牧野富太郎と父
私の父は植物学者だった。
NHKの朝ドラの植物学者牧野富太郎がモデルの「らんまん」を見ていると、毎日、父に会っているような錯覚を起こす。
父が生きていて、このドラマを見たらどれほど喜んだことだろう。
この令和の世に、なぜ今牧野富太郎がドラマに取り上げられたのかとっても興味があるが、ググってもなかなか出てこない。
どなたか知ってる方がいたら教えて欲しいです。
植物学をやっている者にとって、牧野富太郎と言えば神のような存在だろう。
父の書斎にも牧野富太郎の名前が入った本が何冊もあった。
父は私にも牧野富太郎植物図鑑を全巻買ってくれた。
植物に興味のない私にとって、面白かったのは、ゲンノショウコと言う草が腹痛に良いと言う所だけだった。
植物標本も家にはたくさんあって、居間の座布団の下には往々にして、新聞紙に挟まれた植物標本が敷いてあった。
座布団の上に人が座ることによって、いい塩梅に標本ができるのだ。
ドラマを見ていて、懐かしさのあまり身内の話をつらつらと書いてしまいました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?