【お知らせ】人生で初めて自分の展示を行います
誰にも理解されないかもしれない。
何か仕事につなげるためでもない。
評価されたいわけでもない。
自分のための展示。
ただただ自分が自分と、そして世界と向き合うための展示です。
３月１日（金曜日）から３日（日曜日）まで。東京の尾山台にあるギャラリー『fluss』さんで４人展に参加します。
日々、建築設計や現場監理に追われる私に「一緒に展示をやらない？」と誘ってくれたのは写真家の山口明宏さん。
以前から個人的に興味があることについて自由に表現してみたいと彼に相談していました。
この展示に誘われたとき、本当に自分にできるのか？と不安に思いつつも、前に進みたい！新しい世界を見てみたい！という気持ちの方が強く、その場で「やる！」と返事をしていました。
彼が考えてくれた展示タイトルは “Hello World”
ピンと来た方もいると思いますが、プログラミングを学ぶとき、最初にコンピューターに表示させるよう指示するのがこの言葉。このタイトルを聞いたとき、新たな一歩を踏み出すのにぴったりだな、ととても嬉しくなりました。
そう、私たちのはじまりとなる展示です。
そしてこのタイトルに導かれるように自然と出てきたテーマは素材・光・時間、そういった今まで自分が大切にしてきたものへの感謝でした。
考えてみると、自分は建築という明確な実体を設計する仕事をしていながら、曖昧なものにとても感心があるようです。
明滅する光、時間の変化、朽ちて行く素材…そいうったものに心惹かれます。
そういった関心のあることを考えていく中で、展示する作品は下記の8点にしました。
・水
・木
・金属
・色
・光
・素
・時間
・今
例えば、金属の腐食による日々の変化だったり、
捨てられそうになっていたボロボロの棚を使えるように直したり。
ピアノの音に呼応して明滅する光をつくったり…。
そういった作品を作っています。
これらの作品は見る人によっては訳のわからないものかもしれません。
ただ、とても自分らしい展示になると思います。
価値とは何だろう？
美しさとは何だろう？
いままで考えてきたことの連なりであり、ここで表現することで何か見つかるのではと期待しています。
こんな等身大の展示だからこそ、自己紹介のつもりで気取らずありのままを表現したいと思います。
ぜひみなさんにお越しいただき、会場でお会いできたらとても嬉しいです。私は全日在廊する予定ですので、いろいろお話しましょう。
一緒に展示をしてくださる三名もそれぞれ素晴らしいアーティストです。開催までに紹介のnoteをアップしますね。
最後に展示についての概要です。
行くよ！って方がいらっしゃいましたらお気軽にコメントください。
（書かなくて来てもらってももちろんOKです！）
4 Artists Exhibition
Hello world
2024.3.1(fri)〜3(sun)
1日 14:00〜18:00
2日 12:00〜18:00
3日 12:00〜17:00
fluss
東京都世田谷区等々力2丁目1-14 B1
Entrance free
Akihiro Yamaguchi @yamaguchi_akihiro
Koyuki & Katoh Kocoro @_smallsnow @kocoro_katoh
Misaki Kume @misaki_kume
３月のはじめ、１日から３日間、4人のアーティストによる展示会を行います。写真・建築・空間・音楽と多様な価値観をもつ４名が
それぞれの感性を操り、ひとつの空間を制作します。
タイトルは、Hello world。
これから始まる世界の黎明を前に、歩き出す準備を始めます。
Profile
Akihiro Yamaguchi
総合芸術
神奈川県小田原市生まれ。主な被写体は花と女性、そこに含まれる景色。自身が関わる全てを写真機で記録し、それを元に作品を制作している。
Koyuki
写真表現
石川県小松市冬生まれ。ルーツとなる山林や里山を中心に、石川と東京の二拠点で
写真活動を行う。記憶の風景をテーマにした「ライト・プレイス」から、写真・映像に加え、アクリルでの写真表現をつづける。
Katoh Kocoro
空間表現
石川県小松市生まれ。金沢美術工芸大学・同大学院にてセンスオブワンダーを題材とした空間表現の研究を行い、現在はインハウスの空間デザイナーとして活動。
Misaki Kume
建築家・造形作家
愛知県名古屋市生まれ。環境や素材の微細なささやきに耳を傾け、制作の際には常に「ここにそれは必要か？」という疑問を抱える。その過程で、美しく崩れゆくものや光の輝きに深い愛着を感じている。
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