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片付けの効果

汚部屋(おへや)に暮らす

整理整頓とか、最近はどこにでもレクチャーがあります。方法論などは検索していただいて。
…さて、のんきな牧師の高田があえて、あえてね!お片付けバナシを書く理由ですけど。…それは、経験したら良かったということで…それを書こうと。あ、それもよくある、え、そこで、え?
『牧師なのに汚部屋で暮らしてるの』
的な驚きを受けた方も、まあ聞いてくださいな(読んでくださいな)。

牧師は、割と、2極化しているのではなかろうか?(私感もしくは偏見かもしれないが)めっちゃ机が混乱してる人、整頓してる人。…私は今は中間と…思…う…笑

ナマモノでまみれていて、崩壊寸前のゴミ屋敷暮らしの人はいないと思うけど(たぶん)、本が多い。紙が多い。ペーパー!そして、文具あれこれ細かい文具!に、まみれている人は、多分…たぶん多い…(偏見かもしれないが)。

私は、女性です。女性牧師の部屋なんて、清潔で整頓されて、清貧で、物少なく、野の花とかが飾られてあり…
……言ってて辛くなったのでやめとくわ、

ところが、私の部屋は一瞬でヤバくなる。なんで。

本が多いのは、専門職というのもありますが専門書って厚くて重くて(あと高価)…。牧師ってね、研究職みたいなとこもあって、毎週礼拝のために聖書のお話をするわけで、本が積み重なっていくんですよ、開いては置き、開いては置き。開いては置き…

くわえて、書類。毎週、本当にどうして?というくらい出入りする書類。どれがどこにあるかは、わかってるのよ(まけおしみ、いいえ割と嘘です)。
そして文具。ホチキス、消しゴム、ペン、シャーペン、カラーペン、ハサミ、その間にコーヒーカップ、おやつ。

汚部屋脱出に必要なこと

やればできた。
よく聞く、モノの置き場所を決める。これが苦手でした。1つにこれまで引っ越しが多かったこと。段ボール箱から出してたり
(しかも箱に戻さない ←

定住する、覚悟が薄かった。また動くんだろうな、2年や3年したら、箱に詰めるんだろうな…実は私は19歳から何十年、定住したことがなかったのです、最長3年。だから慣れた頃には箱に詰めてた。引っ越し、17回してましたよ、17回。しかもミニマムになれない理由が細かくありまして…。お菓子作りの道具とかもね!

片付けには覚悟がいるんだなあ、と。生きる覚悟。その場所で暮らす覚悟。大抵の人は無意識に早いうちにしていて、大人になった時にはもうできている、片付いていないとしたら別要因だったりするのかもしれない(子どもさんとか、夫さんとか、介護のこととか)。それはきっと各ステージごと、必ずなんとかなる…。今は優先順位が違うだけかもしれないし。

独身の私が、毎回ゴミ出しもしていてなぜ散らかってるのさ、と思ったら、こういうことでした、みたいな感じです。

生き抜く覚悟をしたら

楽になりました。大きく暮らしを動かさなくてもいい。それは少し寂しい気もする。冒険がなくなるかのような。でもぉ、やっぱり楽だよね。拠点が決まってるんだもん。だから、見えない次を見越して取っておかなくてもいい(手放せる)、困ったら具体的に助けを求める先もわかる、お店も覚える、あわてないから本が増えてもなんとかなる(箱に入れっぱなしをその都度ひっくり返すとかない)。

脱出してみたら

祈りが変わりました。祈り方が変わった。落ち着いて自分のこと、満たされた気持ちで人のこと、そして地域や広い範囲のことを、と、祈りたくなってきていて。こういうの、とてもいい。

ものを捨てる時も……これありがたかったな、役に立ったな、もう必要なくなったな、など、過去に感謝することも無意識でしていました、それを実感してできるようになったかな。その流れで、手に入るものも前より感謝して受け止めていかれそう。ありがたいですね。

聖書を読むのも楽になりました。これはどうしてだろう?わからないんだけど。ものの場所が決まったように、時間の場所も決まったのかもしれない。使い方というか、時との向き合い方。仕事やスケジュールに振り回されるのではなく、私がその予定を動くのだ、という。

コツと楽しみ方

片付けている間、イヤホンで聖書朗読を聞いていました。ポッドキャストとかね。まあ何でもいいんだけど、私の場合は音楽よりも言葉が良かった気がする。部屋で音を流すより集中できたかな。

……だからなんですか、という話に終わってしまったでしょうか。結論としては、片付けたら、感謝が増えた、神さまからたくさんのものをいただき、チャンスや励ましを用意してもらってきた、そしてそれはこれからも続く、という喜びを実感しています、ということ。当たり前のことばっかりですね。

生きることを決めている人は強い。
そうでありたい。
神様には具体的に祈り求めます。
片付いていると、したいこと必要なものもわかって来るのが不思議です。
そして神さまの配慮が立体的に見えてくるようになりました。

これをここまで読んでくださった方にも、どうかその時々に応じた慰めと励ましがありますように。
シャローム、祝福を


『私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。』[マタイの福音書 6:11]

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会 許諾番号4–2–3号https://graceandmercy.or.jp/app

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