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旅のスタイルは千差万別、そして無駄なことを楽しむ旅へ

旅はたくさんのスタイルがあります。
経験豊富なガイドさんと行くツアー。ふらっとひとり旅。綿密な計画で効率よく見て回る旅。スポーツ観戦など、自分の趣味を本場で楽しむ旅など。
どれも正解、どれも楽しい。

ここでは私の旅のスタイルについてお話ししようと思います。
少しでも同じところがあったり、そういう旅もしてみたいなあと思って貰えたら、このマガジンと相性がいいかもしれませんね!

では、ほどよくきっちり、ほどよくゆるい私の旅スタイルを紹介します。


1. 個人手配旅行

旅行は大きく分けて、パッケージツアー、手配旅行、個人手配旅行の3つ。手配旅行は自分でカスタマイズして希望通り旅行代理店に手配してもらう旅行のこと。個人手配旅行はすべての宿泊、交通手段などを自分で手配することをいいます。自由旅行とも言いますね。

私は完全に個人手配旅行です。ツアーは現地ツアーのみ利用することがあります。


2. 旅行期間は1〜2週間

約10日間前後です。短い時は5日間程度のこともありますが、できるだけ現地10日以上、全行程2週間以上になるよう目指してはいます。たまに1ヶ月程度の周遊の旅に出ることもあります。


3. 旅の装備は軽め

こう書くと、鎧とか武器みたいですね……。登山の時だけは、山とガチで戦いに行くので、本気な装備になりますが。

エズで街歩き(フランス)
スーツケースは坂道と石畳に弱いので、バックパックが便利

基本は身軽に。車輪のついたスーツケースは都市滞在型のみで、ほとんど使いません。両手がフリーになるバックパックスタイルです。しかしバックパッカーとは少し違い、小さめの鞄で、ないものは現地で買うくらいのゆるさです。


4. 旅の目的は歩くこと

メイン
食事、街歩き、人と話す、風俗・宗教を知る、寺院や遺跡巡り、絵を描く、読書

時にはメインに
ダイビング、トレッキング、観劇、ライブをする、美術館巡り、映像素材撮影

苦手なこと・あまりやらないこと
買い物、スポーツ観戦、スナップ写真


5. 選択肢が多いことを良しとする

飛行機に乗るときはLCC(格安航空会社)も使うし、レガシーキャリア(フルサービスの航空会社)のビジネスやスイートにも乗ります。
ホテルは、他の人と同部屋のドミトリーも、ゲストハウスも、リゾートや5つ星ホテルも泊まります。

なんでも食べます。どこでも食べます。屋台も大衆食堂もOK。ファーストフードも町の食堂も、ホテルの高級レストランも行きます。個人宅で食事をご馳走になることもあります。

どれも選べるなんて、なんて贅沢!

学生のときはもちろんお金がなくて、屋台でご飯を食べ、安宿しか泊まれませんでした。それもとても楽しかった。
そして今、お金があっても自分の選択として安宿や屋台も選べることが、とても贅沢なことだと思っています。


6. 行きと帰りは違う道を(イスラームの教え)

お気に入りの国や町で、いつものホテルに毎年泊まるのも素敵だと思いますが、わたしはできるだけ違うホテル、違う国に行きたい。そして行きと帰りは違う交通期間を使ったり、違うルートを通って、見るもの触れるものを倍にしたいと思っています。

宿もできれば全て予約せず、予定を変更しながら好きなだけ滞在したり、飛び込んだホテルに泊まるのが理想です。
完全に自由!とならないのは、旅程が短いので仕方ないですね。


7. 原則として1回1国、できるだけ地元の公共交通を使う

たくさんの国を周遊するより、1つの国に絞って回ります。バンコクやニューヨークなどの大都市の場合は滞在型にすることもありますが、基本はバスや鉄道を乗り継いで、よちよちと町を繋いで周ります。

ナガルコット(ネパール)
バスは1日2本しかないのに、乗り過ごしていいの?

両替の煩わしさが減りますし、言葉や習慣も覚えやすい。歴史や風俗・文化を知るためにも、じっくり同じ国を見て回りたいのです。


個人旅行の良いところは、無駄がたくさんあるところ。適度にハプニングもあり、思いもよらない出会いもある。その分、疲れるし、毎回タクシーの運転手と喧嘩はするし、下手したらツアーよりお金も余分にかかることもある。決して効率よく旅しているわけではありません。

でも、その無駄を楽しむためにこそ、旅をしているのかなと思います。
わざわざお金かけて他の国に行って、迷ったり失敗したりするのが面白い。
自分が、何も分からない、何もできない人になるのが、楽しくて可笑しくてたまらないのです。

英語監修:富田梨恵

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