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グアテマラまでの長い30時間

5月18日から約2ヶ月間、中米、カリブ海、北アフリカを軽く周遊する。
毎日の日記を少し編集してnoteにも載せていこうと思う。

試食を配るマルチリンガル日本人

成田空港に到着。本当は羽田発が良かったのだが、グアテマラへは成田からだと乗り継ぎが1回のみで便利なため、今回は成田空港を利用することに。とは言っても、トランジットの時間含めグアテマラまで30時間はかかる。なかなかのロングフライトだ。

チェックインを済ますと、成田空港の中華料理屋でラーメンと油淋鶏食べた。杏仁豆腐も胡麻団子も。少し食べすぎたが、機内食はどうせ不味いので後悔はしていない。

トランジット先用の食料にと思って、おにぎりと抹茶のキットカットを売店で買ったら、中国語と英語を流暢に話す日本人の試食配ってるおばさんがいた。近くを通ると今度は私に韓国語で話しかけてきた。なんと彼女は、10言語以上話せるらしい。しかも、これまで海外には一度も行ったことがなく、図書館で本を借りて勉強しただけだという。彼女が10ヶ国語以上流暢に話せることも、現在65歳で新しい外国語をたくさん始めているということも、そしてこんなにも多才なのに成田空港の売店で試食配りをしているのも、色々と謎であったが、なんとも刺激的な出会いだった。

円安どうにかなってくれ

換金をしようとカウンターにいくと、1ドル158円、そしてなんと1ユーロ172円だった。換金所のお兄さんに、海外での換金はレートが悪いからここでたくさんやったほうがいいですよと言われた。でも172円で換金するのはあまりに悔しかったので、とりあえず必要な分のドルだけ換金をすることにした。本当に円安はどうにかならないのだろうか。
毎回海外に行くたびにひどくなっている。しばらくヨーロッパにはいけそうもない。

アメリカン航空

今回乗ったのは、成田→ダラス行きの直行便だ。
本当はJALが良かったが(ワガママ)、運行便がなく今回はアメリカン航空。
アメリカン航空は、当たり外れが激しいのでなるべく避けていたのだが、仕方ない。(フルサービスなだけ、文句を言うな)

日本人のキャビンアテンダントの人は何人かいたけど、私に対しても英語でしか話してくれなかった。入り口で日本のパスポートを見せても、英語で話された。アメリカン航空で長くCAをやると、みんなこうなってしまうのだろうか。

隣に座っているのは、メキシコ人のおばさんだった。ダラスは中南米に行くのによく使われるみたいだから、スペイン語やポルトガル語がちらほら聞こえた。普段は絶対に通路側の席を取るのだがあいにく満席で今回は窓側だった。フライト中、隣のメキシコ人のおばさんはずっと寝ていたので、窓側の私はトイレに行くタイミングを失い、非常に苦しい12時間を過ごした。

そんなこんなでダラスに到着した。次の日の朝の便まで、ここで1泊する。

ホテルにて

アメリカのホテルの独特のにおい。甘いグミ、いや香水の匂いのような。世界一周を始めた昨年3月、ニューヨークケネディ国際空港に降り立った時も同じ匂いを感じた。ダラスに到着し、12時間のフライトを終え疲労困憊していたが、「あの匂い」のおかげで、旅が始まった緊張とワクワクが入り混じった懐かしい感覚を味わえた。

ホテルは値段の割に綺麗で、快適だった。昨日空港の売店で買ったおにぎりを食べたら、眠くてすぐに寝てしまった。気持ちよく目覚めたら、まだ2時間しか経っていなかった。その後、何度も寝ようと努力したが、結局寝れず諦めて、ドラマを見たり、スペイン語の勉強をしたりしていた。これが時差ボケってやつか。厄介である。

いざ、グアテマラへ

ダラスのホテルを出て、空港に向かう。近くの宿をとったので10分くらいで着いた。ダラスの空港は大きくて、ターミナルAからFくらいまである。早めにゲートに到着できた。アメリカ人とグアテマラ人が半々くらいだろうか。他にも観光できているメキシコやニカラグア出身の人もいた。一つ言えることは、英語とスペイン語以外の言語が聞こえなかったことだ。ダラス→グアテマラの飛行機なのだから、当たり前のことではあるのだが。久しぶりの異言語空間に興奮する。

スペイン語は学習中なので、あちこちで聞こえるスペイン語を丁寧に耳に染み込ませ、理解を試みる。もちろん、何もわからない。ただ、この時間はけっこう好きだ。


約4時間のフライトを終え、グアテマラに到着した。


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