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「ユーザーの解像度を高く保てるプロダクトの分析は想像以上に面白い。」――データアナリストインタビュー

スマホ1台でゲーム実況ができる配信プラットフォーム「Mirrativ」を運営するミラティブは、データ分析に基づいた戦略・戦術・施策を重視しています。ミラティブにおけるデータアナリストは、どのような役割を果たし、どのような経験ができるのか。データアナリストの杉山さんに、これまでのキャリアを振り返ると共に、ミラティブの仕事の面白さと今後の展望について聞きました。

杉山 / Sugiyama
神戸大学卒業後、大手SIerに新卒入社しSEとしてシステム開発に携わる。その後転職し、受託分析事業にて幅広い顧客 / サービスの分析を経験。2022年にミラティブへ入社、データアナリストとして分析チームのマネージャーを経て、現在はライブゲーム部でプロデューサーを務める。


SEからデータアナリストへのジョブチェンジ

ーーはじめに、これまでのキャリアについて聞きます。学生時代には何を学び、新卒でどんな会社に入ったのでしょうか。

大学時代は経営学部でゲーム理論を専攻していました。小さい頃から数字が好きで、人の行動や意思決定を数理モデルを用いて解き明かそうとするゲーム理論を面白く感じて学んでいました。
新卒で大手SIerに就職し、SEとして3年弱システム開発に従事していました。

ーー 2社目からデータアナリストとしてのキャリアをスタートしたと伺っています。当時のキャリアに対する考えなどを聞かせてください。

恥ずかしい話ですが、新卒入社するまではレールに乗って特に不満もなく生きてきたので何も考えていませんでした。レールの上とは言っても勉強でも部活でも学校生活でも人間関係でもやりたくないことはやらないタイプだったので不満がなかったんですよね。

実際に働いてみるとやりたくないけどやらなければいけないことがたくさんありました。特に重厚長大なビジネスにおける制約と、その中で個人に求められることの範囲や役割がすでに決まっていることに納得できませんでした。入る前から大企業のビジネスについて考えていればわかることですが、何も考えてなかったので色んな人に迷惑をかけましたね。当時関わった方々には本当に申し訳なかったと思います。

二社目は広告代理店と開発会社の機能を持っていて、広告効果の可視化・最大化を行いつつ、開発プロダクトの改善に関わる形で分析結果をクライアントに提供していました。4年弱働いて、社内外から高く評価され成果を認めてもらえました。マネージャーを経験し、自分の後任を育てることができました。

分析を提供するビジネスとして自分が正しいと思うことが実行できて成果を出せていた一方で、関わっているプロダクトで自分が正しいと思うことが実行できるかというと当然できることには限りがあり、もっと自分が関われる範囲を広げたいなと考えていました。そんなことを考えていたところご縁があり、ミラティブに入社することになりました。

ミラティブを選んだ理由

ーー最終的にミラティブを転職先として選んだ理由は何だったのでしょうか?

プロダクト、スピード感、ロールモデルですね。

まずはプロダクトとして興味が持てるかという点はアナリストにとって大事です。このプロダクトをよくしたいというモチベーションを持てるかという話でもあるし、興味が持てるからこそ分析の元になる仮説を考えられるので、どんなプロダクトなのかを大事にしていました。

次にスピード感ですが、分析をPDCAの手段だと捉えた時に基本的にはPDCAが早ければ早いほど成果量が最大化されると考えています。以前のインタビュー(※編集注)でも「企画をした翌日にはリリースされていた」という内容があったように、ミラティブのスピード感ならば成果量も分析の価値も最大化できているのだろうなと魅力を感じていました。

最後にロールモデルの話ですが、アナリストと掛け算のキャリアとしてPdMは魅力的だなと当時考えていました。DeNA、freeeとアナリストとして活躍しミラティブでは一流PdMとして執行役員を勤める坂本さんは、一般的にはなかなか稀有な「分析 × PdM」を高度なレベルで実現している人材です。坂本さんがいることがミラティブを選んだ理由としては大きかったですね。

ミラティブに入社して

ーー実際にミラティブに転職してどう感じましたか?

想像以上に面白いですね。面白いポイントは色々あるんですがアナリストとしてイチオシなのは「ユーザーさんが何を感じて、どのように遊んでいて、何をどのように改善すべきなのか」についての解像度をとても高く保てるプロダクトだという点ですね。自社プロダクトを触り倒して1ユーザーとしての解像度を高めることはどのプロダクトでもできると思いますが、配信を見ながら配信者さんの気持ちや他の視聴者さんの気持ちを理解しているからこそ得られる、他者が感じていることの解像度があると思っていて、配信アプリならではだと思いますね。

アナリストの役割の一つとして「仮説を検証して意思決定に資すること」がありますが、仮説の精度が高ければ高いほど、アナリストとしての価値が高いと思っています。ユーザー解像度を高く保てるからこそ精度の高い仮説につながるため、アナリストとして良い経験を積める環境だと思います。

ーー 今携わっている業務について教えてください。

ゲームタイトル・事業・ミラティブ全体など各粒度におけるダッシュボード整備、個別施策向けの事前調査や施策後の評価、中間テーブルの作成などの幅広い分析系業務を担当しています。事業責任者、ゲームタイトル責任者、施策担当者など役割に応じて見たい数字は当然変わってくるのでレイヤーに合わせた分析/集計を提供しています。割と早い段階から役員層にも分析を提供する機会に恵まれている会社で、より上位の意思決定に関われます。こういうところもスピード感をとても感じますね。

分析系業務だけではなくて、あるライブゲームタイトルの責任者もしています。アナリストの仕事とは全く違いますがとても面白いですね。自分が正しいと思うことを実行できる環境を追い求めてミラティブにアナリストとして入社しましたが、より裁量を求めた結果アナリストではなくなりました。

アナリストを生業にしている人の中には、より意思決定に近いところで分析がしたいというモチベーションの高い人がそれなりにいる気がしますが、アナリストの枠組みを超えて自分が1プロダクトの意思決定者になってチャレンジできる環境があるという意味ではミラティブはおすすめです。

どんな人と一緒に働きたいか

ーー 最後にどんな人に来てほしいと思っているかをお聞かせください。

上述のハードスキルはもちろんですが、事業やプロダクトに対してかくあるべしという意見を持つことができて、その前提で個別の分析に取り組むことができる人に来て欲しいですね。作業者としてではなく、意思と熱量を持っている人と一緒に働きたいなと思っています。ぜひあなたが正しいと思っていること、やりたいことを聞かせてください!

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