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【LAC八ヶ岳北杜】不要なものは何もない。未来の生き方を考える刺激的な2泊3日

LivingAnywhere ―場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約にしばられることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方のこと。LIFULLでは、その実践を目的としたLivingAnywhere Commons(以下:LAC)の拠点を全国に拡大しています。

このnoteは、先日滞在した【LAC八ヶ岳北杜】の記録です。読み終わった時には、皆さんもきっとLivingAnywhereしたくなる!

1日目:仕事も遊びも欲張りました

新宿から「あずさ1号」で小淵沢駅。
そこからタクシーに乗り、到着したのは・・・

\LivingAnywhere Commons 八ヶ岳北杜/

到着すると、LAC八ヶ岳北杜(以下「LAC8」)のアイドル、ヤギのニーナちゃんが出迎えてくれました。かわいい。

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到着してまず目を引くのは「インスタントハウス」。フォルム可愛くないですか?実はこのお家、サイズにもよりますがたった数時間で建てることのできる、文字通り"インスタント"な"ハウス"なんです。

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気になるからもっと見学したいなと思いつつ、初日は朝10時からMTGがぎっしりだったため、すぐに仕事モードへ。

敷地内にはワークスペースがいくつかあります。人の目や声が気になる仕事をする時は自室、それ以外の時はフロント前やバースペースで仕事をしました。

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もっと集中したい時はワークスペースもあります。

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LACには拠点ごとにオープンチャットがあり、それを介して交流や助け合いが発生します。この日は、コミュマネのジョニーさんからこんな投稿が。

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「ぶるべあ・・・?」と頭に?マークは飛びつつ、とりあえず楽しそうなので参加表明。ついていくと、そこはとっても素敵な店構えのアイリッシュパブ「BULL&BEAR」がありました。

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アイルランドの黒ビール「ギネス」がとても美味しかったです!!後から聞いた話によると、このお店の「ギネス」を飲むために県外から来て、徒歩圏内のLAC8に宿泊していく方もいるくらい、注目のお店だそうです。

拠点に戻ると雨がやんでいたので、焚き火TIME!

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集まっていたのははじめましてのメンバーばかりですが、それぞれの人生観に触れるような深い話ができ、自分が知らない世界を垣間見ることができました。

2日目:LACの過去~現在~未来を知る

えーーーっと。絵に描いたようなどしゃ降り。
大人しく仕事をしなさいってことですかね。頑張ります。

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お昼は拠点にあるカーシェアサービス「Anyca(エニカ)」を利用して、近くのスーパー「ひまわり市場」に買い出しへ。時間がなかったので私は”ご当地っぽいお弁当”を買って食べましたが、LAC8には広いキッチンがありますので自炊することも可能です。

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仕事をしていると「中村さん、ご無沙汰です!」と声が。
振り返ると、前回LAC会津磐梯で出会ったLIFULL社員がいました。社員と言っても、全く部署が違うし、リモートワーク下なのでオフィスで会ったことはなく、話すのは磐梯ぶり。再会が嬉しかったです。

夜は、そんな1年ぶりの社員の車に乗せてもらい、他の宿泊者さんも誘いつつ、小淵沢駅近くの居酒屋さん「あるじ」へ。雰囲気の良い居酒屋さん、店主は気さくで、焼き鳥が美味でした(おすすめはタレ!)。

LAC8に帰ってきてからは、食堂で飲みなおし(どんだけ飲むの)。

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ちなみに、この目を惹く食堂の壁紙は、LACの法人会員でもある、野原ホールディングスが展開する壁紙ブランド「WhO」さんのもの。とっても素敵ですよね!

この日は、一般社団法人Living Anywhereの事務局としてLivingAnywhereの構想期から関わっている方が、LAC8にいらっしゃっていました。ゆっくり飲みつつ、LivingAnywhereを通じて作りたい世界観、構想期から変わらず貫いていること、狙い通りにいかずもどかしいこと、様々なお話を伺うことができました。普段は会わない方とバッタリ出会い、いろいろ教えてもらえることも、LACの魅力だと思います。

真面目な話ばかりしないといけないわけではありませんよ。後半戦は、どういう話の流れだったか「フェチ暴露大会」が始まっており、ディープで笑いの絶えない場になっていました(笑)

3日目:自宅より暮らしやすそうなオフグリッド棟に感動

最終日。連結された5棟のインスタントハウスからなる「オフグリッド・リビングラボ八ヶ岳」の見学をさせてもらいました。初日からとても気になっていましたが、いよいよ全貌が・・・!

