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家賃を抑えて暮らしを豊かに――『お試しNOW ROOM』が描く未来の暮らし【ミライズマガジン編集部:PR】

【カテゴリ】インタビュー
【文字数】約3000文字
【著者プロフィール】
ミライズマガジン編集部。「未来予測」をテーマに様々なコンテンツを紹介していきます。取材依頼・広告掲載のご依頼は下記アドレスまで。
sfprototyping00@gmail.com

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新型コロナウイルスによって外出機会が激減。
「新しい暮らし」と言ってはみても、さすがにストレスが溜まる……。

そんなとき「週1万円でゲストハウス暮らし」というユニークなキャンペーンが登場した。『お試しNOW ROOM』だ。

主催する株式会社NOW ROOM は「暮らしを自由に」をミッションに、新しい住まいの形を提案するスタートアップ企業。

このお試しNOW ROOMも、ただ『安く泊まれる』だけのキャンペーンではなく、新しいライフスタイルを提案するものだという。

筆者も同サービスを実際に利用してみつつ、お話を聞いてみた。

※取材はマスクの着用をはじめ、感染対策のうえで実施しています。

【今回お話を聞いた人】

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北野勇樹
旅行家。自由人。株式会社NOW ROOMのCVO(チーフ・バイブス・オフィサー)。事業におけるバイブス調整を担当している。バイブスってなんだ。
Twitter:@kitano_yuki

ゲストハウス滞在が生み出すマイクロツーリズム

――あのう、CVO(チーフ・バイブス・オフィサー)って何をする仕事なんでしょうか。

「バイブスの調整ですね」

――なるほど(深くツッコまんとこ)。7月から本格スタートした「お試しNOW ROOM」ですが、どんな人が利用されているんでしょう?

「現状はやっぱり、仕事をする場所の融通がきくフリーランスの人が中心ですね。いわゆるアドレスホッパー的な人たちです」

――今回泊ったUNPLAN Shinjukuさん、ドミトリーが思っていた以上に寝心地が良くて……ベッドの壁が厚いのもあって、めちゃくちゃ静かですよね。あと共用スペースも広くて、全体的に人との距離感がちょうどいいです。

「色んな人から刺激がもらえる一方で、ひとりの場所も確保できる。そういったバランスの良さは利用者さんからも好評ですね」

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※画像は『お試しNOW ROOM』公式ページより引用

「加えてこのキャンペーンでは『街の魅力』も楽しめると思っています」

――街の魅力とは?

たとえばここUNPLANは駅からちょっと歩いたとこにあって、すぐそばが地元の商店街。安くてうまい店とか、いい銭湯がいっぱいある」

――『のぶ太郎』と『弁天湯』ですよね。どっちも最高でした。

「住む場所を変えることで、そういうガイドブックには載ってない、知る人ぞ知るローカルスポットにアクセスできるのが楽しいところです。都内だけど、ちょっと旅行気分というか。

ちょうどマイクロツーリズムという言葉が出てきていますが、まさにそういう『徒歩10分圏内の非日常』が味わえるのもお試しNOW ROOMの大きな魅力ですね」

家賃が一生無料⁉『スーパーゲスト』とは

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※画像は『お試しNOW ROOM』公式ページより引用

――お試しNOW ROOMのもうひとつの大きな特徴が『スーパーゲスト』と呼ばれる制度の存在です。これはどういったものなんでしょうか?

「他のゲストに心地よい空間を提供してくれるゲストのことで、認定されると家賃が無料になります。

もともとAirbnbに『スーパーホスト』っていう制度があるんです。優れたホストを運営が認定するっていう。それのゲスト版ですね」

――具体的にはどんなことをするんでしょう?

