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【後編】韓国旅行記 2022.10.29-11.02

こんにちは、アニョハセヨ。
みるかく子です。

こちらの記事は「韓国旅行記 2022.10.29-11.02」の後編です。

後編も引き続きお楽しみください。
カジャ!!((((((((((っ・ω・)っ ブーン!!

▼前編はこちらから

Day4

朝、なみさん、みょんさんと解散

11/1の朝、ホテルをチェックアウト。私 わたし以外の3人は、日本へ帰国します。帰りの飛行機は各自バラバラです。

なみさんとみょんさんとはここでお別れ

2人とは夜の食事以外はほぼ別行動だったけど、夕食時、そしてホテルで夜な夜な話すのが本当に楽しかった。
一緒に旅してくれて、ありがとう。^^

なみさんも旅行記を書く予定とのことなので、そちらもお楽しみに……♡

2人と別れた後、私とぽ〜やんは梨泰院へ献花に行きました。

Grandpa Factory Cafe

昼前ごろに、ハラボジ工場カフェへ。
このカフェは滞在中数回訪れました。なんなら1日中入り浸っていたいほど、外観もインテリアもとてもお洒落で居心地が良かったです。

夜の外観がとても素敵でうっとり……

インテリアのセンスも抜群……!広々としていて、ゆっくり時間を過ごすことができました。

ぽ〜やんと解散

カフェに行った後、ぽ〜やんご所望のスマホケースを購入してぽ〜やんともお別れ。今回の旅のバディ!たくさん笑わせてもらったし、ぽ〜やんのおかげでいろんなミラクルに遭遇しました。ありがとう。

▼ぽ〜やんの旅行記はこちらから

ゲストハウスにチェックイン

3人が帰った後、私は1人残り、ゲストハウスにチェックイン。明洞にあるゲストハウスの個室に宿泊しました。

この4日間ひたすら歩いたので、スマホを充電しながら自分も充電。私は1人の時間が大好きで、1人旅にも慣れていたのですが、今回みんなでわいわい話すのが楽しくて、3人が去ったあと急に寂しさが込み上げてきました。T~T 

楽しかった4人旅の余韻に浸りながら、韓国最後の夜の予定を組むことに。

帰国前に達成したいことは「漢江散歩」と「映画リメンバー鑑賞」です。

漢江は韓国俳優さんたちも散歩していることも多い場所。あわよくば好きな俳優に会えてしまうかもしれない!!という煩悩からきたウィッシュリスト。

そして映画鑑賞。私も30日の夕方に舞台挨拶に参加して、ナム・ジュヒョクとイ・ソンミンさんを拝んでから映画を観る予定でした。(席は前から3列目だった……)

舞台挨拶に参加することは叶いませんでしたが、映画は見てみたい内容的に日本で公開されるか分からないので、なおさら。

大きい映画館だと遅い時間まで(0時以降もある!)上映しているのですが、終電を逃すとタクシーしかなく、街も1人では危ないとなみちゃんに聞いていました。

そこで、ゲストハウスのスタッフさんとあーだこーだ話し合いながら、「漢江を散歩できて映画を観てなおかつ終電に間に合う神スケジュール」が完成。本当に、いろんな方に助けの手を差し伸べていただいた旅でした。

さぁ、果たして漢江で誰か(好きな俳優)と遭遇することはできるのか!?!?

そして、韓国語はサッパリなのに映画はわかるのか!?

いざ、1人冒険のソウルの夜の街へ!
カジャ!!((((((((((っ・ω・)っ ブーン!!

漢江散歩とパクさん(仮名)

ソウルは街の中に大きな川が流れている街。10年前、学生時代にきた時にはそんなこと気がつかなかったなぁ……(なんで?笑)

