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私、先生なのに、教室に行けなくなりました


4年間新卒時代から続けてきた小学校教諭。
仕事の忙しさ、大きな責任に押しつぶされそうになりながらも
なんとか耐えてきた日々。

その日々に追い討ちをかけるかのような時代の大きな変化。
突然の休校や、これまでとは全く異なる教育体制を一から作り上げなくてはならない状況、行事も何一つできない、やりたいことを計画しても白紙の戻ってしまう、感染への不安を抱えながら教壇に立たなければならない毎日。
変化に次ぐ変化に身体がだんだん耐えられなくなってきているのを感じていた。
それでも、身体からのSOSを無視して働いていた私は、ある日、突然教室に入れなくなった。心がぽきっと折れた。
それから、約1年。一度も教室には行けていない。

本当は、3月に子どもたちを次の学年に送り出してから、4月から産休に入る予定だった。それが、半年も早まって学年の途中で投げ出す形になってしまった。
教員を目指していた頃から、教員の多忙さは聞いていたし、身体や心を壊して休職する人たちがいることは知っていた。でも、、、でも、まさか、自分がそうなるなんて。
そして、まさか自分がこのまま教員生活を続けるか迷うなんて思いもしなかった。

中途半端なまま逃げてきてしまった。
この時間を無駄にしてはならない。
早く元気になって、現場に戻らなくては。

そんな思いが先行し、とにかく元気になるためにできることは何か、
ネットやインスタグラムで様々なことを調べた。
でも、そこには、キラキラ希望を持って頑張っている先生たちの姿しかないように見えて、自分はどこかおかしいのではないか、もっと頑張れたのではないか、甘えているだけなのではないか、とどんどん真っ暗闇の中でもがいているだけの状況に陥った。
こんなに情報が溢れる世界になっても、あの時の自分の心に寄り添ってくれる情報はなかった。見つけるまでの術も元気も持ち合わせていなかった。

それでも時間が経つにつれ、心の風邪は治っていき、息子が生まれてからは以前とは別人のように元気に過ごしている。
子育てのリズムができはじめ、ゆくゆく迎える「復職」という2文字が頭をかすめるようになってきた。私はまた教室に入れるのだろうか、教室に行きたいのだろうか。そんなことを考えている。今が、これまで勝手に諦めていた夢への道を歩き出すチャンスなのではないだろうか、とも考えている。

このnoteでは、心の風邪を経験した私が考えたこと、そして新たに見つけた夢を叶えるまでの軌跡を残します。
ふと働くことがしんどくなった時、心が折れたとき、このnoteの言葉が誰かの心に寄り添うことができますように。そして、また歩き出す勇気に繋がりますように。

そんな想いを込めて、発信をしていきます。
自分自身のこれからのキャリアについては、まだ未定で、このnoteに想いを綴りながら決めていこうとおもっています。

これからよろしくお願いします。

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