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途中で挫折しない目標の設定方法

勉強しようと決めた時に目標を立てますが、いつの間にかモチベーションが無くなって挫折してしまったことはありませんか。

途中で挫折しない目標をどのように設定すればよいでしょうか。
目標の立て方には、2つあります。

  • 具体的なゴール「MACの原則」

  • 大まかなゴール「曖昧目標」

1 MACの原則

「MACの原則」は、根拠に基づいた効果的なゴールです。「MAC」という名前は、以下の3つの頭文字を取って付けられました。

  • Measurable(測定可能性):具体的な数字で測定できる目標

  • Actionable(行動可能性):達成までのプロセスを明確に書き出せる目標

  • Competent(適格性):自分の価値観に合っている目標

資格試験の目標をMACの原則を用いるとこうなります。

Measurable:1年後の資格試験を80点以上で合格する
Actionable:試験までの1年間で、参考書を3冊読んで問題集を10冊解くCompetent:転職して今よりいい待遇を得るために絶対合格する

特に大切なのはCompetentの目標です。人間は自分の価値観に一致することには努力します。目標と価値観が不一致だとモチベーションは下がります。よって、将来なりたい自分像と設定したゴールが一致しているか確認することが大切です。

2 曖昧目標

具体的な目標設定のMACの原則とは対照的に、「曖昧目標」は漠然としたゴールのことです。曖昧なゴール設定にもメリットがあります。ユタ大学の研究によると、曖昧な目標を設定すると、自分の行動をポジティブにとらえられるそうです。
確かに参考書を3冊読む、問題集を10冊解くと具体的な目標を立てても達成できなければ、「目標を達成できなかった」というマイナス思考になります。具体的な目標ではなく、問題集は1冊~3冊、問題集は5冊~10冊というふうに、目標に幅があると、その幅内を達成できればモチベーションを維持しながら更に勉強を続けられるようにプラス思考になれます。

3 あなたはどちらのタイプ?

目標設定の際、「MACの原則」と「曖昧目標」はどちらがいいか、ということではありません。むしろ、あなたに向いている目標設定はどちらか、という視点で選びましょう。完璧主義な人は、MACの原則に向いているでしょうし、完璧主義が嫌な人はむしろ曖昧目標のほうがいいでしょう。


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