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女性の健康リテラシー

2月25日月末。
諸々終わらない作業をしていて、夜明け4時に飛び込んできた情報。
即申込して、そのまま作業を続け5時から参加。

女性のヘルスリテラシ―の向上と
これからの生き方を改めて考える時間となった。参加して良かった。

飛び込んできた情報は、
学びに行くハワイ - 女性の健康セミナー & 女性ホルモン塾 in Hawaii -
日本屈指の乳がん治療の名医!現在ハワイ在住の山内英子医師、
日本を代表する産婦人科医!対馬ルリ子医師が、
ハワイで開催する女性の健康セミナー!

ハワイの現地開催と日本の5時オンライン開催。
4人の女性が登壇された。


1)【乳房のはなし】 乳腺外科医師 山内英子さん

がんの罹患率や死亡率の動向と変化を海外と日本との比較や
年齢別など、疫学的データを示して下さり現状が良くわかりました。

・部位別予測ガンり患数
男性は1)胃 2)大腸 3)肺
女性は1)乳房 2)大腸 3)医

・部位別予測ガン死亡数
男性は1)肺 2)胃 3)大腸
女性は1)大腸 2)肺 3)膵臓 4)胃 5)乳房

男性は1、2、3位の順位が大きく変わらないが、
女性は、乳がんのり患が多い(20%)が、
死亡数は9%の5位になっている。
早期発見し治療死を行うと死なない病気ということになる。
とお話しされていた。

また、驚いたことは
女性の生涯に乳がんにかかる可能性は、
日本:9人にひとり、アメリカ:8人に一人。
アメリカに近づいて行ってる・・・

日本の乳がんの年齢別罹患率は、30歳代から50代まで急激に増強している。
結婚、子育て、管理職など責任のある立場や
また介護、更年期にかかる年代に多い。

乳がんのリスクファクターについて説明があった。
女性はライフサイクルも忙しいし、現代は更年期後の老年期が長い
人生100年。

※日本屈指の乳がん治療の名医
聖路加国際病院 副院長、ブレストセンター長を経て、ハワイ移住
現在、Queen's Medical Center にて診療とともに
ハワイ大学がんセンターにて研究に従事


2)【子宮と卵巣と女性ホルモンのはなし】 産婦人科医師 対馬ルリ子さん / 美容家 吉川千秋さん

対馬先生は、病院に勤務時代にこんなにひどくなってという患者さんに沢山出逢われたそうです。
なので、女性の健康リテラシーの向上に早くから取り掛かかられてこられたそうだ。

女性の社会の活躍の一方、女性特有の健康課題による経済損失が6.37兆円あると日本医療政策機構のデータを示され、
社会経済的に見ても女性の健康課題を女性だけの問題にせず
職場の風潮改善や理解が大切と、強く提言されていた。

健康の木:対馬ルリ子先生

対馬先生が開業されたときから軸としておられる「健康の木」を用いて、
ひとり一人が自分の健康に自立するという言葉で説明くださった
ヘルスリテラシー

ヘルスリテラシーが低いと病気をしやすくお金がかかる。
ヘルスリテラシーが高い女性は仕事のパフォーマンスも高い(低い人と比べ2.4倍高い)という調査の結果に興味深かった。
リテラシーが低い場合の経済的デメリットが試算されており、
米国では年間11から25兆円と紹介された。

いつもながら、対馬先生の
女性のライフサイクルとホルモンの関係と女性の健康トラブルの状況
月経の仕組み、月経前症候群(PMS)についてはとても分かり易い。

女性の健康ここがポイント
1)女性ホルモンのある年齢、ない年齢・・・50歳が境目
2)女性ホルモンの変動は、脳のホルモン指令系統と、脳全体の働きに影響   を与える。⇒ 自律神経系ー情動(感情)ー免疫系
3)女性は、ホルモン変動をきっかけとして心身の変調が起きやすい特性がある。

3)の特性について、「命を守るためで悪い事ではない」と話されていた。

なるほど!!
この言い方は、これから更年期を迎える、
または真っただ中の人には気持ちが少し楽になりそう。

また近代、先進諸国において
妊産婦死亡率・乳幼児死亡率は劇的に減少しているが、
先天異常、児の未熟、母体の合併症に伴う乳児死亡は減っていない。

妊娠する前からの女性の健康管理を改善されることを協調され
海外ではプレコンセプションケアとして
2006年にはCDC(米国疾病予防管理センター)
2012年にWHO(世界保健機構)により勧告が出された。

