見出し画像

お金は血液!!!

人間は、血液が循環しなくなると、壊死したり死に至ります。それほど血液の循環は大切です。
人間と同じように、ビジネスにおけるお金も血液のようなものです。ビジネスでもお金が循環しなくなりダメになります。お金の循環とは、事業で得た利益を新たな事業に再投資しキャッシュを生み出し、そのキャッシュをまた再投資することで事業を伸ばすということです。

もし再投資後にまだキャッシュが余れば、株主等に還元すると、さらに多くの投資家たちが投資してくれるようになります。
これが企業活動の基本的なサイクルです。

このような企業活動のサイクルを実現するには、4つのファイナンスに取り組むことが大事です

1 社外からの資金調達
2 資金創出
 3 資産最適配分
4 ステークホルダーとのコミュニケーション

この一連の企業活動が、経営の本質であり、企業価値を高めていきます。つまり企業価値を高めるためにはファイナンス思考が必要です。

今回の記事では、外部からの資金調達について考えてみましょう。
外部からの資金調達は、①銀行から借り入れるDebt Finaceと②株式発行によって投資家を集めるEquity Finonce(株式発行による育金調達)の二つがあります。貸借対照表(BS : Balance Sheet)では、デット·ファイナンスで集めたお金は「負債」、エクイティファイナンスで集めたお金は「純資産」になります。

資金調達の計画は各事業部門の事業計画書が元になっていますから、上司や部下関係なく、社員全員が関わっていると言えます。それゆえに、ファイナンスは自分には関係ないと思うのではなく、事業計画に携わる社員全員がファイナンス思考を学ぶと良いと思います。そうすれば、事業計画を立てるときに、企業価値を高めるにはどのような事業が必要かという視点で計画を立てられるようになります。

事業のリスクを考えると、デットとエクイティのバランスも変わってきます。自分の部門の予算を増やすことばかり考えるのでなく、自分たちの事業のリスク特性やあるべき資金調達のバランスなど、全社への視野が重要になります。必ず返済を求められる借入が多すぎても、資本コストが高い株式発行が多すぎても問題です。

あなたの勤める会社は、どのようなバランスで資金調達をしていますか?自分の会社のBSを一度見てみると、資金調達の現状がよく分かります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?