ふたりぼっちの時間
私は「ふたりぼっち」の時間が好きだ。好きな人とは勿論、嫌いな人とでもそれなりに好き。普段グループでは長い時間一緒にいる人でも、実は予想のつかない価値観を持っていたり、死生観を持っていたり。通話でだっていいからふたりぼっちの時間を過ごしたい。
心に移りゆくよしなしごとを
普段「これってどうなんだろうな」と思うこと。そういうことは、誰かと二人で話したい。あまり自我のない私は、複数人だと流されてしまうからだと思う。「AくんはCちゃんが好きなのかな」「今のクラスの雰囲気はちょっと歪んでいるな」ポジティブでもネガティブでも、何だって。人間観察が趣味とも言える私は、どうでもいいことをよく考え、なんとなくで雰囲気を読む。そして、共有したい。ただ、否定が怖くて複数人では話せない。そこで、誰かにふたりぼっちの時間をお願いする。
そこはかとなく話す時間は意外と取れない
基本的にグループ行動の私は、誰かと二人きりという時間があまりない。遊ぶにしてもグループみんなで、通話するにしてもグループ通話で。そんな中で「二人で話そう」というのは意外と難しい。「じゃあ〇〇も誘う?」となり、そのまま流れるからだ。相手が同性ならまだ「今回は二人にしない?」など何とでも言える。問題は相手が異性の場合。恋愛的な他意があって二人きりがいいわけではない。それが伝わるかはわからないし、かと言って一々説明することでもない。私の目下の悩みはこれである。今までは色々あったおかげで(ちょっと大変だったけれど)二人で話す機会もあった。それが最近、滅多に無い。懇意にしている(聞こえはいいが頼りきっているだけ)相談相手と二人きりで話せないのは、ちょっと辛いものがある。
れっつ、ふたりぼっち
好きな人とふたりぼっちの時間はあっても、嫌いな人とは無いという人は多いと思う。嫌いな人とこそ、ふたりぼっちの時間を一回取ってみてほしい。印象が変わることも多々ある。気になっていた行動の裏ではすごく考えていたり、実は勘違いだったり。それでも印象が悪いままなら諦めよう。ただ諦める前に、一旦通話越しでもいいのでふたりぼっちになってほしいなと思った。
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