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「超逆歳の差カップルのリセットライフ」リアルストーリー~回想8~💖自制心のきかせ方?



私は時々・・・
あまのじゃく現象がおこってしまい

いったい何をしたいの?
と周りの人に言われる時があります。

今回・・
ケンと”もう会えない”と思うと
更に・・・
恋心は募ってしまい

その結果・・・
ケンと”さよならしたくない”という
独りよがりな思いが強くなってしまいました。

大人としての
自制心…忘れてしまいます。


そんな時・・・
皆さんだったらどうしますか?

自制心のきかせ方・・知りたいです
😅


2021年10月

引っ越しの1週間前

大雨降る週末の夜・・・
どうしてもケンに会いたくてメールをした

「1週間、お疲れ様
今日はお休みかな?」

「休みですよー」
ケンはすぐに返信をくれた

「良かったら食事でもいかないかな?」

私の心臓の鼓動は
10代の頃に戻り?ドキドキしていた

「いいですよー」

本当に?!
30分もしないうちに
インターフォンが鳴った

ドアを開けた瞬間
照れ笑いしながら立っているケンがいた

「はい、これ。
ミライさん、傘も持ってないだろ」

雨に濡れないように
傘を持ってきてくれた

そんな、優しいさに
心が打たれた

「土砂降りなのにありがとう」

私も照れ隠ししながら笑った

「大丈夫、明日も休みだから」

いつもよりケンの声が弾んでいた

まるで
親に隠れて、夜な夜な遊ぶ子供たちのように…

お互いのお気に入り曲を聴きながら
無邪気にドライブを楽しんだ

途切れることのない、楽しい会話は
お互いが・・・
この残された時間を後悔なく満喫したかった

でも、その反面
こんなに幸せな時間も
もうすぐ終わり・・・

セカンドライフをスタートしたばかりなのに

なんで・・
私は引っ越しを決めたんだろう?

いやいや…
引っ越しするから
ケンくんが遊んでくれているんだよね?

なぜか虚しさを感じた
そして複雑な心境の嵐に
巻き込まれそうだった・・・

ファミレスから駐車場に戻るとき

傘が一本しかなかったので
自然に肩が寄り添いっていた

「濡れちゃうから、もっと傘に入っていいよ」

ケンの手が、私の肩を優しく包み込み
自分の方に引き寄せた

私も無意識にケンの腰に手をまわしていた

車に戻ると、びしょ濡れになっていた
ケンは持ってきていたタオルで
私の体を覆ってくれた

「大丈夫?風邪ひくなよ」
「すごかったね~ 寒いね~ 」

私は恥ずかしさを
ごまかすように、話し続けた

「これからどうする?」と
ケンが私の話を止めた

「・・・どうするって?」

一瞬・・・沈黙が・・

だが私は思わず
本音を言ってしまった…

「今夜は一緒に居てほしい」

「いいよ 俺も一緒にいたいよ」

ケンは私を見つめながら言った

本当??
私の心臓の鼓動は
さらには早くなっていた・・・

その反面・・・
自制心をきかせなくてはと
心の中でつぶやいている自分もいた

さよならまで、あと6日

私たちは29歳の年の差を超えて

お互いが一緒に居れるわずかな時間を
惜しむように愛し合ってしまった・・・

それからの毎日は
夢をみているかのようだった

ケンは仕事が終わるとまっさきに
私に会いに来てくれ

私のこれからの新しい生活を
心遣うように

何も言わずに、
何度も優しく抱きしめてくれた

私は元気にふるまい凛とした
女性のふりをしたが

ケンは、私の気持ちを見抜いていた・・

なぜなら、二人には未来?が無いから・・・







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