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中田雅敏先生

未来志向型 家庭キョウイクを立ち上げるにあたり、いろいろご教示いただく中田雅敏先生をご紹介します。
中田先生は、家庭教育学会の会長というお立場でありますが、今回フラットに「家庭キョウイク」を考えていくことに共感いただき様々なご経験と知識お知恵をいただけることになりました。(パチパチパチ)

まず皆さんに「家庭教育」とはどのようなものなのかを知っていただくために、わかりやすく構成された中田先生のご著書「親と子の人間関係―幼児より成長年まで―」(新典社)をぜひともお読みいただきたい。

5つの章で構成され、幼児期からの取り組みから、いじめ問題へ取り組みまでとてもわかりやすく書かれています。中田先生は、文学や俳句などに精通する専門家でもいらっしゃるので、感性豊かにつづられる言葉は、素直に心に染み入ります。

今後「未来志向型 家庭キョウイク」の中では、この先生のご著書の見出しをひとつのテーマとして、オンライン座談会や意見交換などをしていこうかと企画しています。

今日はそんなご著書のあとがきの一部を先生にご了承いただき、ご紹介します。
「家庭キョウイク」とは、ひとつの答えがあるわけではありません。そして、「問題」だとわかっていても、なかなか「解決」の糸口がみつからないという難しさも併せ持ています。
専門家でも思い悩んでいます。
だから一緒に考えていく…これが大事ですね。

(あとがきより一部抜粋)

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人間の心はいろいろな働きを持っています。計算する能力、文字や言語を覚える能力、感動する能力、共感する能力。越した様々な能力を人間は生まれた時から備えそれを開花させる能力も可能性も持っています。しかしこの可能性は能力とはならないで終わってしまうことも少なくありません。つまり、この能力を身につけさせるためには、周囲からの働きかけという関係性を経なければなりません。自己と他者との関係性が生来的なものではなく、成長の過程で人との関わりの中で徐々に身についてゆくようです。そういうことからのこの関係性の中でとらえることが可能になります。(中略)

出生した時点では、人間は一人では生きてゆけません。親の養育と保護がないかぎり、生命維持も不可能です。しかし、親の視点で考えると、育てる行為とは「生命維持と成長だけ」と思っている方もいます。動物して生誕して、人間となって一人前になる。これも親としての役割です。「一人の自立した人間に育てる」この間には、「様々な教えるべきこと、学ばせること修得させること、立派な人格を備えさせること」など様々に関わり、関係性を築かねばなりません。家庭内で親が子に教え修得させ、自立させるまでには信頼関係に立った愛情が不可欠です。親から子へなぜ虐待が起こってしまうのでしょう・・・・略。私自身まだ理解できておりません。・・・・略。


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「愛情」が不可欠という言葉。本当にその通りですね。でも愛情のかけ方がわからない、愛情の受け止め方もわからないという人も家族機能不全以前の親子機能不全ともいえる状況が起こり始めています。皆が幸福にあるために何をしていけばいいのか、「家庭キョウイク」を一緒に考えていきましょう!


中田 雅敏(なかだまさとし)先生
日本家庭教育学会 会長。
八洲学園大学教授(博士・学術)、韓国韓瑞大学客員教授。公立高校教頭、1997年目白大学客員教授を経て2003年より現職。数々の家庭教育に関する著書を出版されるほか、俳人 中田水光として俳句に関する著書も多数出版されている。


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