1人で漢江を歩いていると、韓国で出会った方達の優しさや、先に帰国した3人の仲間達との楽しい時間が蘇ってきて、なんだかしみじみ……

旅行前に言語交換アプリで知り合ったパクさん(仮名:♂)に「ありがとう」のメッセージを送りました。

パクさんはこの旅で美味しいレストランや天気の情報を教えてくれるだけでなく、梨泰院事故でショックを受けていた私にこう話してくれました。

とても悲痛な事故だけど、自分の人生を生きなければならない。みるの韓国旅行が楽しい思い出でいっぱいになったら嬉しいです

韓国の方に、その言葉をかけてもらったことで、韓国旅行を思う存分楽しもう。韓国のことをもっと知ろう。と、4日間を過ごすことができました。

「韓国の方々のおかげで楽しい思い出がたくさんできました。ありがとうございます」と伝えると、パクさんはとても喜んでくれました。

そして、仲間は帰国して

  • 私は今から1人で映画を観ること

  • 実は旅の仲間がナム・ジュヒョクのファンで、舞台挨拶に参加することがきっかけで渡韓したこと

  • 私も舞台挨拶に参加するはずだったけど中止になったこと

  • この映画が日本人にとって少し複雑な内容であるかもしれないけど観てみるつもりだということ

と伝えました。

すると、パクさんから新たなメッセージが。

パクさん「席はもう予約しましたか?」

私「いいえ。龍山駅のCGVで21:◯◯〜の回を観る予定ですが、席はまだあるようなので予約していません」

パクさん「どの席がいいですか?自分はいつもG8くらいの席を好んで選びます。韓国旅行のささやかな贈り物です。友人にもよく映画のチケットを贈っています。韓国旅行をいい思い出にしてほしい。どうぞ負担に思わずに受け取ってください」

そう言って、パクさんが映画のチケットを購入して、予約番号を送ってくれました。パクさんは映画館に来るのか?と尋ねたところ、「自分は明日仕事が朝早いので行けません。どうぞ、楽しんで^^」とのこと……

なんと紳士的。やっぱり韓国人はロマンチックな人が多いのか。久しぶりに現実世界で胸がときめき、わたしの頭に「Like a Star」の一小節が流れました。

そう、まさにこんな感じに。

コロナ禍に自宅で過ごす時間が増え、私のときめきや感動の対象も映画やドラマの登場人物たちになっていました。しかし、この旅でまた人と人との触れ合いの温かさを思い出させてもらいました

これはなんとしても映画に遅れることはできない!漢江散歩を早めに切り上げ、龍山の映画館へ向かいました。

龍山CGVで映画「リメンバー」を鑑賞

龍山駅の構内はびっくりするくらい、広い!!大きな棟が集まったモールになっていて、映画館を探すのも一苦労。早めにきて良かった〜……!

誰かに道を尋ねたかったのですが、イチャコラしているカップルが多く、声をかけづらかったのでなんとか自力で映画館に辿り着きました。

大丈夫、私にはパクさんがくれたチケットがあるんだもん!!(急な乙女発言)

無事チケットを発券して、時間までモール内をウロウロ……
映画が終わってすぐ終電なので、ご飯を食べる暇はない……お腹は空いてないけど軽食を食べておくか……

と飲食フロアを覗き、チキンを食べたかったけどやはり「おひとり様」メニューはなさそうだ……あのサクサクジューシーなチキンをもう一度食べたかった……次回の渡韓までおあずけか……

結局、映画館の軽食で済ませることに。
フードメニューの注文、対人なら英語でできるのに、機械しかなくて恐る恐る使ってみる……

機械に日本語も英語もなくて、翻訳アプリを使いながら頼もうとしたら、数秒タッチ操作が遅れるとエラーになって最初のページに戻ってしまうので、勘で注文……^^;

10回くらいトライして、チャプチェごはんとコーラが買えたようです。笑!

チャプチェごはんとコーラを抱えて(デカい)、いざシアタールームへ!
ここで少し映画「リメンバー」のあらすじをご紹介します。

映画「リメンバー」あらすじ
脳腫瘍末期、80代アルツハイマー患者であるハン・ピルジュ(イ・ソンミン)。日本統治時代、親日派たちによって家族を失った。
妻がこの世を去ると、ピルジュは60年余りに渡って計画してきた復讐(ふくしゅう)を敢行しようとする。彼はアルバイト中のファミリーレストランで親しくなった20代の青年インギュ(ナム・ジュヒョク)に、1週間だけ運転を助けてほしいと依頼する。
理由も知らぬままピルジュに付いてきたインギュは最初の復讐現場のCCTVに映し出され、有力な容疑者となってしまう。
警察は捜査網を広げ、ピルジュは失っていく記憶と戦いながら復讐を続けていくのだが…。
Wow!Korea (https://www.wowkorea.jp/profile/301003.html)

原作は2015年にカナダで公開されたホロコーストを題材にしたサスペンス映画「Remember(邦題:手紙は憶えている)」とのことです。こちらの原作映画もウェルメイドなサスペンス映画だと高評価なようですので、是非観てみたいです。

しかし、ホロコーストを題材にした映画のナチスを日本軍に置き換えて韓国リメイクするとは……日本人としては……複雑……^^;

お恥ずかしながら私は日韓の歴史に明るくなく、もちろん映画も日本語字幕はついておらず大まかな流れをなぞることしか出来なかったので、ストーリーうんぬんのコメントは控えます。

ただ、イ・サンミンさんがとてもかっこよかったし、ナム・ジュヒョクの熱演も光っていました。この映画でまた演技の幅を広げたのでしょう。

この記事を読んだ方で、韓国在住で日本語字幕なしでも映画をみることができる方、日韓の歴史にも詳しい方、こちらの映画をみることがありましたら、ぜひ感想とストーリーの詳細を教えていただけますと大変嬉しいです…!!

