見出し画像

みらっちセレクション② 更年期VS思春期

 説明しよう。
 みらっちセレクションとは…

 『みらっちの読書ブログ』で比較的人気のあった記事・自分の思い入れがある記事などを、加筆修正してnoteに転載したものです。
 

 今回は

 更年期VS思春期
(2021年11月1日「はてなブログ」初出)

 をお届けいたします。
 「はてな」さんには毎週「お題」というものがあって、その「お題」に添った内容の記事を投稿する企画がありました。
 このときの「お題」は「叫びたい!」というもの。

 リアル友にリクエストを投げかけてみましたら、割と間髪おかず「これ」と指定いただきました。笑

 当初は古い記事から順に投稿して行こうと考えておりましたが、ランダムに投稿していくことにしました。

 もし、万が一ですが「はてな」の読者さんがnoteのほうにもおられましたら、リクエストは随時お待ちしております。また、リアル友さんたちに置かれましても同様に、リクエスト待ってまーす。

 初「みらっち」の方、いらっしゃいませ。
 以前からのみらっち読者の皆様には懐かしい記事だと思います。
 では、どうぞごゆるりとお楽しみください。


こんにちは。

叫びたいこと。

そうですね…

今回の私の場合は、「叫びたい」という常日頃心に溜めておいた気持ちを吐き出すのとは、少し、違います。

叫ばなくて済むのなら叫びたくないのだが、叫んだことによってさらに心の中で悲鳴を上げた、というお話。

なんのこっちゃ。笑

実を言うと、既に日々、叫んでおりまして。

起きなさーい

勉強しなさーい

いい加減にしなさーい

早くしなさーい

バリエーションも豊富で、シチュエーションも枚挙にいとまがありません。


それ以上に頭から湯気が出るような口答えに遭遇した時は、

あんた、何やってんの!

いい加減にしなさいよ!

みたいなことに徐々にヒートアップ。


息子は、大声で叱ったところで改心することなどありえない、思春期ど真ん中。

にもかかわらず、カッとしてつい、叫んでしまう更年期真っ只中のワタクシ。


正直もう嫌です。叫ぶ自分も嫌です。何もかも嫌です。

しかし遠方の両親は、

声を出すだけいいじゃないの
叫ぶ相手がいるなんて幸せだよ
叫ぶことがあるなんて、今だけじゃない

と、超ポジティブシンキング。
あえて、叫びを楽しめ、と?

まあまあ、そのうち叫ぶこともなくなるよ
寂しいくらいだよ

それもそうかな、と思う反面、大声を出す自分に虚しさから自己嫌悪に陥る毎日。


夏の終わりころでしたでしょうか。

うっかり窓が全開であることを忘れて、最大ボリュームで息子を叱り飛ばしてしまいました。

ハッ!と窓全開に気づき、赤っ恥をかいたと慌てて窓を閉めました。

その時は怒りの興奮冷めやらぬこともあり、

「まあ、良くあることだし、世間様もさして気にしないだろうし、きっとすぐ忘れてしまうだろう。次は、窓は閉めてから叱ろう。気をつけなくちゃ」

 と思って平気を装い、私自身もすぐそんなことを忘れてしまいました。


月日は流れ。

秋口のある日、ゴミ出しの帰りに我が家の下の道路にいたところ、ガラガラッ!と何階かのベランダの網戸と窓が開き、男性の声で、おい!と一瞬、声が響きました。

部屋にいるお子さんを軽く叱った声のようでした。


しかし私は、その声が路上にあまりに響くことに驚愕

マジか!

こんなに聞こえるのか⁉️

今の絶対、普通の声だったよね。と、言うことは、あの時の私の声、おそらく内容までくっきりハッキリ響き渡ったよね⁉️

きっかけはつまらない(いつもの)ことだったと思いますが、あの日わたしは息子の言動にかなりキレていて、割と詳細な思いの丈をぶちまけたような気が…

ヒィィー‼️


そのときの内心の悲鳴は、ほとんど「ムンクの叫び」。

Wikipediaさんより画像拝借しました


教訓。
子供を叱る時は、くれぐれも近所迷惑にならぬよう、窓を閉めよう。

by 自分

叫びたくなったら、窓を閉めて回れば、冷静になれて一石二鳥かも?

換気のためにも、いっそいつも窓を開けてたら、叫ばなくて済むんじゃ?


しかし、今日から11月。(←※この記事を書いたのは約半年前…)

夏より確実に窓を開ける回数は減っています。

が。

まだしばらく、私のむなしい叫びは部屋中にこだましそうです。

てか、窓閉めてても聞こえるよねこれ。


「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマがありましたが、本当の緊急事態でもない限り、

叫ぶは恥だし役に立たない。


わかっちゃいるけど・・・


あの日以来、できるだけ大声で叱らないように頑張っておりますが、あのときのことは、思い出すだけで穴があったら入りたいです。

ひぃぃぃぃ~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?