生命維持活動を続ける理由
「うちの村には、四年に一度の大きな祭りがありましてね。実は今、祭りの真っ最中で大いに盛り上がっております。選ばれし男たちが、いくつかの組に分かれて試合をし、最後まで勝ち残った組に栄誉と褒美が与えられるんですよ」
「我が村でも大きな催しの最中なのですよ。七ケ所の祭場を設けまして、一から六の祭場で順に舞を披露していくのですがね。特に美しい舞を披露したものは、七つ目の祭場でも舞えると、そういう祭りでして。舞を披露するのが氷の上というのが、他所とは違う点かと」
「氷の上で舞を! それはまた珍妙な」
「そちらさまの祭りは、どのような試合を?」
「うちの試合は、球を取り合うのですが、その時に手を使ってはならぬのです」
「手を使わずに球を奪い合う? なんと奇怪な!」
こんにちは。みおさんです。
サッカーW杯、盛り上がってますね。
まさかの(あえて言いますよ、まさかの)日本が予選リーグ1位通過とは!!
そしてぼくの愛するフィギュアスケートもグランプリシリーズの真っ最中です。グランプリファイナルに日本人がものすごい人数出場するのでみんな見てくださいね。
フィギュアスケートグランプリファイナルは、日本時間12/8(木)~12/11(日)にイタリア・トリノで開催されます。
師走でございます。
忙しいことの代名詞、年末ですよ。
会計的な締めがあるとか、商品の仕入れとか、年賀の準備とか。
ぼくはいまだに学生時代の「長期休暇だやった~」という感覚が抜けず、休みのために事前に忙しくなるのが納得いかないという感情を持て余しています。
休みなんだから、ただダラダ過ごしたいのに。
ぼくの休みの自由時間イコール原稿ですけども。
大人になると、やらなきゃいけないことだらけで楽しくないなと思いますね。
税の徴収だけならともかく、税を払うための手続きをしろとか。
引っ越しすれば住民票を動かして、各種書類の住所を全部書き換えなきゃいけなくて。
給料が振り込まれる口座と、支払いの口座が違えばお金を動かさなきゃいけない。面倒だから全部まとめようとすると、今度は口座の手続きをしなきゃいけない。
スマホを持つにもインターネットに接続するにも身分証を提示して契約しなきゃいけない。
パソコンにウィルスバスター入れなきゃいけない。
ご飯を食べないとお腹が空くし、寝ないと頭が働かない。
生きるの面倒くさいなーって、いつも思ってます。
ダルすぎて生きるのやめようとしたことも何度かあるんですけど、身体が頑健だったために今も生きています。
でも、小説書くなら生命維持活動しないといけないので、ギリギリ人間としての生活を保っている次第です。
命かけてるとか、人生をかけて傑作をとかじゃないんですよ。別に。
ただ、このダル~い人生の中で、何かやりたいことはあっただろうかと自分に問いかけた時、小説は書きたいと思ってたよね。となったんです。
子供の頃からフィクションの世界が大好きだったので。それを作ってる人には憧れていました。
どうせ他にやることないし、とりあえず書いてみるかと。
大学は二度中退して、世間一般の言う立派に生きるルートは捨てたし。金持ちになる根性もないし。恋愛は苦手で結婚も妊娠出産も予定ないし。宗教に興味はあるけど信仰に生きるつもりもないし。
他は全部どうでもいいって状態で、小説書いて、それでも人生ダルかったらやめちゃえばいいねって。
思って。書いたら、随分と楽しい。
だからぼくは自分が楽しいことが一番です。
じゃなきゃ「生きるのダルい」が勝ってしまうので。
読んだ人に楽しんでもらいたいと思うし、褒められたいし、お金も欲しいけど、ぼくが楽しくなきゃまったく意味がない。その作品になんの価値もなくなってしまう。
ぼくはぼくが楽しくなるために、他の人にも「面白かった」と言わせる。
それが目標。
まあでも、保証されてますよ、
ぼくの脳内にあるお話は絶対に面白いんです。少なくともぼくにとっては。
だから、まあ、見てなって。
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