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そもそも「オフグリッド」とは、電気や水道など生活に必要なライフラインを公共事業に依存しない状態のこと。「オフグリッド・リビングラボ八ヶ岳」も、電気・水道を自給自足している空間です。プロジェクトの話はLACの公式noteに書く予定ですので、そちらをご覧ください。

(2022/8/16追記:書きました!)

こちらは私の個人のnoteなので、公式には書かない(書けない)主観的で本音の感想を。一言でいうなら、

「え、思ったよりおしゃれでイケてる!」

正直、テントがちょっとレベルアップしたかなくらいのクオリティを想像していましたが、全然違いました。何なら、私の1人暮らしの家よりも住み心地が良いのではないかと・・・(汗)

まず、連結5棟のど真ん中「LDK棟」から入るとすぐにあるのは、キッチンスペース。いや普通におしゃれじゃん!

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ちゃんと換気扇ついてて、IHがあって。このシンク、明らかに我が家のシンクより広くて使いやすそうだぞ・・・?

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奥に進むと「住居棟」が2棟。1棟は来客スペースのようになっており、とても居心地の良い空間。写真では伝わりづらいですが、20平米くらいある空間で、天井も高いのですごく広々としています。大人8人くらいでパーティしても余裕な感じ!

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ウレタン素材の壁が特徴的ですよね。断熱がきいており、夏場は涼しく、冬場は温かく過ごすことができます。それでも暑い日は扇風機やクーラー、寒い日はホットカーペットやオイルヒーターなどをつけて温度調整。一般的な家と変わりません。

もう1棟の「住居棟」は、持ち主さんが寝室&ワークスペースとして使っていました。完全なプライベート空間なので撮影は遠慮しましたが、キングサイズの高級マットレス「コアラ」がおいてありました(ああ、羨ましい・・・)。

続いて「水回り棟」。洗濯機があって、シャワーと洗面台があって。写真うまく撮れなかったけど、デザイナーズマンションを彷彿とさせるおしゃれさ!

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そしてトイレは、山小屋にも使われるバイオトイレです。
正直、私は山のトイレは臭くて汚いイメージでとても苦手です。そんな私でも大丈夫!ここのトイレは、独特な香りはするもののいわゆる「トイレ臭」はしないし、トイレットペーパーも使えるし、掃除も行き届いていて(というか自分次第)、普通にきれいでした。

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最後に「インフラ棟」。ここまで紹介した生活空間を「オフグリッド」で実現するために欠かせない心臓部分です。

写真の右下に写っている2つのオレンジ色のタンク。浄水前のタンクに溜まった水は、特殊装置での浄水を経て、浄水後のタンクに移されます。「浄水といっても水質悪そう・・・」とか心の中で思っていましたが、一般的な水道水と同等の品質だそうです。すごいな、イマドキの技術って!

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左側に写っている黒い箱たちが蓄電池。外のソーラーパネルとつながっていて、ここから各部屋のコンセントに電気が配給されています。ブレーカーもあって、本当に普通の家だなあと。

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以上5棟で約100㎡。
広っっ!!どおりで我が家よりも快適な気がするわけだ。

もっと詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください!

まとめ:LAC八ヶ岳北杜には「未来」がある

LAC八ヶ岳北杜は車がないと行きづらい不便な立地です。正直、行く前は「何もない拠点」だと思っていました。

違いました。

紹介した「オフグリット・リビングラボ八ヶ岳」は、不便な暮らしではなく、むしろ時代の最先端を行く暮らしが実践されていました。

他にも、2泊3日の間には、物事を広く・長く捉えている方々にたくさん出会いました。10年~100年単位で未来を見据え、地球規模で物事を考えている方々です。とても刺激を受けました。こういう方々が、世の中の当たり前を壊し、より良い未来をつくっていくんだなと感じました。

LAC八ヶ岳北杜は、「何もない」拠点ではなく、「未来」がある拠点でした。

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さてさて、次はどこに行こうかな。
拠点がたくさん、迷っちゃうな……!


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