見出し画像

五十にして惑う【せっかちさん#002】

〜せっかちなのは?〜
歳を取ったせいか、地が出てきたのか?

久しぶりに、齢76になる母と横浜中華街で食事をした。
母は相当な“せっかち”なので、早めに家を出る。

待ち合わせ時刻の30分程前に、母からLINEが入る…

「駅のホームで待ってます!」

数年前のこと。
早めに行って本でも読んでいようと思い、喫茶店に入り注文をすると、

「改札口で待ってます!」@母

その日の予定はすべて1時間前倒しになった。。

〜遺伝か環境か〜

小学生の頃、毎日のように(というより毎日)

「早くしなさい!」「まだ、歯磨きしてないの!」「早く学校行きなさい!」と言われていた。
そんな母を見て、気の短い父が「落ち着かないから、早く早く言うなっ!」とよく怒っていた。

そんな母はどんな子どもだったのだろう?
証言者が乏しくなってしまった今、よく分からない。(本人は“せっかち”の自覚はあまりなさうだ…)

年齢を重ねると残り時間の短さを感じるためか、気が短くなると聞いたことがある。
歳を取ると、子どもの頃(の性格)に戻っていくと聞いたこともある。

「母にだけ、待ち合わせ時間を30分くらい遅く伝えよう」かと姉と考えたこともある。が何だか悪い。
そんな母と短気な父の子である私もこれから“せっかちさん”になっていくのだろうか。

ふと考えると、3歳上の姉もかなりの“せっかち系”だろう。

自分の食事を終えた母はさっさとマスクをして待っている。
私も残りの炒飯を少し早めに食べ終えた。

お会計を終えて店を出ると、母はスタスタと歩き出していた。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?