終電でゲストハウスへ。

映画を見終えた後、感傷に浸る時間はありません。終電の時間があるからです。私はこれも甘くみていました。龍山駅はとても広いのです……ホームがたくさんあり、どれが明洞への地下鉄のホームなのかちんぷんかんぷんです。

そして、ひろ〜い龍山駅なのに、歩いている人はひとーり、ふたーり、3人、4人……(ホラー)

海外旅行で道に迷ったときに道を尋ねるときは子連れのお母さん、もしくはカップルと決めているのですが、そんなに都合よく見つかるはずもなく、ただ駅構内をウロウロ……

酔っ払って酒臭いおじいさんが「こっちだよ」と声をかけてきましたが違う気がしたので全力で無視してなんとかホームを探し出しました。(半泣き)

ソウルは眠らない街」だと思っていたのですが、コロナの影響と哀悼期間であったためか、0時近くには人もまばらでした。

ホテルのある明洞駅についても、本当に誰もいない……!だんだん怖くなってきて、駅からホテルまで猛ダッシュで帰りました。無事に帰り着いてよかった〜……

夜は早めにホテルに戻りましょう。^^;

Day5

空港鉄道ソウル駅でのときめき

いよいよ帰国の日。長く楽しんだようにも、短くて一瞬だったようにも感じます。まだまだ最後まで行きたいところがあったので、ゲストハウスをチェックアウトした後、先に空港鉄道ソウル駅へ行って荷物を置くことに。

これもちゃんと自分で事前に調べていなかったのですが(オイ)、空港鉄道ソウル駅から仁川空港への特急に乗れば、40分程度で空港に到着するそう!
それなら空港駅に荷物を置いておけば、自由に動けるじゃん!空港行きの駅ならコインロッカーもたくさんあるっしょ☆♪

という、根拠もないざっくりとした予想。みるかく子という人間はそういう大雑把なやつなのです。

ゲストハウスをチェックアウトして、ソウル駅に到着するまではよかった。しかし、そこから迷いました。ソウル駅構内から空港鉄道ソウル駅ターミナルは直結しているのですが、これがどこにあるのか分からない。やたら広い。

そして、私はすぐに電車に乗りたいわけではなく、荷物を預けたいだけなので、ターミナルのどこまで入場していいのか分からない……^^;

私が大きなスーツケースを抱えてウロウロしていると、シン・ハギュン味のあるイケアジョシ(40代とみられる)が声をかけてくださいました……!!
アジョシは駅の職員さんのようで、白シャツ&スーツ姿で英語も流暢で、とても素敵でした。

私が荷物を預けたいがコインロッカーがなくて困っているという旨を伝えると、「ここをまっすぐ行って一度改札を抜けるとコインロッカーがある。もしコインロッカーがいっぱいでも、荷物を預かってくれるサービスもありますよ^^」と教えてくださいました。

私はそのシン・ハギュン似のスーツのアジョシにときめき……♡(パクさんわいww)

韓国の方って、初対面でも話すときに顔の距離が近いじゃないですか。話している間、そのイケアジョシの顔がすごく近くてドキドキしていました。

結婚してるのかな…?急いでたけど、もっと話したかったな。連絡先、聞けばよかったな……(オイ)

そんなこんなで荷物を預かってくれるカウンターを発見。ついでにカウンターの隣にあった券売機で、帰りの特急電車のチケットも購入。

このスーツケースを預かってくれたトラベルセンター、有料でしたがすごく便利なので(1回7,000ウォン)、空いているコインロッカーが見つけられない場合はぜひ利用してみてください。^^

CASETiFYへ

わたしが帰国前に急いでいた理由のひとつがこちら。「CASETiFY」のスマホケースをゲットしたいから!!!!

ウィ・ハジュンをはじめ多くの韓国有名人がこちらのスマホケースを愛用しているようなのです。いろんなコラボ商品やデザインがあってかわウィ!!(テンション)

ぽ〜やんが帰国前にこのスマホケースを購入していました。そのときは「ふ〜ん……」という感じで見ていたのですが、一晩考えていたら欲しくなったのです。

ウィウィと…ウィウィとお揃いのスマホケースにしたい…🥺(煩悩)」

お店に在庫があればすぐ受け渡し可能なのですが、ないこともあるようです。その場合や、フチの色などをカスタムする場合は1時間〜数時間かかる場合があります

私は韓国のイラストレーターさんのデザインにしました。
ボヒョンが大型犬っぽいから、犬のイラスト^^♡(ウィウィわいww)

