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わたしの苦手なこと

ちょこっと好きな映画の紹介します。もとい、ジェイソン・ライトマン特集ですね。

「JUNO/ジュノ」
脚本:ディアブロ・コーディ
監督:ジェイソン・ライトマン

JUNOは映画館で観たんだ。2008年の会社帰りに、一人で。
その時のアメブロ日記があったような気がして探してみたけど、記憶違いだったみたい。友達に書いた手紙だったかも。数年前までは文通してた友達がいた。観た映画、仕事であった出来事などなんてことはない日々を手紙に書いて送っていて、しばらくすると彼女からも返事が届いた。私が渡航したり戻ったりしているうちに自然消滅したけれど。この歳になっても、たまに手紙のやり取りをしている友達が、今でも一人だけいる。私は手紙が好きだ。もらうのも送るのも。絵と文字で伝えられるのは、いい。とはいえ、私の手紙は気持ちを届けるというよりも、自分の近況ばかりを日記みたいに書き殴って送り付けている感じになってしまっている。読んでくれる友達に感謝だ。

JUNOについては一切言及しないまま(笑)続いてはこちら!
「Young Adult/ヤング≒アダルト」
脚本:ディアブロ・コーディ
監督:ジェイソン・ライトマン

ライトマン監督、コーディ脚本の組み合わせは「JUNO/ジュノ」以来とのこと(Wiki)。

はじめて観たときからずっと好きで、今でも定期的に思い出しては観る映画。今が不幸すぎて過去の栄光にすがる、承認欲求おばけ。ここまでナチュラルにイタく描けるのすごい。あまりのイタさに目を覆いたくなる。半面、自分も気を付けないと、いつこうなるかわからない、とゾッとしてしまう。私もメイビスに似たメンタリティを持ち合わせていないとは言い切れない。この映画、何回も観てると(もう100回ぐらい観てるけど)色んなことに気づく。メイビスの両親も問題あるんだよな。ちゃんと娘の話聞いてあげてない。私アル中かも、って彼女がこぼしても、終始「まさか優等生のあなたが」って感じで笑ってスルー。壁の結婚写真を、もう離婚したんだからはずしてって頼んでも無視。この子、自分のイメージを一人でずっとかたくなに守りながら孤独に生きてきたんだろうな。

彼女の綺麗な白いシルクのブラウスが泣いている。ブラウスについたワインは彼女の心が割れて流血しているのを表している。女は自分の着る綺麗な服を泣かせてはいけない責任があると思う。

昔のアメブロでも感想書いてた。ちなみにこのアメブロの彼とは3年付き合っても将来が見えず、別れました。


そして忘れてはいけない、こちら!
「Celeste and Jesse Forever/セレステ&ジェシー」
脚本:ラシダ・ジョーンズ/ウィル・マコーマック
監督:リー・トランド・クリーガー


ラシダ・ジョーンズがまじで可愛い!この人の顔、好み。
これも、キャリアで成功してるイケイケなデキル女子セレステがだんだん壊れていく映画です。定職に就かず、結婚してもずっとセレステに依存してた、アーティスト希望のパートナーのジェシーが、離婚後にゆっくりと自立しはじめる。「彼を養ってた自分」がアイデンティティになっていたセレステは、だんだんと壊れていく。私がいないと生きていけないと思っていたのに、そうではなかった事実を受け入れられない。ジェシーを失いつつあることに気づき焦るセレステ。最後はすがりついて泣いて復縁を迫り、見事に振られ、仕事も大失敗。ここまで落ちるかというほどに、とことんダメになっていくセレステ。

他人は裏切る(依存していれば、対象が自立しはじめるとそれは裏切りと等しくなる)んだから、自分の幸不幸やアイデンティティを他人に預けちゃだめなんよね。とはいえ共依存って、自分の身の回りにもナチュラルに存在しているもの。私だってセレステみたいになりえる。人って助けあって、寄りかかりあって生きてるものだとも思うから。

