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日本一働きたい会社の人事を1年経験して、今思うこと。

LIFULLに転職して1年が経ちました。

今日は私が転職先にLIFULLを選んだ理由、そして、1年経って感じることをありのままに書こうと思います。

「はたらいて、笑おう」を体現していたパーソル時代

学生時代から採用学・組織心理学を学んでいた私にとって、就活で人材業界に興味をもつのは自然な流れでした。中でも、パーソルキャリア(当時:インテリジェンス)は、「はたらいて、笑おう」というスローガンへの共感や、HR以外の事業には手を出さない潔さと本気度が気に入り、入社を決めました。

入社後は、地方人材還流促進事業(LO活)の立ち上げをしたり、RAとしてクライアントの中途採用支援に従事しました。表彰いただいたIKATAI(イカした仕事大賞)がきっかけで声をかけてもらい、新卒3年目からは中途採用人事に異動しました。

希望通りのキャリア形成。成果もそこそこ出てました。何よりも、大好きな仲間と意義ある仕事に全力を尽くす時間が尊くて、「はたらいて、笑おう」を体現できていたと思っています。

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情熱溢れる人材が、情熱を持ち続けられるチームをつくりたい

人事として多くの方と面接を重ねる中で感じたのは、「世の中には素敵な想いを持った転職者がたくさんいるんだな」という感覚でした。

この感覚は、「日本の社会人は疲弊している」という論調や「熱意ある社員は6%」というデータと乖離しており、私にとって大きな違和感になりました。

このギャップの裏側には様々な要因があると思いますが、私が注目したのは「情熱の持続性」です。採用・就職時点で素敵な思いを持つことより、それを持続させることのほうが圧倒的に難しいということです。

「自分はこれをやりたい!」という熱い想いが、会社組織の中で冷めていってしまったり、「仕事で圧倒的成果を出す!」と意気込んでいた新人が、業務に慣れずに折れてしまったり。すごくもったいないことだと思いました。

「情熱溢れる人材が、情熱を持ち続けられるチームをつくりたい」

想いが強くなる一方、当時の自分の役割で解決できることへの限界も感じていました。また、プライベートでも転機を迎えており、次のキャリアを考えるようになりました。

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「日本一働きたい会社」LIFULLとの出会い

そんな時に見つけたのが、LIFULLの求人です。
LIFULLが組織づくりに力を入れていることは、以前から書籍などを通じて知っていたため、興味を持ちました。

特に「内発的動機づけ」「心理的安全性」を重視し、社員が挑戦し続けられる環境づくりに励んでいる点は、私の思う「情熱溢れる人材が、情熱を持ち続けられるチームづくり」と大きく重なる部分を感じました。

LIFULLは2017年にベストモチベーションカンパニーアワードで1位を受賞していますが、そこに甘んじることなく「世界最高のチーム」を目指し挑戦を続けている点からも、妥協のなさと志の高さを感じ、非常に惹かれました。

決め手はやっぱり「人」だった

最終的な決め手は、ありきたりですが、「人」だったと思います。

選考過程の面談で、グループ長の林さんに「どんな人と働くのか知りたい」と尋ねると、グループメンバー1人ひとりの経歴やビジョン、人柄を教えてくれました。自分と近しい価値観を持った社員が多いことに安心感を覚えました。

同時に、メンバー個人の想いを自分のことのように語る姿を見て、普段からコミュニケーションがとれている風通しの良いチームであることや、社員1人ひとりのビジョンも大事にしていることを確信しました。

そして何より大きかったのは、ここまでの組織を作り上げてきたCPO(Chief People Officer)の羽田さんの存在です。人事のプロを目指すうえで、一緒に働かせてもらえるチャンスを無駄にしたくないと思いました。

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入社してから取り組んでいること

私が今メインで担当しているのは、総合職・デザイナー職の新卒採用です。自慢の内定者たちが、社会に良いインパクトを与えてくれる日を楽しみに、日々仲間集めを頑張っています。

その他、「ピープルアナリティクスに関わりたい」「社外への発信を強化したい」「エージェント出身の強みを活かしたい」など、私自身の内発的動機づけに基づいて、業務の幅を拡げさせてもらっています。