「運営とゲストハウスの間に立って、チェックイン・アウトの日時を伝えたり、連絡事項を『お試しNOW ROOM』利用者に伝えたり、イベントを企画したり……といったことがひとつですね。

この手のキャンペーンは何よりゲストハウス側のオペレーションに負担がかかるので、そこを請け負う形です」

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『スーパーゲスト』第一号のざっくさん(@ZacandRed)。『Xball』というVRスポーツのプロ選手でもある。

――いわゆるフリーアコモデーション(住み込み)なのでしょうか。

「近いですが、掃除や受付といった仕事をするわけではありません。また、インフルエンサーが宣伝のかわりにタダで泊まるというのとも違います。

先ほど言ったとおり、スーパーゲストのメインの役割は、他のゲストに心地よい空間を提供することです。

美味しいお店を教えてあげるとか。
いい豆を挽いてコーヒーを提供するとか。
心地よい音楽を流すとか。

そんなプラスアルファの体験を、ゲストハウスとコミュニケーションを取りながら提案・提供する人……という感じですね

――確かに、ゲストハウス側にとってもありがたいですね。

「スーパーゲストは暮らしのDJ。つまり大切なのは"バイブス"です!」

――な、なるほど…!

"形のない街"未来のノマディック・タウン

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――でも『暮らしのDJ』っていう発想は面白いですね。そこに住むだけじゃなくて、体験をデザインする人。

「このキャンペーンを主催する株式会社NOW ROOMのミッションは、住まいのコストを下げて、暮らしを自由にすること。

でも、じゃあ住む場所の選択肢が増えたとき、人は何にお金を使うのか……って考えると、それは『心地よい時間』だと思うんですね。

スーパーゲストのような人たちが引っ張りだこになって、立派な職業になる日が来るかもしれない」

――「人に心地よい暮らしを提供する仕事」みたいな。

「そう。仕組みを整えることで住まいのコストを下げ、体験をデザインすることによって生活のクオリティも上げる。『Low Cost Rich Life』が僕の目指す未来の暮らしです。

あと、『形のない街』を作りたいんですよね」

――形のない街?

「住まいの選択肢が増えるとホームタウンもひとつじゃなくなります。旅するように暮らしながら、いろんな場所でいろんな体験をデザインしていく。

そのログを共有しておけば、共通の体験を通じて、離れた場所からでも同じ街の住人として関わり合えると思うんですね。住んでなくても地域に根差してる』みたいな……。

そういう住民が増えていくと、現実の街と重なりあうように、もうひとつの『仮想の街』が生まれるんじゃないかと」

――セカイカメラやFoursquareを思い出しますね。

筆者註:
セカイカメラ……2009年に開発されたAR(拡張現実)アプリ。目の前の景色に「エアタグ」と呼ばれる情報を追加でき、他のユーザーと共有できる。2014年にサービス終了。

Foursquare……2009年に開発されたSNSゲーム。現実世界の特定の場所に『チェックイン』することで得点やバッジを獲得し、それに応じて場所にメッセージを書き込むなどの特典を得られる。現在はゲームとしての特徴はなくなり、地域情報紹介に特化したサービスとなった。

「僕はこの仮想の街を『ノマディック・タウン』と呼んでいます。

暮らす場所が選びやすくなれば、ノマディック・タウンもまたより意味を持つようになるはず。

体験で繋がるノマディックな住民が増えることで、たとえば地域の魅力のPRがもっと活発になり、また多くの人に伝わりやすくなる……といったことも起こるんじゃないかなと思っています」

8月も引き続きキャンペーン実施中。物件も追加へ

8月もお試しNOW ROOMは実施中。
掲載物件も今後増えていく予定だという。

各ゲストハウスでは、スタッフ・住民へのマスク着用の呼びかけや、手が触れる場所の消毒、アルコール消毒液の設置など、ウイルス対策もきちんと意識しつつ運営している。

外出自粛のムードが続く中ではあるが、個人的には8月も利用したい……。

そう思えるキャンペーンだった。

【今回取材&宿泊した場所】

新宿区新宿5-3-15(新宿三丁目駅から徒歩8分)
・女性専用ドミトリー有
・無料WiFi有

またUNPLANでは、新型コロナウイルスの影響で帰国困難となった外国人や、生活の場を失った人への宿泊支援キャンペーン「UNPLAN Oasis」も実施中。ウェブサイトから寄付などが可能だ。ぜひご支援を!

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