
もともとたばこ屋さんだった建物をリノベーションし、年明けのオープンを目指しています。

チャレンジショップとしての出店もできるので、新しく自分のお店をはじめてみたい方、小商に挑戦してみたい方におすすめです。

地域の方はもちろん、外から来た方も気軽に立ち寄れる、交流がうまれるところになればと願っています。

コバコにあったたばこのショーケース



この2年間、ただたのしい思い出だけではありませんでした。苦いこともありました。
なんでここにいるのか、と悩んで飲んだくれた夜もたくさんあります。

それでも、わたしが腐らずこうして動けているのは助けてくれた人々がいたからです。
その人たちに恩返しがしたい、会津でたのしい思い出をつくってほしい。
ここまで踏ん張って、がんばれたのは、支えてくれた方のおかげです。

わたし自身もつらい、大変だったという記憶だけで終わらせたくないという気持ちもありました。
負けず嫌いで、転んでもただでは起き上がりたくない……よく言えば粘り強い性格でよかったな〜と思っています。笑


本来であれば来年11月いっぱいで卒業なのですが、任期延長の制度を利用してもう少し長く会津美里町にいられることになりました。
その後、どうすれば会津と関わりつづけていけるのか、生業となる仕事をどうつくりあげるか、この2つに焦点を置いて活動に取り組んでいきます。


この一年の素晴らしい出会いと思い出に感謝です。本当にありがとうございます!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


松本

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