利益は原価管理が大切!
売上総利益は、すべての利益の基になります。 売上総利益が十分になければ、他の利益も出ません。売上総利益を増やすには原価を抑えるしかありません。つまり、原価管理がすべての利益につながるので、原価管理はとても大切です。
原価計算では、次の3を使います。
・商品や原材料の仕入代(サービス業では発生しません)
・現場や工場で発生した費用(製造業の場合のみ)
・在庫(棚卸資産の金額)
これらを使って、売上原価を計算します。
製造業の原価は、仕入以外にもあります。製造業では、現場社員が原材料を仕入れ、工場で機械を動かして、製品を製造しています。一部の作業を外注することもあります。損益計算書では、これらの費用は「当期製品製造原価」です。その内訳をみると、材料費を除けば、販売費及び一般管理費と似ています。本社部門の費用は販売費及び一般管理費明細で、製造に関する費用は製造原価報告書で確認できます。
損益計算書の売上原価、製造原価報告書の製造原価は、商品や材料費などの期首棚卸高に年間の仕入高など足して、期末棚卸高を差し引いて計算します。
聞きなれない単語が入るとわからなくなりますね。でも以下の例なら誰でもわかります。
例えば、ジャガイモが一つ冷蔵庫にあります。
スーパーで買ってきた5つのジャガイモも使って料理したら、2つ余りました。1+5-2=4です。この計算が、使った量(原価)を求めることができます。
在庫を、本来の残高より多く数えれば売上総利益は増えます。
逆に、少なく数えれば売上総利益は減ってしまいます。在庫調査はとても大切な作業であることがわかります。
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