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『ワクワクの先にあるもの』

 皆様はじめまして。バレエ公演『ミル』を主催している安村圭太です。
このnoteではバレエ公演『ミル』の制作過程や、公演の裏側を毎週少しずつ投稿していく予定です。
 皆様が読み物として楽しめるようなものにしたいと思っておりますので、通勤などのお手隙な時に気軽に読んで頂けたら幸いです。


「振付の始まりにあるもの」

突然ですが、
振付家が作品を創る時、どんな事を考えて振付をしていると思いますか?

素敵な音楽との出会い
日々の中でのインスピレーション
寝てる間に見た夢

そんな自分の中で生まれた直感的な材料を元に、ワクワクとした気持ちで振付をする。時にはそんなロマンに溢れたスタートもあるでしょう。

しかし、ほとんどの振付家にとっての振付のスタートは、

公演のTPO
ダンサー達の人数や実力
時間や場所の制約
クライアントの要望
お客さんの好き嫌い
、、、etc.

そんな様々な条件に配慮する事からスタートします。
それはバレエが総合芸術と呼ばれる「アート」であると同時に「エンターテイメント」や「ショービジネス」でもあるからです。

端的に言えば、振付家は
”「創りたいもの」と「売れるもの」のバランス”を第一に考えるのです。


「公演の始まりにあるもの」

 
本当に自分が創りたいものを自由に創るには、自分で公演を企画するしかありません。
僕自身も「自分がやりたい事をやってみたい」と願っていた人間の一人でしたし、その想いから今回自主公演を企画するに至りました。

 しかし、公演の企画を進めていく中で、僕は4人の可能性に満ちた振付家、そして才能あふれるクリエイター達に出会いました。
 すると、「僕自身がやりたい事をやるよりも、このメンバーそれぞれが自分のやりたい事をやったら、すごいものができるんじゃないか!?」と言う想いが生まれてきたのです。


 「4人の振付家がワクワクする作品を自由に創ってもらう公演」

それはどんな公演になるのかとても予想がつかず、正直なところ怖さもあります。
 しかし、その不安の先にまだ見た事のない景色が見えてくるのではないかと言う期待、そして何よりも全員の「ワクワクする」と言う気持ちが持つエネルギーがどんな公演を創り上げるのか?
それを見てみたいと言う僕自身のワクワクが、様々な理論や計算、当初の計画を見事にぶち壊したのでした!!

 しかし、本当にバラバラな4作品をただ見せるのではなく、
ひとつの公演としてお客様に楽しんで頂きたいと言う想いもありました。

そこで、4人の振付家の自由な発想を1つにまとめる為に、
たった1つだけ『ミル』という言葉を用意しました。

『ミル』という言葉だけを頼りに、全員の思いが1つにまとまっていく事は、果たしてできるのでしょうか、、、?

僕自身にとっても未知の挑戦です。


「ワクワクの先にあるもの」

今回の公演では、そんなドキドキの制作過程をnoteを通して、
皆様にもソワソワしながら見守ってもらいたいと思っています。

僕達のワクワクから始まるこの公演の先に、どんな景色があるのか?
その答えを皆様にも一緒に見に行って頂きたいのです。

面白そう!
新しいかも!
どうなるんだろう?
、、、etc.

そんな皆様のワクワクも一緒に乗せて3月まで走り抜けていきます!!
そう考えると、文章に間違いがありましたね。

 「4人の振付家がワクワクする作品を自由に創ってもらう公演」
ではなく
「振付家も出演者も制作陣も、そしてお客様もみんながワクワクする公演」
始まります!!


noteでは公演そのものへのサポートが可能です。
 少しでも文章を読んで「ワクワクする」「なるほどな♪」と言う想いを抱いて頂けたら、その想いを僕達にコメントやサポートと言う形で届けて頂けたら嬉しいです。

ワクワクの先に何があるのか? 
僕たちにも答えが分からないもの。
僕たちと一緒にミにいきませんか?


バレエ公演「ミル」公演詳細


少しでもワクワクしたり、なるほどな♪ と言う思いを抱いて頂けたら、その思いを僕達にコメントやサポートと言う形でも届けて頂けたら嬉しいです。