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幸せな時間〜結婚のお祝い〜

先日、以前の職場の若い男性の結婚のお祝いで当時の仲間が集まった。

彼は私のもとに新規採用で着任した青年だ。素直で優しいという印象だけど、仕事は一生懸命やる。

頼れるスタッフとして成長した。

その彼の結婚のお祝いでみんなが集まった。みんなが笑顔で和やかな時間を過ごした。心から彼と奥様を祝福し、彼らは輝いていた。幸せな時間を過ごした。

祝福ということ、そしてそれを受ける若さの輝きは本当に素敵だと思う。

今は若い人たちにありがちな、あまり期待をしない、人間関係も薄く保とうとする感触、業務だけやればいいという感じ、それはそれで仕事は回るかも知れないけれど、彼のように先輩に守られ、仕事を教わってかわいがってもらった姿をみてくると、やっぱり人間関係は希薄で通すより、実りがあるように思う。

実際、関係を希薄なまま保つ若い人と一緒に仕事をすることもあった。でも、人間関係というのは、毎日8時間同じ空間にいるので、それなりに濃くなるものだ。やっぱり、一人ではできないことが沢山あるので、他人の助けが必要になる。担当としての仕事は自分でやるしかないけれど、それ以外のところは助けたり助けられたりになっていく。チームでやると言うことは、誰がどれだけと言う区分なく一つの成果をあげたとき、それぞれの大変さをいたわりあえる関係だと思う。

どの職場でも、人事異動があって毎年関係が変わっていく。数年間のなかで「いい時」という時期がある。メンバー全員が同じ目的を果たし、結果を出せる。そういう構成はなかなか巡ってこないものだ。でも、そういう時は必ずある。そんな関係が出来た職場は明るく楽しいものになる。

私はほとんど飲み会に行かない。

若い人たちは、結構行ってたようだ。声を掛け合って帰りに寄って色々話し、仕事の忙しさや、面白くなかった事とか話していたらしい。良い事だと思う。きっと辛い事もあっただろうと思うし、もっと労ってあげられたらと思う。それでも先輩たちはやさしく若い人たちを支えてくれていた。なんて良いチームだったんだろう。私にできなかった事をやってくれる人たちがいてくれた事、恵まれた環境だったと心から思った。

私たちの職場は女性も多いので、早く帰りたい人も多いし、育児を分担しているから限られた時間で頑張っている男性も多い。そんな中で、人は減らされ業務は改善どころか増える一方。かなり工夫しないと苦しくなってくる。そんな環境でも笑顔でいられる職場を作ることは、大事な命題だと思う。

あの日、みんなの笑顔を見ていて本当に楽しい職場だったと改めて感じていた。

毎日遅くまで残って仕事をしていた若者は、頼れる先輩になった事も嬉しい限りだ。成長を見守れる立場もいいものだと思える。今、難しい若者が増えて来ていると言われている。価値観の相違なのかもしれないと思うところもあるけれど、人と人の関わりは、労わる気持ちだったり、思いやる心だったりやっぱり他人に誠実に対応する気持ちではないかしら。

自分の利害だけを考えている人には、他人は優しくなりません。

まずは他者を尊重する事。仕事が出来ない人にも優しくできるのか。どこの職場でも大なり小なりあるだろう課題でしょう。幸せな事にそういう人がいても、それを乗り越えられるスタッフに恵まれた事に感謝している。

みんな今はそれぞれ異なる職場で活躍している。それでも会えばあの時に戻って楽しい時を過ごせる関係。やっぱり人の繋がりは素晴らしいと思う。

人を変えることは出来ない。ならば自分を変えてみる。その方が簡単。どこまでも自分が思う事を優先すると、組織は回らなくなる。なおかつ自分らしく生きること。周りの人は理解してくれるものです。リーダーシップについて色々な見解があるけれど、そもそも着地点が共通理解であれば、上に立つものは任せればいい。そして困った問題が起こった時に適切な指示が出せれば彼らは結果を出せる。

若い人たちの成長、そしてその時の仲間が結婚のお祝いで集まる。そしてみんなの笑顔と幸せに満ちた時間。人が作り出す関係の素晴らしさに改めて心が癒されました。

そして若いご夫婦が末永く幸せでありますよう心から祈ります🤞







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