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家で使ってよかった創作用品(2) 『敷物』

こどもの創作意欲を尊重して、思う存分に絵を描かせてあげたい。
でも、家が汚れるのは、できるだけ避けたい。
そんな葛藤をしながら、こどもの隣でハラハラ見守っていませんか?

美術教室の講師歴15年 + 子育て8年生の私が、
こどもがノビノビとできて、大人のストレスも軽減できる
使ってよかった創作用品を紹介します。

今回は「敷物」です。

わたしの教室では、絵を描くときに、
画用紙の下に、
ひとまわり大きい画板を敷いて描きます。
理由はいくつかありますが、
一つは、「端まで描けるようにするため」です。

教室に来て間もない子ほど、
端まで塗らず、
はみ出さないように 慎重に描いています。

ただ、私は少しもったいなくも
感じています。

子供のうちは体、腕全体を使って、
のびのびと描きます。
紙に描くことを純粋に楽しんでいるのです。
しかも、夢中になって描いている時ほど、
画用紙からはみ出してしまします。
紙の端を意識しながら楽しむことは、
小さい子どもには難しいのです。

できるだけ、描くことに集中させてあげたい。
そして、はみ出しても、親はガッカリしない。
使い勝手のいいものはないか、
探していました。

その答えは、実家にありました。

実家の食卓には、
布製のテーブルクロスが、敷いてありました。
ある日、子どもが盛大に飲み物をこぼした時、
「よかったわぁ。
テーブルクロスが、全部吸って、床にこぼれずに済んだわ。」
と余裕の表情。

私は衝撃を受けました。

そして、「これだ!!」と思いました。
テーブルクロスは、
装飾のためや、机の汚れ防止だけでなく、
床にこぼさないための、
平たい防波堤になっていたんです。

その日以来、子どもがお絵かきを始めたら、
布製の敷物をササっと敷いてあげます。

布なので、床でも、ソファーでも、机でも、
場所に合わせて
折りたたんで合わせられます。

家の中で、創作場所を限定しなくてもいい、
自由さが気に入っています。

はみ出して絵を描いても、
専用の敷物なので、
マーカーや鉛筆の類の汚れは広がりません。
(絵具など水を使う制作は、浸透性のあるものなので注意は必要です)

↓下の写真は失敗例。
教室だから問題なかったけど、
生活スペースだったら絶叫もの。。。

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そして、この敷物は、絵を描くとき以外にも、
使えます。

この上で、おもちゃ遊びをさせれば、
片付けの時は、
敷物をもって、
ザバーっと玩具箱に流し入れる。
簡単に片付け終了です!

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