くまのプーさんの言葉に学ぶ、人生を好転させる３つの習慣
誰しも一度は目にしたことがある黄色のくまのキャラクター、『くまのプーさん』
イギリスの小説家、A.A.ミルンが1926年に、自身の息子（作中にも登場するクリストファー・ロビン）のくまのぬいぐるみから連想されて書いた児童書のキャラクターですが、1960年代にディズニーのアニメーションシリーズに登場したことで、一躍有名になりました。
そんな『くまのプーさん』ですが、実は、児童小説・アニメーションでありながら、人生哲学を解いた名言がたくさん盛り込まれた大人でも楽しめる作品であることはご存じでしょうか。
難しく感じやすい哲学も、おっとりしたプーさんの言葉かと思うと、なんだか不思議と肩の力を抜いて、心にすっと聞き入れてしまうことができます。
この記事では、くまのプーさんの言葉から、人生を今より少し前向きに過ごせるようになる、３つの習慣をご紹介します。
１．自分を信じる気持ちを忘れない
“Promise me you’ll always remember: You’re braver than you believe, stronger than you seem, and smarter than you think.”
“いつだって忘れないって約束してね。君が信じてる以上に君は勇気があるし、見かけ以上に君は強いし、君が思ってるより君は賢いんだ。”
「どうせ自分なんて」と、思ってしまうことはないでしょうか。
内閣府の自己肯定感に関する意識調査によれば、日本人は諸外国と比べ、突出して自己肯定感が低い国民性を持っていることがわかっています。
参考：内閣府 │ 特集 今を生きる若者の意識～国際比較からみえてくるもの～
たとえば、「自分自身に満足している」という質問に対し、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」という答えた日本人は全体の45.8%でしたが、アメリカやイギリスをはじめとしたこの調査に参加した他の6カ国はどこも70%を超えており、日本人が諸外国と比べ、自己肯定感の低い国民性を持つことがわかります。
「侘び寂び」に代表されるような、控えめで慎ましく過ごすことが美学とされる日本の文化が、もしかすると影響しているのかもしれません。
他人を迷惑をかけないように、自分の主張は控えめに謙虚に過ごす生き方は、思いやり溢れる素敵な習慣ではありますが、知らず知らずのうちに、いろんなことの原因を自分に押し付け、私たちから自信を奪ってしまっているようにも感じます。
しかし、私たちは自分が生きてきた年の分だけ、成功と失敗を繰り返してきました。自分の自信をなくしてしまいそうな失敗もあったかもしれませんが、時には大きな成功や喜びもあったはずです。
「どうせ自分なんて」という言葉が脳裏によぎったら、プーさんの”君が信じてる以上に君は勇気があるし、見かけ以上に君は強いし、君が思ってるより君は賢いんだ。”という言葉を思い出してみましょう。きっと、自分の可能性を広げることができるはずです。
２．もやもやした気持ちに心を埋め尽くされない
“Sometimes the smallest things take up the most room in your heart.”
”時にほんの些細なことが、心の大部分を占めてしまうことがある。”
誰かに言われた何気ないひと言や行動が気になって、もやもや、イライラ。
一度もやもやしはじめると、さらにいろんなことが気になってきて、もっともやもや。
負のループに入ってしまうと、何をしても心が晴れず、その日1日ずっと暗い気持ちで過ごしてしまう......。でも、翌朝になってみたら、案外どうってことないことに感じた経験をしたことがある人は、私だけではないはず。
怒りの感情をコントロールする手段（アンガーマネジメント）として「６秒数える」というテクニックは少し前に話題になりましたが、人間の負の感情というのは、少し待ってみればすんなり治る些細なものなのかもしれません。
参考：日経Gooday │ 考えるトレーニングで「怒り体質」は徐々に変わっていく
仕事や人間関係、家庭内の出来事など、ストレスはどこにでも潜んでおり、社会現象ともいわれる現代です。何かに思い悩みそうになったら、プーさんの言葉を思い出して、心を占めている暗い気持ちは、些細なことであることに自分を気づかせてあげることで、自分のもやもやとうまく向き合ってみることもできそうです。
３. 挑戦する心を忘れない
“Life is a journey to be experienced, not a problem to be solved.”
“人生とは解くべき難問ではなく、経験してゆく旅なんだ”
仕事や家庭、やらなくてはならないことばかりに気を取られ、忙しい毎日に追われ、せっかくの休みの日には、気づけばぼーっと過ごして終わってしまう.......そんなことって、ありますよね。
でも、プーさんの言うように、毎日タスクに追われて過ごすよりも、いろんなことを経験して、前向きに過ごしていきたいものです。
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４. おわりに
この記事では、くまのプーさんから学ぶ、人生を好転させる3つの考え方の習慣をご紹介しました。
１．自分を信じる気持ちを忘れない
２．もやもやした気持ちに心を埋め尽くされない
３．挑戦する心を忘れない
なにか、1つでも参考になるものがあれば幸いです。
意識改革は1人でしようとすると難しいものがありますが、「自分なんて」と思ったときや、なんだかもやもやしたときには、心にプーさんを宿して、しなやかに前向きな自分を取り戻してみてください！
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