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また、新規事業提案制度を運営する「SWITCH委員会」のメンバーとしても活動しています。LIFULLは単体で700名強の会社ですが、年間に120~150件程度のアイデアが提出されるほど、新規事業提案が活発です。

事業づくりに挑戦したい社員が多いなら、私はそれを支援したい。「情熱溢れる人材が、情熱を持ち続けられるチームをつくりたい」という意志に基づいて、委員会活動をしています。

入社して感じた3つのギャップ

LIFULLで1年働いてみて、実際どうなのか。
ここでは、入社後に感じたギャップを3つ紹介します。

1)抜群に、人がいい。
2)若手社員がとても優秀で焦る。
3)キレイゴトだけでは、革進は生み出せない。

1)抜群に、人がいい。

入社前から期待値が高かった部分ですが、想像をはるかに超える人柄の良さでした。仕事の依頼や困りごとの相談を快く引き受けてくれることはもちろん、追加の提案や先回りしたフォローに日々助けられています。

LIFULLは社是に”利他主義”を掲げており、組織の細部まで根付いています。人の役に立つことをして当たり前の世界なので、利己的な人にとっては居心地の悪い環境とも言えそうです。

2)若手社員がとても優秀で焦る。

いま私は社会人5年目です。
LIFULLの新卒5年目というと、自身で提案した事業を子会社化し、社長として働く社員が出てくるタイミングです。既存事業で活躍する社員の場合は、LIFULL HOME’S事業本部長の補佐として、300億規模の事業戦略に携わっていたりします。

明らかに、私とは見えている世界が違います。
人と比べるものでもありませんが、正直焦りも大きいです。

3)キレイゴトだけでは、革進は生み出せない。

入社前、LIFULL人事にはスマートな印象を持っていました。社員のエンゲージメントが高く保てる仕組みをつくりあげた「成功者」のイメージ。しかし実際は、人事担当の並々ならぬ努力と無数の施策によって、何とか支えられている状態でした。これは私にとって大きなギャップであり、学びでした。

サービスも組織も、1度つくった仕組みをただ運用しているだけでは退化します。革進を起こすための中・長期的な戦略を練りつつも、まずは目の前のできることを積み上げていく必要があります。想像していたよりも、泥臭いはたらき方をしています。

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これから成し遂げたいこと

いろいろ書きましたが、総じて、私はLIFULLが好きです。


LIFULLのため、その先にある社会のため、成し遂げたいことが2つあります。

1)世界最高のチームづくりを牽引する
2)情熱溢れる会社を世の中に増やす

1)世界最高のチームづくりを牽引する

社員の自由な挑戦を推奨しつつも組織としての一体感を保てているのは、根本的な部分で会社と社員のビジョンや価値観が重なっているからです。「採用」は、同じビジョンや価値観を持つ仲間集めという観点で、非常に重要な役割だと考えています。

LIFULLの採用を革進することで、世界最高のチームづくりを牽引します。

2)情熱溢れる会社を世の中に増やす

LIFULLを世界最高のチームにすることがゴールではありません。「情熱溢れる人材が、情熱を持ち続けられる会社」を世の中に増やし、ひいては、あらゆる人が豊かな仕事人生を送れる社会をつくりたいです。

人事としてLIFULLをよりよくするのと同時に、その成功も失敗も社外に発信することで、情熱溢れる会社を世の中に増やしていきます。

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「何者でもない自分」からの卒業

大きなビジョンと小さな自分の差に嫌気がさすこともあります。
今の自分は「何者でもない」と感じます。

でも、心から、良い会社をつくり、増やしたいと思っています。

今回のnoteを読んで、私のビジョンに共感してくれたHR界隈の皆さん、是非力を貸してください。一緒に良い会社を増やしましょう。

それから、社会をよりよくしていきたいという想いのある方はLIFULLで働きましょう。新卒・中途共に大歓迎です。まずは採用サイトに遊びに来てくれると嬉しいです。

長文の入社エントリを読んでくれてありがとうございました。また更新します!

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