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テーピングや痛み止めについての考え方

レースを走る時に使ったことがある人もいる、痛み止め。トレイルレースでよく見かける、脚などへのテーピング。

これ系については、「テーピングするなら距離踏むな」とか「痛み止め飲むなんてうんぬんかんぬん」と、インスタグラムで絡まれることが以前から多く、面倒臭いので笑、私なりの使い方と考え方。

何が正しいとか絶対間違いとかはないですが、あくまでも個人的な考えです!


テーピングについての考え方

・怪我予防としてのテーピング


テーピングを必ず使うのは、トレランの時。レースではもちろん練習でも貼っています。

ニューハレのブースではプロに貼ってもらえる

山ではどうしても捻挫リスクが高いので、怪我予防のために足首のテーピングは基本。(トップレベルの降りの技術がある選手とかなら、要らなかったり逆にテーピングが嫌っていう人もいます。カッケー!)

レースの時は、膝やハムに+で貼るときも。フラットなロードに比べて、アップダウンのある山道を走るのは膝や関節にかかる負担はがどうしても大きいので、貼っておく方が安心です。予防できるならなるべく怪我はしたくない!

腸脛靭帯痛めやすいタイプなので、レースの時は膝周りにも。


・心理的な安心感


ロードでは、フルマラソンの勝負レースの時のみ、ふくらはぎや、普段痛めやすいところに。

@勝田マラソン。膝にニューハレのニーダッシュ。
@beyond2021。腸脛靭帯と、ふくらはぎにも貼ってあります


これは「貼ってるし、きっと大丈夫なはず」と少し安心できるお守り?みたいな意味合い強め。とはいえ実際疲労も軽減されてると思います。
あと、ピキッと来た時に「あ〜〜〜〜貼っときゃ良かったぁぁ!」と後悔するのが嫌だから。笑

・ロード練習では不要

ロードの練習では貼りたいって思ったことが一度もないので、貼ったことない。シンプル。故障してる時は基本走らないし、貼ってまで練習したい!というモチベーションもなし。

山では8割くらいの人が貼ってる気がするけど、トラックとかの練習場だとテーピングして練習してる人はほとんどいない気がする。


痛み止めについての考え方


スポーツシーンで「痛み止めを飲んだ」という一部分だけに過剰に反応する人は多く、絶対飲まない主義の人の方が多いかなっていう印象。趣味である以上、薬飲んでまでやるのはどうなん?っていう考えはもちろんあるけど、常にダメ絶対!!ではないとも思ってます。


以下、私が使うシチュエーション


・ガチレースの時

今年の一月に出た勝田マラソンは、あと1回だけサブスリーチャレンジする!と決めて、3時間切りを目標に練習をめちゃくちゃ頑張ってきたレースでした。しかし、レース後半に膝の痛みが出てしまい、ロキソニン(と胃薬)を一錠服用して続行。無事にサブスリー達成。
ゴール後はロキソニンとアドレナリンが切れたら、歩いてるだけでも膝が痛かった…汗 無理して走ったなぁと思いました。

ただそれを差し引いても、やっぱりあの日の、あのレースで、あのシチュエーションでサブスリーができたのは、私の中では大きかった。(さっさとサブスリーして、ガチフルマラソンの練習卒業したかったのも大きいw)

みんなでがんばって練習してきたから嬉しかった!

↑とはいえ決しておすすめはしないし、痛みが出た時点ですぐ辞めたほうがいいに決まってます。直近で大事なレースが控えている人、走ることを仕事にしている人、その後走れなくなることにストレスを感じる人など、故障が日常生活に大きく影響するなら尚更。


私はフルマラソンは基本年に1本だから、サブスリー狙うならこのレースしかない。勝田後しばらく大事なレースもない。半年走れなくなっても病むほどストレスにはならない。痛みが出たのはレース後半で、残りの走る時間も少ない。胃腸は強め。

など、色々と考えて織り込み済みで服用しました。

あと、自分の性格や過去のレースの経験上、飲まなかったとしてもあの時は結局痛みを我慢して、最後まで走り続けてたと思う。。

気合い入れてやるロング寄りのレースでは、どうしてもの時に飲むことはあったけど、数える程度。


・トレランレースの時

トレランレースの時は、必ず携行。
ロードレースは、どこか痛くなったら回収車や電車でワープができるけど、山では故障にしろ事故にしろ、怪我をしても基本的に自力で下山。もしレースをやめるにしてもどうせ自力で歩かなければいけないので、長時間痛みに耐えて下山するなら、痛み止めを飲んで下山する方が楽。という考えです。

私の友達では、「山で痛み止めを飲むのは、レースを辞める時だけ」という人もいます。

またレースでなくても長時間の山の縦走など、トラブルあった時にどうしても下山に時間がかかってしまうような山に行く時も、お守りがわりに携行。


ちなみにこないだの5月末にあった奥久慈トレイルレースでは、序盤で滑った拍子に肘を強打してパックリ。ずっとタラタラと出血が止まらず片腕が動かせないほどの激痛だったので、痛み止めを服用して、なんとかエイドまで辿り着きました。まさに、今飲まずにいつ飲むんだ!という場面。

そしてこれも、ちょっとくらいの怪我や痛みでは辞めないぞ!と決めていた勝負レースだったので、結局そのまま最後まで。笑

フィニッシュ直前。血が滲んでるーーー
フィニッシュあとはそのまま救護へ。

この時は脚の故障ではなかったし、命やその後のランニング生活に関わるレベルの大怪我ではなく(縫う&ヒビ程度。エイドで救護の先生にも診てもらってokもらった)、途中で辞めても辞めなくても、その後の痛みは変わらない。と判断して続行しました。

・消炎効果もある

ロキソニンなどには消炎効果もあるらしく、飲み方によってはむしろ病院で推奨されるパターンも。

過去、腸脛靭帯炎が長引き半年弱ランを中断していたとき。新しく受診した整形外科で、
「1週間朝晩、ロキソニン飲んで。湿布もマメに貼って。ダラダラ長引かせるより、まずは一気に炎症を抑えた方がいい。」
と指示されました。ランナーがロキソニン🟰ダメなことっていう印象が強すぎたので、むしろ飲んでいいよって言われたことにびっくり。(そして、その後衝撃波治療でびっくりするくらいあっという間に治った。それ以来衝撃波信者)。


・飲まないに越したことはない

私が飲む時のシチュエーションについて書いてきたけど、もちろん飲まない方がいいのは当たり前。痛み止めを飲んだから怪我が治るわけじゃないし、薬な以上副作用があり、胃に負担もかかります。

私もたまに知らない人に、↑の理由からアレコレ言われることがありますが

そんなの、みんな分かってるんですよ!!!


けど、基本的にランナーは走りたい生き物…故障したり怪我してて、止められても走っちゃう▶︎悪化▶︎完全故障いう人は周りにも沢山いるし、そういうことと似てると思う。


プロではなく趣味でやっていることだからなおさら、周りに迷惑かけてない以上は個人の判断&自己責任!以上!!

しかしこうやって改めて書いてみると、そもそも痛みや怪我、内臓疲労がつきものの趣味をやってること自体がどうなんだって話に尽きますね…
(当分辞めないけど!)



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