【特集】第26回参院選(2022年)立憲民主党――全候補者の比例票の分布
「第26回参院選(2022年)立憲民主党――政権交代のプレリュード」に掲載しきれなかった、立憲民主党の各候補者の比例票の地図をアップロードしました。
収録しているのは辻元清美氏、鬼木誠氏、古賀千景氏、柴慎一氏、村田享子氏、青木愛氏、石橋通宏氏、白眞勲氏、石川雅俊氏、有田芳生氏、堀越啓仁氏、栗下善行氏、はたともこ氏、要友紀子氏、森永美樹氏、河野麻美氏、澤邑啓子氏、木村正弘氏、田中勝一氏、菅原美香氏の20人です。得票数の多い候補には簡単な解説も加えました。
なお図表と本文で候補者の表記が異なることがありますが、これはデータを扱う都合上、図表を総務省の表記にあわせているのに対し、本文は読みやすさを考えて漢字表記としたためです。
辻元清美 428,859票 当選✅
辻元清美氏は大阪10区を地盤としてきた政治家で、今回は参院の比例にくら替えする形で選挙に臨みました。下の図の結果からは、地盤の大阪だけでなく、高い知名度を活かして首都圏などの大都市で票を得たことがうかがえます。私鉄総連の準組織候補でもありましたが、票の7~8割は組織外から得たものとみられます。
ここで、絶対得票率は「棄権者も含めた有権者全体に占める、獲得した票の割合」です。絶対得票率が高いほど、その地域の有権者に支持されているということができます。
党内分配率は「特定の政党が得た個人票の合計に占める、特定の候補者の個人票の割合」です。つまりこの場合だと「比例代表で立憲の候補の名前を書いて投票した人のうち、辻元氏に入れたのは何パーセントなのか」ということを意味します。
これは特定の政党の中でとった比率なので、地域的な党の強弱の影響を排除して、政党内部の傾向をうかがう指標となっています。党の方針としてある候補を支援した場合や支援をやめた場合、特定の地域の支持基盤が動いた場合や動かなかった場合なども察知するための参考になります。
それぞれの地図は、PDFファイルでもアップロードしているので、細部を拡大して見るときはこちらをご覧ください。
以下に残り19人の地図を収録しています。(得票数が1万票に満たない5人は白地図に近いものとなっていることをご承知ください)
みちしるべでは様々なデータの検討を通じて、今の社会はどのように見えるのか、何をすれば変わるのかといったことを模索していきます。今後も様々な発見を共有できるように取り組んでいくので、応援していただけたら幸いです。