中学生時代のお話(5)
中学生編、最後になると思われます。最後は父との事件。
私の父は、いつも冷静で理屈的な話し方をする人です。感情任せなところはある一度を除いて見たことがありませんでした。
私が中学3年生でまた学校に行かなくなりだした頃、父は取り乱して私を叱ったことがありました。
何がきっかけだったのかは覚えていないのですが、家には父と私しかおらず、誰も助けてくれない。父がいつもと違ってイライラしていて、私はそれが怖くて、怯えていました。その怯えた姿を見てさらに怒りは増して、怒声が響いていました。
早く…誰か助けて…。そう思いながらしばらく耐えていると、やっと母と姉が帰宅。ようやく解放された…。
それから私は男性恐怖症になりました。しばらくはテレビの男性の声も怖かった。
学校にもいられなくなりました。保健室にいても男性教師の放送の声が聞こえてきます。
家では、父と私は全く話さなくなりました。まるでお互いの存在がないかのように過ごすようになりました。
学校では女性教師に対応してもらうことになり、高校の入試面接もひどいものでした。目を見て離せない、たくさん男性がいる。怖くてしょうがなかったし、それも多分態度に出ていた。けど、ボランティアや、学級委員長などをしていたので内申点は良かったし、成績も良かったので推薦で受験、合格することができました。
まあ、私の母校の高校は名前を書けば誰でも合格することのできる訳ありな学校だったので落ちる心配はありませんでしたが。
卒業アルバムの写真撮影も、男性カメラマンでした。とてもぎこちなーい笑顔をした私がアルバムには載っています…
力では絶対に勝つことができない。ましてや自分はまだ子供。どうする事もできなかった。
私の男性恐怖症は、しばらく治らなかった。という事で、この続きは次回、高校生編へと続きます。
やっと中学生編が終わりました。たくさんの事件がありましたね。本当はまだまだ複雑な事情があったりするのですが、私の素性がバレてしまいそうなのでこのくらいぼかしてお送りします。
いやぁ、たくさん傷つき、たくさん学びましたね。引っ込み思案でおとなしかった私は少しずつ変わっていきました。
思春期で多感な時期。体の変化も心の変化もとても大きい時期。
ハヴィーガーストの発達段階でいうと青年期、男女の違いが大きく出て来る時期ですね。(たまには心理士らしいことを言っておきましょう)
男の子にからかわれることの多かった私は、性格的な苦手意識だけじゃなくて、体格の違いに恐怖を見出してしまった。
男女の役割や違いを学んでいくはずの時期にこういう問題があったからでしょうか、わたしの恋愛のやり方はとてもひねくれています…
それもまた後日、書くことにしましょう。
私の波乱万丈な中学生生活、高校ではさらに勢いを増して波乱万丈となっていきます…
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