住むことで感じる「田舎暮らしの魅力」

和歌山で田舎暮らしを始めて1年、私はたくさんの場面で「移住して良かった」と心から思います。実際に生活の中で感じた、田舎暮らしの魅力をお話します。

密を避けやすい環境

和歌山に移り住んですぐに「移住は正解」と感じた理由は「密を避けやすい環境」があるということです。

和歌山に移住する前は大阪市内に住んでいました。当時、看護師だった私は、自分のことを「コロナに感染している可能性のある汚い存在」と思っていたので、極力人混みを避けて生活をしていました。

都会では、最低限の外出場面であってもスーパーのレジには長い列が出来ます。スーパーだけでなく商店街の中も人で溢れており、どう努力しても人混みを避けることは出来ませんでした。その時の私が取った行動は「買い物はコンビニで短時間で済ませる」ことでした。電車では、座席や手すりなど共有部分への接触、人との距離が近いことにストレスを感じるようになっていました。いつしか人との接触や距離に過敏になっていたのです。

今は車移動が中心、電車内の人混みのストレスはありません。また、広いスーパーが多く、人との距離へのストレスを感じることがほぼ無くなりました。近所の方と話す時は柵越しに会話をするなど屋外で話す機会が多く、無理にソーシャルディスタンスを取らなくても自然と取れてしまうのも良い点です。

コロナの終息までには、まだ時間がかかることが予測されます。感染のリスクである密を避けるために「住環境を変えたこと」は、私にとってはとても良い選択だったと感じています。

自然が癒してくれる

山が見える土地で育った私は、山が見えない都会の暮らしに窮屈さを感じていました。都会の決して綺麗とはいえない川の水を眺め、気分が滅入ることもありました。

初めて和歌山を訪れたきっかけは「海が見たいから」という理由でした。和歌山の美しい海や川のある景色が気に入り、生活圏に海のある生活を望み、和歌山への移住を決めました。

移住してからは、山の中を歩いたり、ぼんやりと海を眺めています。自然の景色は私にたくさんのパワーをくれました。

移住して間もない頃、敷地内にはびこる雑草に頭を抱えました。雑草を生やしたままでは外観が悪いだけでなく、ヘビや虫の発生も増えると聞き、慣れない草むしりを始めました。すると、自分の気持ちがだんだん前向きになっていくことに気づきました。この経験から、植物や土に触れることは自分にとって癒しになると知りました。

身近に多くの自然を感じられ、癒やされることは、田舎暮らしの醍醐味だといえるでしょう。

食の豊かさを実感できる

食の豊かさや贅沢さを感じられるのも、田舎暮らしの素晴らしい点です。春に近所の方からタケノコをまるごと頂いたことがありました。スーパーの水煮しか食べたことがなかった私は下処理方法を知らず、大きなタケノコが入る鍋も持っていませんでした。戸惑っていると、その様子に気づいた近所の方がアク抜き用の米ぬかと大きな釜を貸してくれたのです。

アク抜きに長い時間がかかりましたが、採れたての柔らかいタケノコは今まで食べたタケノコの中で1番おいしく、思わず唸ってしまうほどでした。採れたての野菜を新鮮なうちに口にすることができる、この贅沢は何事にも代えがたいと思っています。「地産地消をせねば」と力まなくても、自然と地産地消ができてしまうのです。

食材を頂く機会に恵まれていると、今までスーパーでは購入したことのなかった食材の美味しさを知ることができます。気づけば、都会に暮らしていた頃に比べて自炊の機会も増え、料理のレパートリーも増えました。

スーパーなどに買い物に行っても、産直の新鮮な食材に出会うことができます。食材を見ることで、目でも季節を感じることができます。豊かな食を口にすることで、都会に暮らしていた時より心も体も元気になっていると実感しています。

田舎の魅力をもっと知りたい

紹介した魅力は、まだ一部に過ぎません。1年間住んだことで感じる魅力と、長く住むことで感じる魅力は、また違ってくると思います。これから、また新たな魅力に出会えることが、今から楽しみです。


(下記マガジンで「田舎暮らし」や「移住」について発信しています)


⬇ココナラで販売中のサービス⬇


読んでくださり、本当にありがとうございます^ ^