やせ女性は不妊になりやすい。
未熟児や早産児を生みやすく早産や難産にありやすい。
あかちゃんが将来病気しやすい。
プレコンセプションケアの重要性を伝えられた。

※医師:対馬ルリ子さん
20年前から、女性の健康特性と心や体のウェルビーイングについて伝える
女性ライフクリニック銀座・新宿伊勢丹 理事長
一般財団法人日本女性財団 代表理事、
銀座新ロータリークラブ 会長エレクト

※美容家 吉川千秋さん
20年前から、対馬医師とともに女性の健康特性と心や体のウェルビーイングについて伝えている。

3)【女性の心と体の健康のはなし】心理カウンセラー フロイド由紀さん

深呼吸をしましょうと始まった。

おなかに手を置いて、背中の方に手が引かれるように息を吐いて・・
これが、正しい腹式呼吸です。横隔膜を大きく動かします。
このリズムが、効果的だそうです。
リズムは「6拍吐いて、4拍息を吸う」そうです。2拍?だったかな???


自己紹介で、日本で長年看護師として働いていましたが、人生の転機があり
大学で心理療法士になる為に勉強したとありました。

心の不健康は「死」に結びつく
どうして女性は心のケアが必要か
・女性は気分(感情)障害(うつ病、躁うつ病)がどの年代も男性より患者数がおおく
・女性のうつの有病率は男性の2~2.5倍高く
・ホルモンの変動が大きい月経前後(特に思春期)、分娩後、更年期にピークとなる。これは米国や諸外国も同じ傾向にある。
・特に更年期障害患者では約25%にうつ病やその他の精神疾患が合併している(日本身心医学学会2006)

「うつは心の風」???

フロイドゆきさんは
うつは『心の生活習慣病』と表現されていました。

食事、運動、睡眠生活のパターン
物事の考え方、とらえかた、行動のくせが
ストレスや不安が増強し「うつ」を悪化させる。
ということだそうです。

この習慣を「筋トレ」のように「心トレ(しんとれ)」をすると効果があるそうです。

「心トレ」には
・バランスの取れた食事
・適度な運動、ウオーキング、ストレッチ
・質の良い睡眠
・腹式呼吸
・メディテーション(瞑想法)、ヨガ 等

バランスの良い健康的な生き方が出来るようなサポートを目指しています。健康的な心身を保つことは、家族関係、人間関係、社会生活を楽にさせ、豊かな人生を送ることに通じます。
カウンセリングで
・自分が気が付いていなかったパターン(思考・物事の捉え方・行動)に気づくことができる
・ストレスや不安、気分の落ち込みの原因がわかる
・自分に合った問題解決の仕方を専門家と共に探せる
・生きやすいせいかつができるようになる

というお話しでした。

4)さいごに

今回お話を伺った4人の方は
少しお姉さま(先輩方)だとお見受けいたしますが、
お声に張りがありオンラインで聞き取りやすく、
にこやかでとてもお美しく尊敬する皆様でした。


乳がんの罹患が9人に一人って、米国にググっと近づいている
学生の時に習った時は二桁台でしたよ・・・
衝撃ではないですか!!

私自身もゆるぎの中にいて、昨年秋ごろからの不調があり
医療従事者の悪い所、自分は後回し・・・しがちなので
身体の変化に心を向け
いまここの自分を大事にしなくては。

そして、私の周りの人々は
産前産後のママ、アヤ世代の親子や介護にかかる人、
育児と介護のダブルワーク
10~20代女性、更年期世代のかた
今日のことを生かせるようにしていこうと思う。

最後に乳腺外科医師の山内さんが
がん治療をしているかたは、心の支えが大切で
お家の方でもお友達でも
通院に一緒について行く、点滴中にそばにいるだけでも
とっても、心休まると思う。と語っていた。
その言葉が慈悲深かった。

どんな言葉をかけるのか悩むと思うけど
もし、私ががんを患って気がめいっていたら言葉なくても
傍にいてくれたら心強いと思うし
大事な人がそうなったときには傍にいられる人になろう。

「健康」を「健」に!
「更年期」を「年期」に!
自分の健康に責任を持ち、(ヘルスリテラシー)
人に頼りたいときは頼れる自分でいて(受援力)
ごきげんで過ごしていきまっしょ!!

さて、作業やりますか(^▽^)/

みなさんも、ごきげんでお過ごしください!!