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毎日の料理を楽にするには

買ったお惣菜を、そのまま食卓へ並べるのは忍びない。
けれども、あれこれ考えて料理をするほど余裕がない。

そんな人に、私がやって良かった『手間抜き術』を紹介したいと思います。
あんまりお金をかけない範囲で……が前提なので、魔法のような裏技でないことは先に明言しておきます。


主菜は「味付き」を買う

タレ漬け・味噌漬けの肉や魚を使うだけで、味付けを悩む手間がだいぶ減ります。
スーパーや生協で買う肉のうち「味付き」の割合を増やしたら、とても楽になりました。

  • 肉や魚を前にして、味付けに悩むことがない

  • 買うときも限られた選択肢から選ぶので、あまり時間が掛からない

  • 調味料はよく使うものだけに絞れるので、ロスが少ない

  • パン粉焼きなど、下拵えの手間を省いてすぐに調理できる

  • 冷凍保存の場合は、下味なしでジップロックに移すだけなのでスムーズ

魚については、西京漬けなどはどうしてもお値段が上がってしまいますが、肉は比較的安価で購入できます(とりあえず、近所のスーパーは「ただの鶏モモ肉」と「味付きの鶏モモ肉」はどちらも98円/100gです)。

生協の宅配でも、買うのは味付きのお肉オンリーです。
半惣菜のお肉は割安なことが多く、量はちょっと少なめですが、冷凍で届くので保存も悩みません。

気に入った味付けに巡り会えれば、それを定期的にリピートするだけで夕食が決まります。
肉であれば、切り方や付け合わせの野菜を変えるだけで雰囲気も違うので、いつも同じものばっかり……も回避可能です。


冷凍食品もどんどん活用

正直、ちょっと前までは冷凍食品をメイン料理として出すのは、かなり抵抗があった私。
百歩譲って冷凍餃子まで。でも餃子も本当は、手作りしたかった。

けれども子どもが産まれたら、そんなことは言えなくなりました。
あと、素直に言います。冷凍食品、とても、美味しい。

我が家は子どもたちが偏食・好き嫌い多いのコンボなので、大人とは別メニューにする割合が高めです。
大人は私と夫の二人だけ。しかも私は「二日以上、同じメニューが続くのはNG」なタイプ。

焼売や餃子などは、大量に手作りするわけでないなら、断然冷凍食品が安いです。
唐揚げも、モモ肉なら冷凍の方が安価な確率大◎
サラダ油が大幅に値上がりしてしまったので、家庭で揚げ物をするのも悩みどころ……ですからね。


加熱済みの半調理品を具材にする

私は以前、キッチンカーの唐揚げで食中毒になったことがあるため、火の通りはいつも心配の種です(カンピロバクターは辛かった……)。
なので「時短」「手軽」的な触れ込みで「生肉をレンジ調理して食べる」のは苦手。
心配で心配で……結局、モクモクと湯気が出るくらいまで、もしくは一部がカピカピに硬くなるくらいまでチンしないとどうにも。
それはフライパン調理や炊飯器の保温調理でも同様です。

その心配を払拭してくれるのが、既に加熱済みの製品に手を加えてアレンジした料理です。

例えば「チルド焼売と厚揚げの炒め物」
焼売はそのまま、厚揚げは焼売と同じくらいのサイズに切って炒めます。
酢豚のような味付けなら根菜と、生姜焼きのような味付けなら玉ねぎと炒めると美味しいです。
安価でボリュームも出て、タンパク質も豊富で、しっかり主菜になる簡単料理です。

あとは「レトルトハンバーグでミートソース」
ハンバーグを作っている会社さんには怒られそうですが、ハンバーグを細かく崩してケチャップなどの調味料と混ぜます。
玉ねぎも入ってるし、火もばっちり通っているし、デミグラス系を使うとコク深いミートソースに仕上がります(レンチンだけでも十分に調理できます)。
レトルトハンバーグは1つ100円程度から買えますし、賞味期限もそれなりにあるのでストックしておけるのも良いところです。

無洗米を利用する

「お米をとぐ手間と時間なんて、大したことないし」
そう思っていた時期が私にもありました。

でも、たまたま生協で安かったから無洗米を買ってみたら……すごく楽でした。

お米をとぐだけなら大した手間ではないんです。
でも流しに洗い物が溜まっていたら? それを片付けるところから始めるのが億劫です。
3歳の娘が一緒にとぎたいと言い出したら? 台を持ってきて袖をまくって、お米をこぼさないでー! 濡れた手でどっか行かないでー!と、てんてこまいです。

無洗米なら、計量して水をジャーッと注いで、軽くひと混ぜしたら終わりです。

もちろん、子どもたちの食育や家事スキルのためには「米をとぐ」経験は大事。
好きな銘柄で無洗米があるとも限らないし、少しお値段もあがりますしね。
でも確実に楽になるので、まだ使ったことがないという人は試してみる価値あると思います。


見切り品を買う

私は見切り品を買うのが大好きです。
単に節約になるのはもちろん、食品メーカーやスーパーで働いていた身からすると「少しでも食品廃棄を減らしたい」ので。

見切り品を上手に利用すると、毎日の料理が少し楽になります。
それは「否応なしに、献立が決まるから」

野菜だと見極めが難しい場合もありますが、賞味期限・消費期限が書かれているものなら「いつまでに食べなきゃ」のラインがあります。
なので、それを理由に「今夜はこれにしよう」となれるわけです。

消費期限が明日までのチルド餃子を買えば、今日か明日の夜は餃子で確定です。
お肉売り場で献立に迷ったら、見切り品の中から選べば選択肢を絞れます。

献立の全てを見切り品でまかなうことは無理ですが「何にしよう? どれにしよう?」と悩む項目が一つ減るだけでも、それが毎日のこととなれば『楽』に繋がっていくはずです。


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