【読書感想文】アホか。

外出先で少し時間が出来たから、久しぶりに電子書籍を読むことにした。買ったものの手をつけられなかった百田尚樹さんの『アホか。』を読み始めると面白くてあっという間に読破してしまった。百田尚樹さんの著書は小説しか読んだことがなくて、新書は初めてだった。人となりが垣間見えて良かった。

内容は「アホか」と言いたくなるようなニュースを取り上げ、著者がツッコんでいく。ひとつひとつのニュースが短くてテンポが良く、ユーモアたっぷりで最後まで飽きさせない。

私は自宅にテレビを置いてすらいないから、ネットニュースを頼りにしている。見たことある事件がいくつかあったが、意外と大半は知らなかった。個人的に政治関連は笑うしかないけど笑えないような複雑な気持ちになった。私たちの生活に関わってくるからだ。

恥ずかしながら選挙権を得たのに4年ほど投票に行っていなかった。どこに投票したいとか自分の意見がなかったからだ。自分の意見を持つにはまず知ることをしないといけない。それを怠っていた。「投票に行かないとな」とぼんやりと思っていたので、わからないなりに投票することを決めて重い腰を上げた。マニフェストやら過去の実績やらを調べて投票したら、その後が気になる。そしてまた次の投票に繋がる。だから、まだ投票した事ない方はとりあえず1回行ってみたら良いと思う。


思いがけず選挙の話をしてしまいましたが、この本のオチにドキッとしたせいにしておきます。
本当のアホは誰なんでしょうか。
人の振り見て我が振り直せ、ですね。

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