見出し画像

「合格」とは・・・

はじめに

日本では、入試方式による序列をつける傾向がある。

当然、入試を突破する学力があるということは、素晴らしいことではありますが、学位は、卒業や修了しなければ得られないものです。

よって、入学方式による序列は本末転倒と考えます。



日本の大学は入学が大変で、卒業は簡単?

日本の大学入試では、しばしば、入学のための試験、特に一般入試が大変で、卒業するのはそんなに大変では無いという話をよく聞きます。

大学には定員もありますし、提供したい学問について来れる学生か否かという点はしっかり確保する必要があります。

よって、そのために試験が必要なことはわかりますが、このことが、入学が大変で卒業が簡単ということを結びつけるのは乱暴です。



入学させた側の責任!?

大学に入るだけの学力があったのだから、「単位をくれ!」「進級させろ!!」「卒業させろ!!」という声があがることがありますが、入るのは大変だけれど、出るのは簡単と言われる大学のはずが、なぜこんな話になるのでしょうね?

大学側に、入学させた側の責任を追及する声には、驚きの主張も多いです。



合格と入学後は別問題

「合格を出したからには卒業まで面倒を見ないのはおかしい」ということもありませんし、入学時の試験方式の難易度が、入学後にも影響することはないわけで、「合格」の重みは入試方式による違いは無く、また、入学との単位の認定方法や、卒業のしやすさにも何も影響しないのですから、入試方式による「合格」の価値は変わりないです。



大学生活と学位

大学に入学したら、大学で学びたいことをしっかり吸収して、しっかり学位を取得しましょう。

入学しても、卒業しなければ、首席点で入学しても、学位は得られません。

学士の学位は、決められた単位を取得すれば得られるものです。
天才だからという理由では単位となりません。

授業を受講し、出欠席や遅刻早退の基準を守り、レポートを提出し、試験で合格点を取得するしかありません。

わかりやすいルールですし、しっかり守りましょう。



最後に

「合格」とは、スタートラインです。

合格というものを実績だと思うのであれば、過去の栄光に過ぎません。

いくら合格しても、決められた期間に入学手続きを行い、入学後は決められた単位を取得し、卒業要件をクリアしなければ学位は取得できません。

大学入学は資格試験ではありません。入学試験の合格は、学ぶ権利を得たいだけです。
学位を得たわけでは無いのですから、よって、一般入試でも推薦入試でも、入試の方式が違うだけで同じ合格ですから、どんな形で入学したかに関わらず、入学後が大切です。卒業するためにしっかり学んでください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?