書いてて気づいたけど、アクションやホラーなど外的状況の刺激を楽しむ系よりも、内的状況の変化を楽しむ系の映画が好きだわ。というか、それしか観ない。あとジャンルではドキュメンタリーが一番好きです。

ちなみにこの映画は、Lilly Allenの歌うテーマソングもよい。

「Up in the Air/マイレージ」
脚本:ジェイソン・ライトマン
監督:ジェイソン・ライトマン

これはなんで好きなのかな、ただ単にジェイソン・ライトマンだから好きなのかもしれない。何度も繰り返し見ちゃうやつ。ただ何も考えずぼんやり繰り返し見ちゃう映画ってないですか?

「Jeff, Who Lives at Home/ハッピーニート」
脚本&監督:ジェイ・デュプラス/マーク・デュプラス
製作:ジェイソン・ライトマン

ジェイソン・ライトマンが関わってると知らずに見てたけど、たぶん関わってるんだろうなと思って調べたらやっぱりそうだった。なんかジェイソン・ライトマン臭ってあります。当時アメブロに書いてたレビューもみつけた。レビューもなにも、私映画の感想書くの苦手で相変わらずろくな感想書いてないけど。これまたフルで観たいんだけどU-NEXTにもなかったわ。

ここまで読んでおわかりいただけたと思うが、映画のレビューを書くのが苦手だ。というか、書けない。その映画がどう良かったかとか、考察とか書くの苦手。その映画を見て感じることとかは、私だけがわかってりゃいいじゃんって思っちゃうし、私だけわかってるそれをわざわざ書き出したとしても、そんなのみんなも思ってることだよね?って思っちゃって、ならわざわざ書かなくてもいいじゃんとなる。書く意味がわからない。

そしてわたくし、映画監督の名前や俳優、ましてや脚本家の名前もなにもかも覚えられません。自分の好きな映画のタイトルもロクに把握してないから、いつもぼやっとした検索キーワードでその映画を探し求めます。たとえばですけど、メグライアンのYou've got mailだったら【映画 ハリウッド ラブコメ NY 本屋 ライバル】って感じで検索かけてヒットさせるぐらいには、何も覚えられません。メグライアンという名前も運がよければ思い出せますが、超有名人の名前もパッと思い出せないことがほとんど。

私、映画の何が好きかって、映画の中で起こる「出来事」そのものよりも、その起こった出来事に「反応」していく人々の様子を見るのが好きなんですよ。だからその演技を特に見てしまうの。そこに面白さを見出しているというか。何が起こったかというインパクトはそこまで重要じゃないというか。

なので、マイク・リーが大好きなのです。マイク・リー監督はプロットだけを俳優に渡し、出来事に「反応」していく俳優たちにカメラを向けるインプロビゼーションの手法を取っている監督で、大学時代に授業で見せられた「秘密と嘘」で開眼しました。こんな監督に見出された俳優は幸せだなと思う。「キャリアガール」は大好きすぎてテープが擦り切れるほど見た(表現が昭和)。やっぱり、生まれ変わったら俳優やりたいな(ひとりごと)。

素敵なラシダ・ジョーンズ

最近よかったのは、メグライアンの「恋人たちの予感」かな。男友達欲しいなって思った。男友達、できない人生だったな。女子高だったし、女性とのつながりが多い人生だったな。男では恋愛で失敗ばかりしてたし。この先残りの人生で男友達ってできるんだろうか。でも男友達って、彼に欲情しちゃいけないんだよね?彼とキスしたいとか思っちゃいけないわけでしょ?無理かもな。でもどうなんだろう。友達と思っていれば、そういうスイッチ入らないのかな。

今日はジェイソン・ライトマン特集でお送りしたので書いてないけど(名前覚えてないから今また名前チェックしたぐらいに覚えられない)、マコーレー・カルキンの「マイガール」は何度見ても泣けるし、ヒューグラントの「ウェールズの山」の話など、今度またゆるく映画のこと書きますね。

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