Café Kitsuné

スマホケースが出来上がるのを待つ間、カフェで一息つくことに。もう一度帰国前にハラボジ工場カフェに行きたかったのですが、時間がなかったので諦めて、CASETiFYのお店の近くにある「Café Kitsuné」へ。

前日にぽ〜やんとこの通りを歩いたときに、お洒落な女の子たちが出てきたので気になっていたのです。

シティガールのぽ〜やんに聞いてみたところ、オーナーはフランス在住の日本人DJで、MAISON KITSUNÉというアパレルブランドを運営しているとのこと。そのブランドが経営しているカフェで、パリにあるカフェが本店。
日本でも東京や岡山に店舗があるようですね^^

カフェラテとカヌレでホッとひと息……^^♡
ここも、すごくお洒落で居心地の良いカフェでした。


仁川空港へ

無事、欲しかったスマホケースをゲットして仁川空港へ。

私がこの旅で出会った韓国の方々はとても温かく、親切な方ばかりでした。「また韓国に来てね」という食堂のオンマや、2日目のカフェで出会ったマダム。

悲しい事件が起こったけど、韓国旅行の思い出は楽しい思い出でいっぱいにしてほしい」というパクさんの言葉。いろんなところで出会った韓国の方々の優しさが心に沁みます。

私自身も、ここ数年大好きだった海外旅行に行くことができず、また、仕事や今後の生き方について考える時期でもありました。今回の旅行は、海外や外国語に触れることがやはり自分の喜びなのだ、ということを再確認させてくれる機会でもありました。

コロナや不慮の事故で突然命を落とすこともあるかもしれない。当たり前のようにあるこの生活は、いろんな奇跡と誰かの想いによって成り立っている生かされている私たちは決してその命を無駄にすることなく、自分の人生を生きなければならない。

ということを深く胸に刻んだ旅でもあります。

そんなことを電車の中でひとり考えていると涙が溢れてきて、空港に到着するまでずっと止まりませんでした。

福岡空港到着

仁川から福岡空港へ。
1時間半もかからずにあっという間に到着してしまうのが福岡の利点でもありますが、ちょっと名残惜しくもある……

まだまだ旅行の余韻に浸っていたくて、空港で食事をしました。
福岡空港に新しくオープンしていたビアガーデン「SORAGAMIAIR(ソラガ・ミエール)

ハイセンスな街・ソウルから帰ってきたばかりだったので、なんだよこの親父ギャグは……(-_-;)と思っていたのですが、本当に空が見えてビールが美味しい最高の空港レストランでした。

福岡空港国内線ターミナルにあるので、福岡空港をご利用の際はぜひ一度お立ち寄りください。

グループ旅行してよかった

私は昔から旅行といえば一人で出かけることが多かったです。海外旅行でも、現地に友人がいたりして一緒に出かけたりすることはあったのですが、基本的に一人。誰かと行動を全て一緒に旅行した記憶は数えるほどしかありません。

でも、今回この韓ドラ沼を通じて知り合った仲間たちとの旅行は本当に楽しかった誰かと一緒に旅行すると、自分の興味のなかったことも知って、こんなにも世界が広がるものなのだ、ということを学びました。

出発から帰国まで大切な時間を共有したこの旅は一生忘れることのできない、忘れたくない旅となりました。帰国してから、私含めみんな韓国語の勉強に火がついたようです。

「韓国ドラマが好き」という共通点以外はてんでバラバラの4人でしたが、そのバラバラ加減が絶妙なバランスで、初対面とは思えないほどのケミを発揮していたと思います。

これからも、一緒に韓国ドラマを楽しもう^^
また旅行しようね!

最後に

初日の夜、梨泰院の事故がありました。この夜、私はホテルで事故を知ってからずっと事件のニュースを追いかけていました。次の日があるから…と思い、ベッドに入ろうにもあの光景がずっと頭から離れずなかなか寝付けぬまま、結局一睡もできませんでした。

多くの観光客の方と同じように、私たちも「梨泰院のハロウィンに行ってみたいね」と話していました。その時はあのような惨事が起こるとは全く思いもしませんでした。

あまりにたくさんの尊い命が数時間の間に奪われました。ただ、楽しもうと出かけただけなのに……

帰国前に献花をしてきました。
亡くなった方々と、今なお苦しい思いをしている負傷者の方々、救助にあたった医療従事者の方や市民の方々、一緒に遊びに来ていた犠牲者の友人の皆さん……大切な人を突然失ったご遺族の方々のことを思うといたたまれません。

もう二度と、このような悲しい事故で亡くなる方がいませんように。
心よりご冥福をお祈りいたします。

2022.11.09
みるかく子

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