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【世界が注目!「suzusan」をLEE連載で/ドイツ取材・同級生との仕事…想い出詰まった記事】

世界を舞台に活躍する同世代の記事を、同級生と共に創り上げた喜び

ブラジルへの海外転勤が延期中、8歳6歳兄妹を子育て中のママライターほっぺです。

日本の伝統を新たな形でデザインし、世界が注目する「suzusan」

400年以上続く日本の伝統技術「有松鳴海絞り」を活かし、ファッションからインテリアまで幅広く手掛けるブランド「suzusan」。海外高級メゾンや有名セレクトショップからの評価も高く、今世界で注目されています。

拠点のあるドイツで企画デザインを行い、有松で絞り染めを行い、パリやニューヨークで発表するというグローバルなものづくり。そこから生まれる独自のデザインと美しさは世界的な評価も高く、今では23か国120店舗以上で取り扱われています。

クリエイティブディクターで創業者、82年生まれの村瀬弘行さん

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その「suzusan」を作り上げたクリエイティブディレクター村瀬弘行さんは、私と同い年である1982年生まれ。その村瀬さんご本人にインタビューの機会をいただき、LEEの連載で前後編に渡ってお送りしています。

圧倒的な美しさやブランドの素晴らしさはもちろんですが、今回一番お伝えしたいのは村瀬さんご自身についてでした。

【前編】ではドイツで起業し自分でヨーロッパ中を回って少しずつブランドの魅力を積み上げていったこれまでの経緯や、全て手作業で行う「有松鳴海絞り」を活かした時間をかけた製品作りについて。

そして後編では、ブランドの素晴らしさと同じくらい心に残った、華やかな裏にある「地道」とも言える積み重ねについて。
「ファッション業界で世界を舞台に活躍されている」という華やかなイメージの裏で、常に真摯な努力を続けられている原動力など、村瀬さんご自身の魅力に迫りました。

田舎暮らし&世界と繋がり活躍する友人の存在

この企画のきっかけをくれたのは、私が高校から同じ学校で過ごした友人の存在でした。
気さくで分け隔てない明るく温かな人柄から男女ともに友人が多く、さらに帰国子女で英語ペラペラ、それまで周りにいたタイプとちょっと違う、魅力的な女の子でした。
同じグループで特別に仲がいいというわけではなかったのですが卒業後も緩やかにつながっており、お互い結婚して子どもを産んでからまたがグッと距離が近づきました。

一時期は羨ましくて仕方がなかった彼女

私は結婚を機に住み慣れた東京から、当時夫が仕事をしていた大阪へ引っ越しました。
その後、妊娠・出産を経て、初めての土地で初めての育児に奮闘することに…

ちょうどその頃、 Facebook などを通じて見る彼女は、文字通り世界を飛び回って活躍していました。
その生き生きした姿は本当に羨ましかった!
長男が寝た隙間に憧れながら彼女の投稿を見て、子育て中の自分はもちろん幸せではあるんだけれど、引っ越しを機に会社も辞めてしまったし、このままでいいんだろうか…とモヤモヤしたりしていたことをよく覚えています。
そんな時期が今の生き方を選ぶきっかけにもなりました。

大好きな友人と共に、想い出深い仕事ができた喜び

彼女自身も結婚後、家業の関係などで全く新しい自然豊かな土地に引っ越しました。
家族やお子さんたちのペースに合わせて少しずつ仕事も増やし、今はまた世界と繋がりながら活躍しています。

持ち前の明るさやセンスを生かして地域の方とも様々な繋がりをもち、イベントなどにも積極的に参加している様子も素敵で、やはり今でも憧れの存在。お互いのライフスタイルについてもよく話をしています。

そんな友人と一緒に、世界で活躍する同世代でもある村瀬さんと、「suzusan」の魅力について形にできたことは、私にとっても大きな思い出になりました!

以前、彼女の元を訪れた際にその土地の素晴らしさに感動し、こんな記事も書かせていただきました。

取材の裏側には、幼稚園や学童の協力も

今回の取材はもちろんオンライン。ドイツにいる村瀬さんと私と友人3人で繋がりお話を伺いました。

ただ時差の関係で取材は夕方スタート。どれぐらい時間がかかるかも読めません。

現在夫は海外におり、私の母もわりと近くには住んでいますが、仕事などもありそこまで頼れる状況ではなく、通っている幼稚園と学童に夕飯&開室時間ギリギリまでお預かりをお願いしました。
元々、兄妹共に通っていた幼稚園が運営しているが学童にお世話になっているため、先生方が私の負担などを考え途中で娘を幼稚園から学童に送ってくださり、そこで兄妹一緒に夕ご飯まで食べさせてくれることに。
学童は家から歩いて数分の場所にあるため、大変助かりました。
家族はもちろんですが、こうやって助けてくださる周りの方々がいるからこそ暮らせているなぁと改めて実感し心から感謝した出来事でもありました。

村瀬さんの「原動力」もまた、不変的なもの

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さすが世界で活躍するアーティスト!と思わせるお話もある一方、気さくで温かなお人柄と笑顔も印象的でした☆

もちろん私とは比べ物にならないような活躍をされている村瀬さんですが、お話を伺う中で感じたのは、同じような周りへの感謝の想いでした。
ファッションなど流行の最先端を見つめながらも、それを支える想いは根本にあるものは、良い意味で普通というか、誰もが大切にしたいと考えるような温かく普遍的なものだったことが、とても心に残っています。

家族、仕事、子育て…私たち世代は色々なことを抱え同時進行で進めていかなければならない世代だと思います。忙しく大変な時こそ立ち止まり、その先にある目的を意識すること。「目の前のことをなんのためにやっているのか」「どんな暮らしを送りたいのか」など、少し大きな視点で、なんのために頑張っているか考えてみること。そういった大切さについて改めて考えさせられる取材にもなりました。

少し先にある未来も意識しながら、そうやって日々目の前の事に精一杯向き合う…「suzusan」はそんな時に寄り添ってくれる、今を生きる私たちに力をくれるブランドだと感じます。
今後は2月に日本(東京)で展示会の予定があるそうなので、気になった方は是非チェックされてみてはいかがでしょうか。

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