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音楽で心が浄化されるという現象

私はかれこれ25年ほど、X JAPANのファンである。(改めて自分でもびっくり!)
何故好きになったのか、また、個々のメンバーへの愛などは語ると長くなるので、今回はnoteのお題を借りて、純粋に彼らの音楽について、私なりに彼らの魅力をお伝えできたらと思う。

彼らがメジャーデビューしたのは、1989年。当時は「X」という名前だった。
その時の彼らのサウンドはまだ粗削りで、エネルギーに溢れていた。しかし、どこか悲しげで美しいメロディーが印象に残る。
私はこのころの楽曲も好きだが、ファンになる前はXといえばこのころのイメージが強く、「見た目が派手で、うるさい音楽を奏でる人たち」という印象しかなかった。
私がファンになったのは、「X」から「X JAPAN」とバンド名が変わった1993年辺り。『Tears』というバラード曲がきっかけとなった。歌詞を聴き込んで、ただのラブソングではない視点に一気に引き込まれた。
曲中に、
“alive within your beatless heart”
という歌詞がある。
当時中学生だった私は、まだ習いたてで語彙の少ない英語力ながら、
「これは死んだ人のことを書いている!?」
…と、世界がひっくり返るような衝撃を受けたのである。
そこから、X JAPAN(=YOSHIKI)のバックボーンを知ることとなり、一気に運命共同体へと堕ちたのである。言葉に表してしまうと陳腐に見えるのだが、私が彼らの曲に対して抱く感情は、尊敬や崇拝というレベルではなく、「命の浄化」なのである。

歌詞が儚げで、悲しいこと。
しかしながらその中にも希望の美しい旋律があること。
パワフルなロックサウンドでも、メッセージ性が強いこと。

これらが一気に私を襲ってきて、彼らの曲を聴くと、まるで大草原を風が吹き抜けたような…どこまでも続く海の水中音と光に包まれたような…とにかく壮大な開放感と爽快感と、そして心地よい喪失感、脱力感にさえ苛まれるのである。
この感覚には個人差があるかもしれないが、正直なところ、うつの時には到底聴けない。ますますうつに陥る。それでも生きる力になり、最終的には必ず私を闇から掬い上げてくれる、私にとっては唯一無二であり、まさに神的存在なのである。

しかし神でありながらも、彼らは誰よりも人間くさく、生身でもがき生きている。それを私たちファンに隠さず曝け出す「人間らしさ」が、私たちを虜にするのだと思う。

2007年に奇跡の復活を果たしたX JAPAN。それ以降はまた、さらに音楽性もワールドワイドになり、進化を続けている。個人的にボーカルToshIの声質、声量は日毎に磨かれて洗練されており、毎回感動している。
ロックバンドでありながら、ヒーリングボイスのような透明感があり、その声で、
「born to be free」(自由のために生まれた)
だとか
「let your destiny lead your heart」(運命を心に委ねろ)
だとか叫ばれてしまうと、私はもう「一生ついていきます!!」となるのである。

音楽が美しすぎて涙するアーティストを、私は未だ他に知らない。
私の場合は、彼らの音楽を聴く時には浄化の涙はつきものなのである。


真面目に書いてきたが、自分の語彙力と表現力のなさに絶望しかないので、最終的にはやっぱり最大限の愛を込めてこう叫びたい。

「We are Xーーーっっ!!」


#私のイチオシ #音楽 #xjapan #YOSHIKI #浄化 #カタルシス #WEAREX

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