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子どもにハゲが…ストレスの本音を聞き出す方法

「小学一年生の娘。数日前に片方の眉毛がなくなっていることに気づいたんです…」

今回の子育て相談は上記の内容でした。
(子育てリアルコミュニティや公式ラインにて子育て相談受付中です⭐️)

新一年生はコロナの影響で入学式が延期、延期、延期となり、6月あたりから突然バタバタと小学校生活が始まっています。

ずっと一年生スイッチを入れられずに自宅待機していましたが、学校が始まると芸術や体育の授業が減らされ、国語や算数の授業が増えている、という声も聞きます。

子どもたちは想像以上にストレスを溜めているはず…。

子どもがのびのびと毎日を送るために私たち保護者が見守るポイント。
今日は「子どもの本音ヒアリング法」をお伝えします。

「子どもの本音ヒアリング法」を知ると、子どもの本音の「困った」をキャッチできるようになりますよ。

それではいきましょう。


どんな子どもが自分を追い込みやすいか

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「保育園時代はタフな子だったので小学校生活も大丈夫だと思っていました…」とお母さん。

そうなんです。タフな子ほど自分の限界、時には限界を超えていることに気づかずに頑張ってしまいます。

「片眉(まつ毛)をストレスを感じた時に無意識に抜いてしまう」
「円形脱毛ができている」

などの子どもの変化に気づいた保護者の方。最初は驚きますよね。

でも大丈夫です。

子どもが何にストレスを感じているのかキャッチし、そのストレスに寄り添う姿勢を私たちが見せると、子どもは安心し、落ち着いてきます。


子どもが最初に話した内容は本音ではない⁈

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今回相談を受けたお母さん。
子どもの変化に気づいた時「学校どんな?」と質問したそうです。

子どもさんは「勉強が難しい時がある」と答えたとのこと…

お母さんは「学校が始まってまだ本格的な学習にも入っていないのに勉強が難しい、というのは早すぎるのではないか。心配だ…」と感じたそうです。


そうなんです。


私たち保護者が子どもに質問をして最初に返ってくる言葉は、表面的な悩みのことがあります。
つまり、本音ではないんですね。

お父さんやお母さんに「学校どう?」って聞かれたから、なーんとなく思いついたことを答えた感じ…

この返答に一喜一憂してはいけません。


子どもの本音ヒアリング法

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私たち大人もそうですが、何度も何度も同じ質問を自分に投げかけることで、自分の中にある深い部分にアクセス可能となり、
「え?私本当はこんなこと考えていたんだ!」
と驚きを感じることがあります。

子どもも同じです。

学校生活のどこにストレスを感じているのか、その本音を聞き出すには、じっくり子どもが子ども自身と向き合う必要があります。

メモが取れるサイズのポストイットを使って子どもの本音をゆったりとした気持ちでヒアリングしていきましょう。

例えば今回の相談者さんの場合…

母「学校どんな?」
娘「勉強が難しい時があるんだー」
ーーポストイットに「べんきょう、むずかしい」とメモーー
母「そっかぁ。何が難しいの?」
娘(例)「ひらがな」
ーーポストイットに「ひらがな、むずかしい」とメモーー
母「そっかぁ、ひらがなの何が難しい?」
娘(例)「書き順」
ーーポストイットに「かきじゅん、むずかしい」とメモーー
母「そっかぁ、書き順のどんなところが難しい?」
娘(例)「お手本の通りに書けないと周りの友達がダメなんだよーっていうんだ。
ーーポストイットに「まわりのおともだちがだめだというときがある」とメモーー
以下続く…

このように子どもが答えたことの深掘りを繰り返していくと、10個前後くらいで子どもの本音が出てくる、といわれます。

この方法を使って子どもの本音を探っていくと、
”勉強のつまづきではなく、友達との関係性がストレスの原因だった
”給食のメニューがストレスだと言っていたが、給食指導の声かけがストレスの原因だった

などなど、深いところからストレス源が顔を出します。


本音がわかったそのあとは?

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本音がわかったら、担任の先生と連携を取りながら子どもを見守りましょう。

脱毛がわかったらすぐにクリニック等を受診する親子もいらっしゃいます。

私は子どもの気持ちを最優先に考えたとき、なるべく本人には知らせずにストレス源を知り、担任の先生や学校と連携をとって環境を改善することを先にやった方がいいのではないか、と考えています。

なぜなら、ストレス源が改善されていないのにお薬等で症状を抑えてもまた違った形で子どもはストレスを発散するからです。

眉毛やまつ毛を抜いてしまう、円形脱毛がある、といった現状は本当にその子の育つ環境によって違うので、「これが答えです!」とマニュアルをお渡しすることができません。

じっくり個別に話を聞きながら対応していくことが必要です。
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子育ての悩み改善に共通する二つのこと

これは「子育ての本質」ですね。

●「絶対大丈夫」と私たち保護者がはらを決めること
●「保護者は子どもの絶対的味方である」こと

まずはこの二点を私たちがインストール、実践しましょう。

あなたの子育て、絶対大丈夫です!!


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