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ある小説を読んで大切な事に気付かされた。
ある小説を読んでとても大切な事に気付かされた。
それは、
幸せや満足感って物事の捉え方によっていくようにも変わる。
ある小説家は自転車旅行が趣味で、日本各地を自転車で旅をしている途中、ある有名な観光地で宿泊をしたんだ。
普段その人は予約無し、飛び入りで宿に泊まるのが好きなんだけど、何せ有名なスポットだから予約を取ろうとしたんだ。
だけど、どこの部屋も満員で唯一
一つだけ空いている宿があってそこに泊まったんだ。
案の定その場所は空いているだけあって他の場所と比べると全てが劣っていた。
食事は小さな青い固形燃料で作ったよくある鉄板焼き、お風呂は露天風呂は疎か普通家庭用のプラスチック製のバスタブ。
てな感じであげればキリがないほど不満が出てくる場所だった。
その宿にドイツ人のカップルも宿泊していて、彼らもとてもその宿に満足している様には見えなかった。
だけど終始にこやかで、チェックアウトの際には宿の女将さんにドイツ製のチョコレートを渡し、感謝の言葉を残して去って言った。
この時、作者さんは自分の、宿への不満を並べてばかりいる態度の恥ずかしさに気付かされた。
前回泊まった宿、他の宿と比べてはここがダメ、あれがダメだとか、常に何かと比較しては文句を言う。
自分の期待値に満たないから何を与えられても満足できない。
持っているはずのものに目を向けず、無いものを求めるぎり決して満足は出来ない。
他の場所と比べると、ご飯も風呂も何もかも劣っているかも知れない。
でもご飯があり、風呂も寝る場所もある。
それで十分じゃ無いか。
何故満足出来ないのか、感謝出来ないのか、
それはただ一つ。
常に何かより良い物を求めているから。
期待を捨てて、何物とも比べなければ自分が既にたくさんの物を持っている事に気付かされる。
だからもし、全ての物に感謝して、満足したいのならまず、
既に持っている物与えられた物にに目を向けること。
例えどんなお金持ちでも何かを求め続ける限り決して満足出来ないし、逆にどれだけ貧乏でも自分の持っている物に目を向けられる人は満足できる。
さらに良い物を、では無くてまず既にある物に感謝しよう😌
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