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固定費って何?

売上が変わっても変わらない費用が固定費です。
「変動費」「固定費」は、利益を増やすためにとても大事な費用です。

売上が増えると費用も増えるのが変動費です。例えば、材料費、外注費などは変動費です。

売上の増減に関係なく一定なコストが固定費です。正社員の人件費や家賃などが固定費にあたります。

原価や販管費を管理することと同じぐらいに、変動費と固定費を管理することも大切です。

例えば、売上が10、費用が8、利益が2という会社の場合、8の費用のうち、変動費は4、固定費は4とします。もし売上を倍にすると、利益はいくらになるで
「売上が10から20の倍になれば利益も倍で4」といった単純計算にはなりません。

変動費、固定費をしっかり理解すると、答えは変わってきます。売上が倍なら利益は4倍となります。

20 (売上が倍)- 8 (変動費も倍)-4(固定費)=8

新規投資、店舗閉鎖する経営判断においては、固定費と変動費をしっかりと理解していないと間違った判断をしてしまいます。

固定費と変動費が分かれば「損益分岐点比率」を求めることもできます。

ここでは、詳しい計算方法は省きますが、損益分岐点比率の意味だけ少しだけ触れておきます。
「損益分岐点」とは、営業利益が赤字 (損失) になるか黒字(利益)になるかの分れのポイントのことです。営業利益が黒字なら、この比率は100%を下回ります。営業利益が赤字なら、100%を上回ります。
もし損益分岐点比率が80%であれば、「いまは黒字だけれども、売上があと
200%落ちたら赤字になる」ということです。
「営業利益が増えるほど、損益分岐点比率は低くなる」ということだけは覚えておきましょう。


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