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信念を貫くということ

先日久々に劇場で芝居を観てきました。

なぜ観に行ったのか。

私の親戚が役者をしていて、

いつも公演が近いと

誘いの連絡をしてくれるんです。

今回見に行ったのは玉造小劇店の

「お祝い」という作品です。


14年ぶりの再々再々公演らしく、

私は初めて見る作品でした。

ーーーーーあらすじーーーー


昭和12年大阪北浜にある布団問屋の分家、岡崎商店。

店主は岡崎陽介(20 才)という若者である。
性格 は生一本で真面目、経営者としては店主に成り立てという初々しさがある。 ある日、陽介の妹である晴香が学校で初潮を迎えたとの噂を、女中のお絹が聞きつけて来る。 お絹以外、男ばかりの店員たちは晴香の帰りをどう迎えるかで、てんてこ舞い。お絹の指示に従い、お赤飯 や紅白饅頭の準備に走り回っている。

そこへ陽介の従兄、本家の島村優平が、晴香が交通事故に遭って亡く なったと知らせに飛び込んでくる。

初潮になったことを男の子たちにからかわれ、不注意で道に飛び出したせいだった。それを知った陽介は、 生理への偏見を無くすため、布団屋をたたみ、生理用品の開発・販売、そして性教育の普及活動を手がける 会社を興す。知人という知人、全ての女性に生理のことを尋ねまわり、女装して女子便所に忍び込んで生理 用品を収集する陽介たちは「変人倶楽部」と言われながらも研究・開発を進めていくのだった。

ちなみに私の好きな役者さんは

うえだひろしさんという方です。



どの役を演じても

ハマり役にしてしまう力があります。

少し前の朝ドラ「舞い上がれ!

にも出演されていました。

それだけではなく芝居への情熱も、

小道具への愛も

私たちが親戚と話ができるように

控えめにお話をしてくれる姿も

イケオジ感満載なところも

全てが素敵で尊敬しています笑

それは置いておいて、

この芝居は生理用品の開発に奮闘する

男性たちの物語ですが、

男性たちが女子トイレにこもって

生理用品の収集をするシーンがあります

今では犯罪ですが、開発をするためには

素材による吸収率の違いを見なければならないんです。

当然変な目で見られますが、

それでも信念を貫くんです。

戦争で生理用品に必要な綿花を

軍に没収されてしまいます。

それでも、戦争に負けずに一から頑張っていくんです。

周りから理解されない苦しさや、

不可抗力でしかない戦争に

人生を振り回される。

すごく苦しくて辛いことだと思うんです。

それでも、生理用品の開発のために

協力して信念を貫く姿。

そして登場人物みんなの団結力。

見てよかったと思える舞台でした。

大阪に住んでいる方は

12月2日と3日にインディペンデントシアター2nd

で行われています。

ギャラリー席にはなるようですが当日券はあるそうなので

お時間が合う方はぜひ行ってみてください。

次の再演は14年後だそうですよ😂


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