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初心者が語る大相撲の魅力〜入院と大相撲

 何だかんだあり入院することになった私。
 「最小」の懸念事項が発生しました。

 入院期間が大相撲春場所と被っている。


 ここ数年で大相撲にハマり場所中はなるべく、リアルタイムで楽しんでいるのです。

 では、そもそもなぜ大相撲にハマったのか。

 きっかけは2つの歴史的瞬間を見たことです。

①令和4(2022)年 秋場所にて
宇良関が20年ぶりに決めた大技「伝え反り」

②同年 九州場所にて
28年ぶりに行われた優勝決定巴(ともえ)戦

 どちらも、めずらしい「奇跡」のような一戦。しかし、これらの「奇跡」は偶然起こったのではなく、ひとえに「稽古の賜物」だとテレビ越しに強く感じ、めくるめく大相撲の世界へ誘われたのでした。

 加えて今場所は「新大関・琴ノ若」の呼び出し(と新しい化粧まわし)が見所。
 琴ノ若関は、大関昇進にあたり、祖父で元横綱の「琴櫻」を襲名するのか関心が集まっていました。こちらはラジオ番組で聴いたお話。

元・産経新聞 編集長の安本寿久さん
「大関昇進後、『琴櫻』を襲名しなかったのは『大関・琴ノ若』という呼び出しを父に聴かせたかったからでは?」

ラジオ大阪「藤川貴央のニュースでござる」より

 父であり元関脇・琴ノ若関への思いが垣間見えます。大関の呼び出しは、お父さまの悲願だったのかも知れませんね。

 決まり手や詳しい用語はまだ分かりません。寄り切りと押し出しは分かるけど、引き落としと肩透かし、小手投げは瞬時に見分けがつかない!ずぶねり?なんだか、かっこいい!
 それでも部屋や地元、出身校などの期待を一身に背負い、土俵に上がるたびに変化する力士。場所ごとに違う表情を見せてくれる、それぞれの姿を応援する面白さを感じています。

 と書いている間に、春場所がはじまりました!なんならもう終盤戦です……。琴ノ若関は初日のインタビューで、お父さまの佐渡ケ嶽親方から「琴ノ若は関脇止まりか」と言われたことを明かしていましたね。先場所の優勝決定戦で照ノ富士に敗れた際に見せた、悔しそうな表情がよみがえります。
 また今場所は、大阪での開催ということで、ご当所!寝屋川出身の宇良関にも熱い眼差しが向けられていますね。私も「宇良カラー」、ピンクのタオルで応援したい……!

 とにかく見逃せない今場所。入院する私。

 たどり着いたのが、テレビカードでした。

1000円分のテレビカード。二匹の子犬が愛らしい。


 入院前、テレビカードを買えばベッドの上から観戦できると知り、私の関心はもっぱらテレビカードに。買うか?買うまいか?テレビカードと大相撲春場所について、あれやこれやと言っていたら、夫は「買ったらいいやん(ニッコリ)」と言い、不安になっている私に

気持ちの刃(やいば)かいな。
心に炎(ほむら)をともして、
手術後には明け星が一筋の光をくれるから〜!

夫の発言(2024/2)より

 と、独特の言い回しで勇気づけてくれました。治療に全集中せよ、ということでしょうか?!

 ではテレビカードをゲットして、病室で観戦することにしましょう!


 さあ大阪にも、春がやってきましたよ!

(※この記事は夫の了承を得て掲載しています。)

藤川 みさこ(ふじかわ・みさこ)
松竹芸能所属。大阪市生まれ。社会教育士を目指して再勉強中。これまで「ザ・シンフォニーホール」の館内アナウンス(〜現在)などを担当。音楽とアニメ、船が好き。

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