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『ミュージカル テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学vs立海

2019.12.30 メルパルクホール大阪
(2020.2.16 大千穐楽ライブビューイング)

テニミュ公式HP : https://www.tennimu.com

2.5次元舞台にハマってから、早、数年…

ついに、テニミュに行ってきた!


なんと…眩しいのだろう、テニミュ。


はじける若さ。
向上心溢れるキャストのギラギラした瞳。
数年に渡り、共に舞台に立った仲間との別れ。

これは、まさに青春。

テニミュとは、成長と仲間の物語なのだと思った。


テニミュとは


2.5次元の元祖とも言われている『テニスの王子様』のミュージカル。
週刊少年ジャンプで連載されていたマンガ『テニスの王子様』は、2003年にミュージカル化。キャストの代替わりを何度も繰り返しながら現在まで続いている。
現在は3rdシーズン(原作のストーリー三巡目、という意味。)で、主人公がいる学校・青春学園のキャストは、現在10代目にあたる。
キャストは10代後半~20代半ばが中心。テニミュを経て活躍の場を広げる方も多いことから、若手俳優の登竜門とも言われている。
(斎藤工さん、城田優さん、宮野真守さん、KENNさん、増田俊樹さん等もテニミュ出身)

チケット争奪戦の人気公演

2.5次元にハマってから、ずっと行きたかったのに
なぜいままで行かなかったか。
それは
チケットが取れなかったから…。
テニミュは、めちゃくちゃ人気公演なのだ。

ただ、今回は、他作品で知ったキャストさんがたくさん出演されていたこと、今作が「テニスの王子様」の最終回にあたるお話(全国大会の決勝戦)ということもあり、どうしても行きたかった。

なので



チケットの一般発売、頑張ったーーー!笑


成長を追いかける楽しさ


新人が起用されることも多いテニミュ。
全国大会決勝までの戦いを経てどんどん成長していくキャラクター達は、テニミュによって才能を磨いていくキャスト本人達と重なる部分がある。
そして、今作は、現在のキャストの卒業公演でもある。
卒業公演まで辿り着いたキャストの姿を見ると「よくぞここまで…」と、母親のような気持ちになった。(私は今回が初めて観たのにも関わらず。笑)
娘の卒園式で大号泣する父親って、こんな気持ちなんだろうな…。

2幕には、3年生組の卒業式のシーンもあった。「これまでありがとな!」「またいつか一緒にやろうぜ!」と、目をうるませながらチームメイトに言葉をかける。
役としてだけでなく、テニミュを巣立つ俳優個人としての想いが、そこに乗っかる。
立海のジャッカル&ブン太が大千穐楽でボロ泣きだったのもグッときたし、幸村&真田が粛々と別れの挨拶をしていたのも、とても良かった。

成長を見守り、飛び立つ瞬間にも立ち会える。
もしかしたら、これから世界に羽ばたくような才能かもしれない。その最初の一歩に出会えるのがテニミュなんだと思った。

ライバルズ最高


今回、私個人的に1番好きだったのはライバルズ
(今回、青学vs立海のお話なので、他の学校の生徒たちは「ライバルズ」という括りになっている。)

刀ミュに東方ミュージカルに…と躍進凄まじい三浦宏規くん(跡部景吾役)の歌は頭一つ抜けていた。
リョーマvs跡部のシーンの、お立ち台の上でバレエをアレンジした動きと圧倒的な歌唱力には脱帽!
三浦くん以外にも、刀ステでお馴染みの健人くん(伊武深司役)・川上将大くん(亜久津仁役)等、他の作品でも経験をつんでいるキャストが多いため、経験値がある分、日替わりのアドリブシーンも面白かった!


試合シーンも個性爆発


テニスの試合の表現も面白かった。
ボールは使わず、キャストの動きとボールの軌道を光で映し出して、試合を表現する。
それぞれのキャラクターが独自のプレイスタイルを持っているので、一人一人構えやラケットの振り方も違う。
私が特に楽しみにしていたのは、リョーマのクイックBと片足のスプリントステップ
低い姿勢でスライディングしてからジャンプして打つクイックBは、まさにそう見えるような動き!
片足のスプリントステップは、予想していたのとは違ったけれど、舞台から客席に見えるように動くとなると、ああいう表現になるんだなぁという発見があった。
舞台で再現するために考えられた表現、って好きだ。
歴代リョーマによって、この辺りの動きは各自違うのだろうか?気になる。

最後に


テニミュって、2.5次元の良いところが全部詰まった作品だと思う。
キャラクターを忠実に再現しているところ、
同世代のキャストが汗だくになって全身全霊で演じているところ、
カテコ客降りが楽しいところ。

テニミュの良いところを沢山見つけた。
(なので、文章が中々まとまらなくて苦労した。笑)

そうだ!あと一つだけ。
テニミュは、他の2.5作品に比べて格段にチケット代が安いのだ。

あ、通える…

(アカンやつ)


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観劇コーデ:立海推しなので、オレンジ(本当は黄色)と黒にしました。

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